NOVELS ROOM

（はぁ・・・ビックリした・・・）
（慌ててここまで来たけど、余計にここがどこなのか分からなくなっちゃった・・・）
（でも、声が出なくても、会話が出来る事がわかった！）
（・・・何言ってるんだろう、さっきのアンテナって人が優しかったから何とかなったんだよねー・・・）
可愛い男の子はっけーん！
（だ、誰？！）
あ、ごめん・・・びっくりさせちゃったね。
私はライラ、あなたは？
（・・・ミリックです！・・・あ、やっぱり声出ないとダメだ・・・）
・・・？（声が出ないのかな？）
どうしたんですか、ライラさん。
れっつゎん！！
どこから聞いたんですかそのあだ名・・・
じゃなくて・・・この少年は？
えっと・・・多分だけど、声が出ない子なの。
（わかってくれた！）
声が出ない？そういう病気かなにかですか？
病気と決めつけちゃダメだよ。きっと何かあるんだよ。
レイン・・・あなたはいつも神出鬼没ですね。
それはヒーローにとって同じことさ！ね？ライラちゃん！
そう！でも、悪の組織の方が神出鬼没！どこから現れて人々を襲うのかがわからない！
でも、それに立ち向かうのがヒーローなのよ！！
さーっすが！ヒーロー談義できる人いるとホント助かるよー！
ライラさん、レイン、今はそういう状態ですか？
あ、ごめん。
つい・・・。
しかし、言葉が話せないのは厄介ですね・・・書くことはできますか？
（うぅん・・・）
首を横に振ってるよ？
ダメでしたか・・・返答はイエスかノーってことだけですね、今現在は。
どうしたらいいのかな？
ギガアメ食っときゃなんとかなるだろ！
（なんか怖い人きた・・・！）
ロゼオ・・・あなたが突然出てきたから、この子怯えてますよ。
お！悪ぃ！俺様死神なんでな！
（え、そうなの？・・・ぼくも死神なんだけど・・・）
あら、ロゼオ君！私だって死神よ？
マジメガ見えねーんだけど・・・。
よく言われる。
で、この子どうするんだい？
（ひぃいいい！！もっと怖いの来た！！！）
師匠！！あなたが一番怖いんですから突然出てこないでください！！
えぇ！？俺どこも怖くなくない？！
デカくて、顔の見えないおっさんなんて、怖いの象徴じゃないか！
ギガでかすぎて怯えるよな！
お前らなぁ！！！
言い合っている場合？！びっくりしすぎて、あの子どっかいっちゃったわよ！？
あなたのせいですよ、師匠！
えぇ！？俺だけの責任？！
早く、後を追いま・・・あれ？
やぁ、れっつゎん！さっきこっちに小さい男の子来なかった？
あだ名呼びに突っ込みたいですがそれどころではないですね・・・。
男の子なら来ましたが、シーク師匠のせいでまたどこかに行ってしまいました。
だからそれ俺だけのせいじゃなくね？
なるほど、どデカイ存在に恐怖を覚え、逃げるという数式が成り立ったため、今ここにいないのですね。
もういいよそれで・・・。
後を追いたいところですが、どこに行ったのかさっぱりで・・・。
足止めってことか・・・。
ちゃんと追いかけないからいけないのですよクズ。
いや、ボスだからねｗｗｗいい加減にしろよｗｗｗｗ
よし、自分が上手く探知して。
なんだこの龍ｗｗｗｗｗ突然出てきたｗｗｗｗｗ
自分はいつだってみんなの隣にいるんだ、みんなが気づかないだけで。
で、改めて言うが、ここに住まわせてもらってる白龍だ。イマイチ性格が掴めない喋り方で申し訳ない。
謝るところはそこなんだ。
で、探知能力はあるのですか？
正直、自分に触れるだけで体力や傷なんかを快復させる能力しか持ち合わせてなくて。
じゃ、なんで探知するとかなんとか言ったの・・・頼りない。
今のところいるだけ損ですか。
やめて。
まぁまぁ、白龍君いじめしないでさ、みんなで探しましょ！
きっと、ここに住んでるみんな探してると思うし！
フォローありがたい。
そうですね。手分けして探しましょう。
よし、頑張るぞ！
意気込んだ顔も真顔か。
その話はまた今度にしてくれ！！


★続く。