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テーマ:最近読んだ本(824)
カテゴリ:お薦め本
「生まれる前の記憶を持つ子供」や「魂でもいいからそばにいて」など最近は不思議な魂や前世の世界の話に縁がある。
「月の満ち欠け」も直木賞とかで話題の本だったので、図書館に申し込んでいたら2か月かかって手元に届いた。 冒頭は還暦近い中高年の男とこましゃくれた7歳の少女と母親の出会いから描かれる。 よく意味が飲み込めないまま、ストーリーは展開する。 この少女の記憶には男の亡くなった娘の魂が宿っている? 男の娘もこの娘も、もっと以前の27歳の人妻の魂が受け継がれているのか? そして、この少女は4代目なのか? 大フアンだった内田康夫さんが亡くなって、宮部みゆきさんの本に少々疲れて、 新しい読み応えある作品を探して、とりあえず話題作を図書館に申し込んでみる。 ストーリーを知らないまま、直木賞や新聞で紹介された話題作を読んでみるが、 なかなか次作が買いたくなる作家には出会わない。 芥川賞や直木賞作家の作品は読後感が良いとは言えない。 やりきれなさや、虚しさ、悲しみは苦手。 面白い小説や作家を探す中で、 最近は「魂」や「前世」の作品が心に残るのは 身勝手な殺人鬼の犠牲になった人たちの無念さに心が痛むせいかもしれない。 魂となって又、地上に生を受けなければ、あまりにも理不尽すぎる。 月の満ち欠け [ 佐藤正午 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.17 20:55:02
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