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カテゴリ:お薦め本
信長の正室の濃姫は中高年以降はあまり語られることがない。
斉藤道山の娘で明智光秀の従妹、信長の天下取りの美濃地方を掌握するのには大きな役割をなしていた。 この物語は美貌の濃姫が30代半ばで疱瘡を患い、痘痕が顔に残ったため、表舞台に立たなかったが、信長の正室として天下統一に大きな役割を果たしていた濃姫こと帰蝶(きちょう)を主人公にした物語。 本日から始まるNHK大河ドラマでは帰蝶の役が変更になって放送開始が遅れたとのことで、大河ドラマでも大きな存在としてとらえられて、中年以降の生き方がどう描かれるか楽しみです。 戦国時代の天下取りの物語は殺したり殺されたりで、血なまぐさくて読んでいてつらいのですが、 女性が主人公だと人と人との縁が物語を進行させていて読みごたえがあります。 明智光秀に信長を討たせたのは誰か?その発想に納得です。 帰蝶 [ 諸田玲子 ] このところ諸田玲子氏の作品はかなり読んでいて、江戸時代の下級武士や庶民たちの物語は面白くて、もう病みつき状態。歴史観も面白くて、諸田さんの作品はあと少しでよみつきそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.01.19 13:09:16
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