2012/10/29(月)20:59
自分のエネルギー効率
僕は「二者択一に悩む」ということがあまりありません。
もう選択肢が出てきた瞬間に、
パパッと答えを出しているんですね。
おそらく物心ついた頃から、
選択肢であまり悩まなかったように思います。
クイズ番組の二択や三択では「あーでもない、こーでもない」
とやっていましたが(苦笑)
しかし、そうは言っても、子ども時分から割と最近まで、
心の中に迷いみたいなものがなくもありませんでした。
その迷いの根源というのは、
「自分が直感でパパッと選んだこの答えがオープンになったときに、
周囲の人たちは、こんな選択をした自分をどう思うだろう?」
という周囲への気兼ねと自分の恥ずかしさです。
周囲への気兼ねという観点で言うと、
たとえば「Aというものをやるべきか、やらざるべきか」
という選択肢があったときに、自分的には全然興味がない分野なので
直感では「やらない」と選択しているわけですが、
周囲の人たちが「Aは当然、やるよね?」という雰囲気だと、
無理を推して、自分も「やりますよ。当然ですやん」という答えを出しつつ、
でも本心では「やりたくねーなー」という思いが交錯するのです。
自分の恥ずかしさという観点で言うと、
「あいつ、こんなヘンな選択しやがったよ。へんなやつ~」と思われると、
極端な話「この世界から一瞬にして消えてしまいたい!」
と思うほど自分にとっては恥ずかしいことなので、
そういう気分は決して味わいたくない。
なので「自分はこの答えなんだけど、世間的にはどうなんだ!?」
という観点で結局、一瞬立ち止まるんです。
そうは言っても、自分の出した答えを曲げると、
本心ではないから気が入らず、必ず失敗してしまい、
それこそもっと恥ずかしいことにつながるので、
「どうすれば、自分の出した答えをもっともらしく見せるか」
に腐心することになります。
で、次第にそれが面倒になってしまって、
どうなるかというと「何も選択しなくなる」んです。
で、結局、機会損失の憂き目を見るハメになります。
けっこうエネルギーのロス率が高いですよね。
ちなみに、上の内容は、
エニアグラムの分析に照らすと理にかなっています。
エニアグラムの分析では、
僕のようなタイプ3の性格が不健全な方向にぶれると、
タイプ9の、鈍重で動かない不健全な性格タイプに重なるんだそうで、
「本来は動きたくてたまらないタイプ3が、
人が変わったかのようにまるで動かない人間に陥る」んだとか。
「なるほどなぁ」と得心してしまいました。
で、今は自分の選択結果について、
あまり気にしないようになってきた、と言いますか、
自分に素直に選択できるようになってきました。
コーチングで「パーソナル・ファウンデーション」を学んだり、
エニアグラムを学んだりで、自己肯定感を会得してきたからでしょう。
これらの学びで得た、大きな教訓があります。
それは、
「自分が思うほどに、他人はこちらを見ていない」というもの。
そう考えれば、自分の選択結果を、素直に受け取ることができます。
ずいぶん、エネルギー効率が高まったように思います。
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