こんぱすコーチの全方位日記

2012/11/01(木)21:09

「マルコメ」CM曲と高田馬場の関係

ビジネス・経済・政治(261)

一昨日の続きです。 西武新宿線高田馬場駅の発車メロディが 先月から「マルコメ味噌」CM曲に衣替え。 長野県が本拠地のマルコメ味噌が、 なぜゆえ高田馬場駅と縁があるのか。 これには複雑な事情があるようです。 今から400年ほど前、江戸時代初期の頃にさかのぼりますが、 現在の新宿から高田馬場にかけては、 唐辛子の産地だったんだそうです。 その名も「内藤唐辛子」という名称で、 江戸庶民の食材として広まっていったんだそう。 現在、調味料としてメジャーになっている「七味唐辛子」も、 この内藤唐辛子がベースになっているんだそうです。 ところがその後、内藤唐辛子はすっかり廃れてしまい、 最近まで忘れ去られた品種になっていたそうなのですが、 地域の有志たちが「内藤唐辛子を復活させよう!」ということで、 「内藤とうがらしプロジェクト」を旗揚げ。 四谷や新宿あたりから内藤唐辛子の栽培を始めました。 ちなみに「内藤」という名は、 今の新宿あたりにお屋敷のあった「内藤家」から来ています。 ちなみに新宿の名前のルーツは、 最も江戸城に近い甲州街道沿いの宿場町として設置された際、 内藤家が土地を差し出したため「内藤新宿」と呼ばれ、 これが後に「新宿」という地名になった次第。 そして内藤家は高遠藩という藩を治めていたのですが、 この高遠藩は信濃国、今の長野県にありました。 今年の6月、「内藤とうがらしプロジェクト」の一環で、 高田馬場でも活動に賛同した商店街の店が 内藤唐辛子の栽培を始め、 内藤家の出身と同じ長野県に拠点を構える「マルコメ味噌」が スポンサーの1社となった由。 ここでようやくマルコメ味噌が登場したわけです。 こういう経緯があって、西武高田馬場駅の発車メロディが 「マルコメ味噌」のCM曲になったと。 いやぁ、面白い成り行きですね。 それにしても、各地で地域興しで行われているのは 今に始まったことではありませんが、 高田馬場なんていう都会での地域興しは珍しいんじゃないでしょうか。 マルコメ 料亭の味・だし入り 375g/マルコメ/味噌(みそ)/税込\1980以上送料無料マルコメ 料亭の... 価格:315円(税込、送料別)

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