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2016.08.27
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管理人(とぼけ2) 無尽の鎖の最終話後の、プラノズさんが来なかった時代になったラルドとウランの事を考えたけど思いのほかエンドがつかないのでとりあえず書いてみる。
ラルド(困4・ジト目).jpg いや、なんだそれは・・・。


※※※※※


時はプラノズがこなかった時代の、ラルド5歳の時だ。
突然、頭に何かが浮かび「掛け替えのない誰かが常に隣にいた気がする」と言い出す。
その人物はどんな子かわからないが、ラルドの出身国、スウェーデンの隣国、フィンランドにいるらしい。
フィンランドのどこにいるのかわからないが、ラルドが言う人物はそこでひとりぼっちだという。
その子を見つけて、家族として迎えてあげたいと、5歳児なのに口も達者でそう言った。
(口が達者なのは、父親がいろいろ言葉を教えていたから)

父親は、仕事先に長期休暇を頼み、ラルドとともにフィンランドへ出向いた。
初めて訪れるフィンランドの地。行き先なんてわからないけれど、ラルドは何かを感じとり、父親を振り回すようにその人物のもとへ歩き出した。
一応、移動手段としてバスにも乗った。
着いたところは、身寄りのない子供たちがあずけられている養護施設だった。
この養護施設は、養子として子供を引き取ることも可能だと書いてあった。
ラルドは、養護施設の受付さんの話も聞かず、中には入り迷わず自分が探している人物へとたどり着いた。
目の前にいるのは、同じ年頃の男の子。髪が赤毛で少々女の子っぽい顔はしていたのだが、ラルドは男の子だと見抜いた。

「見つけた!君だよ!」

言い放ったラルドに、何か小難しそうな本を読んでいた赤毛の少年は、無言で睨みつけた。
施設の長が言うには、生まれたときにここに連れてこられたのだが、親は受付も通さず置き去りにしていったのだという。
唯一分かったのは、親の苗字が「ブラスト」だったこと。それ以外は何もわからなかった。
施設の長は、とにかくこの子を受け取った事にして、育てることにした。
名前は思いつきで「ウラン」と名付けたそうだ。

ウランは特に病気もせずすくすくと育っていった。
本が大好きで、気になるものは片っ端から読みあさっていった。
3歳ぐらいで、なんとか言葉を話せる程度になり、もっと言葉を知りたいと、もっといろんなことが知りたいと、いろいろな本に手をつけた。
今じゃ、施設の本はすべて暗記できているほど読みあさっている。
何度読んでも飽きないぐらい本が好きだそうだ。
だが、唯一ウランの悪い癖というか・・・周りの子供達と、仲良くしようとはしなかった。
周りの人間は嫌い。本だけが自分を裏切らない。だからいつでも本を読んでいる。
故に、言葉を話すことはできるが、コミュニケーション能力がなかったのだ。
要するに、気難しい男の子だった。

睨まれたラルドは怯えもせず、ウランに興味津々。
すぐ父親に、この子を家族として迎えたいといった。
ただ、ウランの選択も聞かなければ、養子として迎える条件として、一方的に決断するのはよくないと思い、父親はラルドにウランと遊ぶよう促した。
しかし、ウランはそっぽを向くばかりで会話すらしてくれない。
今日連れて帰ることは難しいようだ。
日も落ちてきたしまた明日にしようと、父親はラルドを連れてホテルに泊まった。
次の日も、また次の日もアプローチをかけたが、ウランにイライラが募るばかりだった。
そして5日目の日にウランのイライラが爆発してしまった。

「お前ら鬱陶しいんだよ!ボクを家族に迎える!?ふざけるな!!ボクはお前ら人間なんか大嫌いなんだよ!!人を平気で裏切る人間なんかね!!本だけがボクの味方をしてくれる!!本はボクを裏切らない!!出て行けよ!!何度来たって、ボクはお前らの家族になるなんてごめんだ!!家族なんて鬱陶しい!!!そもそもここの施設に居るだけでも寒気がするよ!!まぁ、本が読めるからそこは妥協してやってるんだけどさ!!とにかく、もうここには来るな!!!」

5歳ではありえないぐらいの流暢な言葉で言い放ち、ウランは奥の部屋へ行ってしまった。
ラルドの父親は聞いた。どうしてここまで周りの人を嫌うのかを。

施設の長はこうなってしまう原因を話した。
2年前、ウランがまだ3歳のころ、施設の仲間たちと散歩に出かけるために、外に出た時だった。
偶然にも、ウランの実の父親とであってしまったのだ。
ウランの父親は、言った。

「生まれたとき、脳に障害を持っていたから、言葉もろくに話せないと医師に言われてここに捨ててきたが、その赤毛、あの時捨てた俺の子供か。よく成長したもんだ。どうだ?言葉は覚えたか?話せないだろうな。お前は脳に障害があって話せるわけがないんだからな。この失敗作め。出来損ないをここに捨ててよかったよ」

本を読みあさり、いろんな言葉を覚えたウランにはわかった。
自分に向けられた言葉の暴力。生まれてすぐに捨てられた理由が、どんどん胸に突き刺さってきた。
まず、自分は脳に障害を持っていたこと。そんなの本を読みあさっていたからわからなかった。
そして、失敗作だと言われたこと。だったら何故自分をつくったのだ。
出来損ないとまで言われ、ウランの心に深い傷が刻まれていった。
それからずっと、ウランは本を読みあさることをやめず、脳の障害をいともせず、どんどん言葉を覚えていった。
最近は、知識さえも覚え始めたのだとか。

これは、心を開くには時間がかかるだろうと思われた。
だが、ラルドは諦めなかった。
6日目、また施設にやってきた。
当然ウランは、昨日怒りをぶつけたのに、なぜまた来やがったんだという心境だ。
ラルドは、ウランよりは劣るがそれでも5歳児とは思えない言葉を、ウランに投げかけた。

「昨日、君の事聞いた。ひどいお父さんだと思う。でも、人間そんな人ばかりじゃないんだ。君はまだ世界を知らない。だから怖いんでしょ?人と関わることや、家族になることが。人は裏切る。生きていく中で、誰もがやってしまうだろうって、ぼくのお父さんは言ってた。でも、ぼくのお父さんは君のような人じゃないよ。どんな人でも受け入れる、素晴らしい人なんだ。安心してよ。絶対に、君のことは裏切らないから。ぼくだって、ずっと君のそばにいるし、絶対に裏切らないよ。だから、ぼくらと一緒に住もう?」

深く傷ついたウランの心には全く響かなかった。
でも、ラルドの優しい顔と、何か惹かれるような暖かな声に、ウランの心は揺らいだ。
少々顔を赤らめて、そっぽを向いた。

「わかった。だけど条件がある」

ぼそっとつぶやいたウランの条件はこうだ。家族になってやってもいい。だが、もっと本を読ませろ。
ここの本は飽きたわけではないが、新しいことを知りたいし、世界を知らないから、お前らの家に連れて行け。
定期的に図書館に連れて行くこと。この施設は、図書館まで距離があってなかなか行くこともできなかったからだ。
そして、勉強ができる机も欲しい。あとは、もう居座りたくないと思ったらこの施設にすぐに帰る。
それを了承してくれれば家族になってやる。ウランはそう条件を出した。
そんな簡単な条件なら、お安い御用だと父親とラルドは光の速さで承諾した。
「もっと難しい条件出せば良かった」とウランは思っていたようだが、その言葉は口にしなかった。
そして、手続きをして、晴れてウランは、ラルドと家族になれたのだった。


※※※※※


ラルド(困4・ジト目).jpg 長い長い。なんだこれは。
ウラン(話) いやぁ、ボクが本好きになるなんて驚きだね・・・。
管理人(とぼけ2) お風呂に入って、体とか頭とか洗いながら1時間考えたんだぞーまだ続きあるんだぞコラー。
ラルド(困3・ジト目).jpg 書くのも遅いし・・・もうメモ帳に入れておけ・・・。
ウラン(呆2) っていうかボクの家計ひどいよね?いや、能力あってもこんな感じだけどさ。
管理人(とぼけ2) ウランが施設入りなのは最初から決めてたことですので許してください。
ウラン(呆2) いや、そっちでなくてね?
ラルド(困4・ジト目).jpg 上手く濁したつもりだろうが、全く濁してないからな?
管理人(とぼけ2) な、なんのことかなー。
ラルド(困2).jpg だめだこいつ早く何とかしないと。


★まだ続きはあるんですよ!!!
まとめたらまた書くよ!!





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Last updated  2017.07.07 17:26:30
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