こんぱすコーチの全方位日記

2012/06/27(水)21:09

釈然としないサイドビジネス容認

会社員やってます(224)

知り合いが「自分の勤務先は副業を認めてくれないので、 隠れてサイドビジネスをやらざるを得ない」と嘆いていました。 僕の勤務先はというと、先日回覧があって 「あらかじめ許可を得て副業を行う場合は就業規則に反しない」 という文言が明記されていました。 以前からここにも書いているように、 僕は複数のWebサイトをデザインし、運営していたりします。 大半はボランティアですが、中には「費用を支払うから」ということで 依頼されている案件もあります。 それでも年間でたかだか10数万円ですから、 小遣いにもならないわけですが…。 わざわざ申告する必要あるかな? と思いつつも、その回覧には 『無断で事業を営んだ場合は懲戒基準に抵触する』 と穏やかならざることが書かれてあったので、 念のため会社に相談したところ、 「一応、申請書を出しておいてください」と言われ、 その後、申請書を提出し決裁を受けました。 晴れて、堂々とサイドビジネスができる身分となりました。 そういう経緯を冒頭の知り合いに告げると 「へぇ、まさやんの会社って理解あるわねぇ! 羨ましい!」と。 ……うーん、「理解がある」…? ちょっと違うかなぁ(^_^; もともと僕の勤務先も、以前は副業に関して厳しかった印象があるんです。 「副業をしたら本業がおろそかになる」という理屈。 就業規則上で「無断で行ってはならない」と表現してあるのは、 「よほどの事情があるならともかく、事実上、副業を営んではならない」 という意だったはず。 それが今になって、「無断で行ってはならない」というのは、 「許可を得ればやってもよろしい」と読み替えられる、という解釈が 回覧で示されているのは、何だか釈然としません。 結局、「会社の景気が芳しくない現状、ベースアップはおろか、 現状の給与水準を維持するのも今後は保証できかねる。 よって、各自、第二第三の収入の道をつけておくこと」 という話じゃないのか? と感じました。 以前は「副業は事実上禁止」だけど、その分、会社が収入面を約束してくれた。 ところが今は収入面を約束しかねるので、副業礼賛。 そういうことなんじゃないかと。 それを裏付けるかのように、人事部長に相談した折、 「まぁ、今どき、会社の給料だけで食っていくなんて おめでたいことは言えないご時世だからねー」 というセリフが彼の口から出てきたことです。 知り合いが反応したような、手放しでは喜べない自分がいます。 ちくま新書 427週末起業/藤井孝一価格:735円(税込、送料別)

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