八木澤式・車速感応ドアロック
※※このページを参考に自車を改造される場合は、あくまでも自己責任でお願いします。改造の結果、不具合が生じたとしても当方は責任を負いかねますのでご了解ください!※※ ![]() ↑車速感応ドアロック・DLU03(出所:八木澤氏のホームページ) 走り出した車の速度が約10km/hになると自動的に集中ロック。 車を止めてパーキングブレーキをかけると、 自動的に集中アンロック(ロック解除)。 試したことはないのですが、 エンストをしたときもアンロックになる。 知る人ぞ知る八木澤氏のオリジナル 「八木澤式・車速感応ドアロック(DLU03)」です。 前モデルのVOXYから、2007年6月式のモデルに移植を試みました。 配線の概念図は以下のとおりとなります。 ![]() 各コネクタの配置図は以下のとおりです。 (出所:八木澤氏のホームページ) ![]() <図をクリックすると、拡大図が表示できます> DLU03から橙と黄の線は2本ずつ出ていますが、 どちらを使用してもかまいません。 それぞれの片方の線は使用しませんので、 そのままの状態にしておきます。 誤って被覆を剥いてしまった場合は、ビニルテープを巻いて絶縁しておきましょう。 ◆マスタースイッチの加工前モデルと異なり、2007年6月移行のモデルは、 キーの綴じ込み防止回路が邪魔をして、 DLU03本来の機能が働きません。 これを回避するためには、マスタースイッチの加工が必要です。 まずは運転席ドアにあるマスタースイッチをはずします。 ![]() エッジの部分をつかんで上方へ引き出すと、 数か所のツメがはずれます。 ![]() 裏側につながっている2か所のコネクタをはずすと、 マスタースイッチは完全に脱着できます。 ![]() マスタースイッチ本体からカバーをはずすのですが、 これがツメが堅くてなかなかはずれません(^^;;; 誤ってスイッチの筐体を割らないよう、 根気よくツメをはずしてください。 私の場合は、数本のマイナスドライバを数か所のすき間に差し込み、 やや無理やりすき間を作ってはずしました。 これ以降、マスタースイッチの加工方法は、 八木澤氏のホームページに紹介されていますので省略します。 なお、かなり複雑なプリント基板上で半田付けをすることになりますので、 自信のない方は、プロの手にゆだねた方が無難です。 八木澤氏にご相談いただくと、若干の手数料で加工を施してくれるそうなので、ご参考までに。 で、加工完了です。 ![]() ◆H80・H77コネクタを取り出すインパネ周りの内装はけっこう複雑怪奇です(^^;;; まずはセンタークラスターを取り去ります。 ![]() シフトがN位置でないとはずせませんので、 いったんエンジンをかけてシフトをPからNに移動させておきます。 ![]() シフトノブを回転させてはずします。 続いて上の図の△(点線)に示されている19か所のツメをはずし、センタークラスターを取り去ります。 ![]() センタークラスターに接続されているハーネスのコネクタ(下写真赤枠)をはずします。 ![]() 続いてインストルメントパネル部をはずします。 まずはモバイルボックスをはずすのですが、 突っ込んだ手をボックスに押しつけて上方向に滑らすと、 あっけなくツメがはずれてくれます。 ![]() 続いて、ボックスの裏側に接続されているコネクタ(下写真赤枠)をはずします。 ![]() インストルメントパネルの上部、コンビネーションメータの上に2か所、留め具がはまっていますので、 これをはずします(これをはずさないとインストルメントパネルははずれません)。 ![]() ![]() ようやく、インパネをはずします。 両脇をつかんで一気に手前に引きます。 ![]() 数限りないツメがありまして、それらをはずすと脱着完了です。 ![]() 続いてコンビネーションメータをはずします。 下の写真のように4か所にビスがありますので、それらをはずします。 ![]() ![]() なお右上のビスは、かなり奥まった場所にありますので、 誤って下に落とさないよう注意を払ってはずしてください。 ビスを取り去ったら、コンビネーションメータを取り出します。 下の写真の赤枠部分が、めざすH80コネクタです。 ![]() そして、ようやくH80コネクタが顔を出しました♪ ![]() 分岐コネクタを使って、配線図どおりに結線していきます。 H80コネクタには、都合4本の線をつなぎます。 ![]() 続いて、通常はナビ・オーディオシステムに接続されている H77コネクタも顔を出していますので、こちらも結線します。 ![]() ![]() ◆配線の延長H80とH77につながる配線が圧倒的に多いことから、 DLU03本体はH80コネクタ下のすき間に設置することとしました。 (下写真の赤枠部分の下にDLU30が格納されています) ![]() しかしそうなると、LH1コネクタとマスタースイッチにつながる 黄・緑・青線の長さが全然足りません。 したがってこの3本は、ギボシ接続にて延長します。 延長した結果、黄は運転席右下のカウルサイドトリム内に 格納されているLH1コネクタの10番ピンに接続します。 ![]() (写真を撮るのを失念しました。ごめんなさい) ◆フロントドア内張り剥がしとロック・アンロック線接続いよいよ作業も佳境に入ってきました。 次はマスタースイッチに半田付けしたロック・アンロック線と、 延長した緑・青線を接続する工程です。 まずはドア内張りを剥がす必要があります。 ![]() 上図の赤矢印のように、ビスが2か所存在しているので注意してください。 私は、ドアレバー部分にビスが存在しているのに気づかず、 無理やり内張りを剥がしたために、 ドアレバー付近の樹脂を割ってしまいました(T.T) ↓こんなことにならないよう、ご注意あれ! ![]() さて内張りを剥がした後は、青線・緑線を車内取り回してきます。 運転席右下の「カウルトリムボックス」を取り外すと、 ここからドアに向かってワイヤの束が這わされています。 外から見ると下の写真のように蛇腹状のモールがありますが、 この中にワイヤーが通されているのです。 ![]() この中に青線と緑線を通します。 まずは蛇腹のモールを取り外します。 ボディ側ははめ込み式になっているので ゴム製のモールをねじ曲げると簡単にはずれます。 ドア側はボルト(下写真参照)を取り去ってはずします。 ![]() ドア側の留め金に巻かれてある黒いシールテープを全部取り去ります。 下の写真はシールテープを取り去ったところです(赤枠内にシールテープが巻かれていました)。 ![]() 金属蓋にツメで留められていた白い樹脂製のモールをはずします。 するとワイヤーの這わされている入り口が大きく広がり、 ボディからのワイヤー類を通すためのルートが確保できます。 ![]() 針金等を使って、ボディから蛇腹状のワイヤモールを這わし、 最終的にはドア側の樹脂製モールまで青線と緑線を通します。 ![]() マスタースイッチに接続するコネクタの配線にそって、 青線と緑線を這わし、マスタースイッチから出した青線・緑線と ギボシ接続します。 ということで、これにて作業完了! 動作確認した結果、本来の機能が遺憾なく発揮され、実に良い気分です。 ジャンル別一覧
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