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先日、NHKスペシャルで「永ちゃん 俺たちはもう一度走れるだろうか」というドキュメントを放送していた。
永ちゃんこと矢沢永吉。僕が高校の頃にブレイクをしたっけ。 僕自身は「ロックンロール」が今ひとつ馴染めず、特にどうとも思わなかったが、 僕と同世代の多くの人たちが、永ちゃんの音楽、永ちゃんの生き様に心酔した。 実はその永ちゃんがもう56歳になった、というのをびっくりして受け止めた。 確かに高校生の頃に矢沢永吉というミュージシャンを知った自分自身が、 今や不惑の年になったわけだから、当然といえば当然だけど、 やっぱり感慨深い。 で、番組で出てくるライブの観客にも白髪交じりや既に頭の寂しくなった人たちが目立った。 僕と同世代の人たちだから無理もないが。 いまだに永ちゃんのライブでタオルを投げてノリノリの40~50代。 彼らは永ちゃんの生き方に、単なる「ミュージシャン」以上のものを感じているらしい。 いわば「人生の師」としてのロイヤルティを持っている。 アーチストは違うが、僕の好きな小田和正も似たようなところがある。 彼の作る曲は、以前の「恋だの」「愛だの」から 「高度成長期の生き様」「そして今の生き方」と、よりメッセージ性が強くなった。 今の30代以下の人たちには分からない感覚かも知れない。 僕が20代の頃、矢沢永吉も小田和正もそのうち寄る年波には勝てず、 活動もフェードアウトしていって、いつの間にか忘れ去られるだろう、と思っていた。 ところが、どうしたことだ。現実は忘れ去られるどころか、むしろノリに乗っているではないか。 こんな現象はついぞ予測できなかった。 オヤジたちがプロで活躍する時代。 永ちゃんもオダカズも永遠であれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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