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栃木県北部から山川海日記

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2011.01.30
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雲竜渓谷へ行って来ました!

昨日、旦那が山スキーで肉離れを起こしたばかり。松葉杖をついて歩いてるので、今日の雲竜渓谷は止めようかと思いました。でも旦那が『約束したんだから行っといで。』と言ってくれたので、行って来ました。

実は雲竜渓谷は、yosiさんのブログhttp://nasu240.blog103.fc2.com/blog-entry-475.htmlを見て急に行きたくなったんです。急遽Rieさんを誘いました。友達を誘ってからなんですが、詳しい事は誘ってから調べました。スノーシューで行くつもりで誘いましたが、何だかアイゼンがいるみたい!? えっ、軽アイゼンしか持ってな~いなためさんに相談したらRieさんの分まで貸して下さいました!

Romiは前日の旦那の怪我で相当気疲れていました。とにかく寝て回復しなくっちゃ!な状態。寝不足で不注意だと初めてのアイゼンで転びそうです。でも準備がまだっ。旦那を救急病院に連れて行った後、アイゼンを借りになため邸へ。アイゼンの履き方・調整の仕方と、雲竜渓谷のコース取りなどお聞きしました。なためさん、ありがとうございます寝る時間を捻り出すのに夕飯は買い弁しました。そしてRieさんを22時半に駅に迎えに行く前に1時間ほど仮眠。仮眠前にSさんから電話があり、一緒に来てくれることになりました。Sさん、3~4年前から行ってみたかったけど、まだ行った事が無かったそうです。

雲竜軌跡.JPGSさんも疲れていたのか日光に9時集合にしようと言ってました。でもRomiは歩くのが遅いし、ゆっくり氷爆を見たいし、急ぐと初めてのアイゼンでコケそうなので8時半集合にしてもらいました。これなら7時に起きても日光のコンビニで朝ごはん出来ます。

日光のコンビニ集合。Sさん疲れた顔で登場しました。Romiもそんな顔だったんだろうなぁ。集合後、コンビニでお昼を買って、有料駐車場へSさんの車を停めました。雲竜渓谷は駐車スペースが狭いそうなので、小さいRomiの車で向かいました。出発が遅いので車は一杯でした。ゲートから20分位手前に停めて歩き出しました。ゲート通過は10時でした。

洞門岩までは除雪されたアスファルトで山靴で大丈夫でした。こんなにゆっくり出発する人はいないかと思っていましたが、私達を含めて3組位のグループが抜きつ抜かれつ歩いていました。洞門岩では休憩中の人達が多数お昼中。もう帰る人達かな?私達はここでアイゼンを付けて稲荷川へ降りました。11時半でした。

今日は岳人やNHKニュースに雲竜渓谷が出た後なので、大変な人出が予想されました。でも出発が遅かったので、大変な人出に踏みしめられた立派な圧雪路が出来あがっていました。Topの人は膝下位のラッセルだったでしょう。これなら道を間違えるはずがありません。沢山のこれから帰る人達とすれ違いながら進みました。

110130_122314.JPGところがお昼頃だったでしょうか?私達と反対側から来た5人位のグループのリーダーらしい人が『道を間違えた。枝沢に入ってしまったらしい。ここは砂防ダムで行き止まりだった。』と言います。

「えっ、えーっ」地図を見ると確かに短い枝沢があります。出発が遅かった私達は引返して、進み直す時間がありません。

私達、もう友知らずにも着けないってこと?』と、Rieさん。

110130_123602.JPG引返して来たグループのリーダーらしき人が『すぐそこにも氷の滝があるよ。』と言います。見に行きました。滝の裏をのぞいたりしてたら、奥にまだ氷爆がありました。それも見に行きました。どうせ時間ならあるんだしぃ。。。もっと奥には大きな砂防ダム。確かに行き止まりです。もう踏み跡もありません。狭い沢の中を沢音が虚しく響き渡ります。

いつこんな所に入っちゃったんだろう?

Sさんの提案でお昼ご飯を食べる事にしました。Sさんが指さす、日の当る崖の下が暖かかったです。お昼を食べて一息つき、地図を見なおしました。枝沢があるのは、洞門岩から稲荷川へ降りてすぐです。う~ん。でも、私達、もっと長い間、帰ってくるグループとすれ違いながら歩いてきました。

「そうだ!Romi、GPS持ってたんだった!」GPSの小さい画面で現在地を確認するのが苦手なRomiはSさんにGPSを渡しました。狭い渓谷の中だと電波の精度が悪いのか、軌跡はグチャグチャですが、大丈夫っ。枝沢には入っていませんっ!! ちょっと戻れば、正しい道に出るかもっ!?ですっ。ふと見上げると、目の前の崖の上から人が降りて行きましたっっ!あれだーっ時間を見ると13時。友知らず、行けるかもっ!

崖を登ると、ちょっと広くて平らな所に出ました。大勢、休憩していますっ
「友知らずは、まだ遠いですか?」そこに居た人に聞いてみました。
『もう、そこに見えるよ。』ヾ(>▽<)o

展望台みたいになっている所から、見下ろすと、ありました~~っ!
友知らずが見えます~っ!!
佐110130_132441_0.JPGいそいそと河原へ降りました。「間違ってたと言ってたグループは、あのまま引き返しちゃったのかなぁ。」と心配してたら、河原ですれ違いました。私達がお弁当を食べてる時、人が降りて来た崖の上から『こっちだぞ~!』って叫んでくれたそうです。でも沢音で声が届かなかったみたい。お互いにちゃんと来れて良かったですっ。グループのリーダーは入れ替わっていました(^^;

そして、着きました!
友知らずですっ!

本物はデカイっ!奥にも氷漠が続いています!110130_133452.JPG

佐110130_133556_0.JPG 110130_135250.JPG

110130_135137.JPG 落ちてきたら大変。

もっと奥にも滝が見えるよっ!
佐110130_133858_0.JPG

しかも人が登ってる~っ!
110130_135018.JPG

時間は大丈夫そうだから進んでみました!14時到着。訓練中?
110130_141211.JPG

110130_141221.JPGありえない所に人が居ます~ぅ!!
しばし見学。

なためさんのブログでビルの窓掃除の人がザイルでビルに下がっている写真を見た時は、ちょっとあこがれました。でも何でだろう?この氷の滝に登ってるのは、見てても怖くて、やりたくならなかったです。

唐突に、一緒に見上げていた男女の会話が耳に入ってきました。
『山ガールって見ないねぇ?』

見ると、可愛らしいお嬢さんです。
Romi「お姉さんは、山ガールじゃないんですか?」
お嬢さん『違います~ぅ。』
お兄さん『僕も見たいけど見たこと無いんですよ~』
Rie『高尾山に居るよ~!』
3人『やっぱり高尾山かぁ~。

なんの会話してるんだか(^^ゞ。帰って旦那に話したら、『アイゼンで見に行く滝に、山ガールが居るかっ!』ですって。ごもっともです。

110130_155007.JPG10分ほど見学して、帰り始めました。Sさんは洞門岩でアイゼンを脱ぎ、私とRieさんはアスファルトが出る直前まで履いていました。2人とも初めてのアイゼンは下りが全く滑らず安心でした。凍ってるのにむしろ下りの方が楽なくら~いっ♪

途中、青空と白い山々が綺麗でした。ともすると、のんびりになるRomiとRieを先導して、Sさんがスタスタ歩きます。ゲートに16時着でした。そこから車まで15分の下り。

身体が冷え切っていたのでブロ友のブログで良く見かける”明治の館”へ初めて行ってみました。寒そうな私達を暖炉の前の席に案内してくれました。カプチーノが美味しくてとても温まりましたー。

楽しい一日でしたっ!

アイゼンがあるだけで、こんなに世界が広がるなんて。。。
アイゼンが欲しくなってしまいました!なためさん、ありがとうございましたっ♪






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Last updated  2011.02.09 22:57:43
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