2012/05/24(木)23:07
そういえば昔は○○○だった<2>
一般的な道路地図では、
道路の種類が1つのルールで色分けされています。
すなわち国道は赤、
主要地方道は緑、
一般的な都道府県道は黄(橙)。
この色分けは昔から変わっていません。
しかしそんな中でも変遷はあります。
僕が小学校低学年だった今から約40年前の道路地図では、
赤・緑・黄にそれぞれ濃色と淡色の2種類が定義されていました。
凡例を見ると、淡色は『未舗装』という意味が書かれています。
濃色は舗装道路、淡色は未舗装のダートな道。
今から40年前は、都道府県道はおろか、
国道ですらダートな砂利道の区間があったんです。
まだまだ道路が発展途上の時代でした。
僕の父親の郷里である京都府の丹後へ車で向かうときも、
ダートコースはありました。
大阪の池田から京都の亀岡までを結ぶ通称『摂丹街道』。
今は国道となっているこの道路も、当時は主要地方道でしたが
未舗装の区間がありました。
ダート区間に入ると車は右に左に、上に下にと大揺れで、
運転する方も乗車する方も大変でした。
昭和も下って50年代に入ると、
どんなにマイナーな道路でも舗装されていることが
当たり前となり、今に至っています。
あの頃は、未舗装区間に差し掛かると、
車酔いばかりしていた僕はかなり憂鬱でしたが、
それでも今にしてみれば、とても懐かしい光景です。
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