こんぱすコーチの全方位日記

2013/04/25(木)04:00

スマホの行く末

パソコン・ネットワーク・家電・ケータイ(252)

まさに「アップル・ショック」。 わが世の春を謳歌してきた、米国アップル社の業績が、 10年ぶりにマイナスに転じたというニュースが トップで伝えられています。 「おごれるもの久しからず」とはよく言ったもの。 いつかはこういうことが起きるだろう とは思っていましたが、 意外に早くそれが訪れました。 iPhone6のアウトラインもほとんど伝わってこない今、 さらに業績が下振れすることが懸念されています。 では、次にわが世の春を謳歌するのはどこか? 既に韓国・サムスン電子が該当しているようですね。 ただ長い目で見れば、 スマートフォンそのもので稼ぐという ビジネスモデルは、 いずれは破綻するという見方が優勢です。 ある人がこんなことを言ってました。 「モバイル端末を各人が持っている姿は、 はるか昔に、 夜になったら各人が ろうそくを持っていたことと同じである」 と。 つまり、電気の通っていない当時は、 手軽に明かりを得るのに有力なアイテムはろうそくであり、 それを手に持って家の中や外を移動していました。 ところが人類が電気を手に入れ、 どこにいてもスイッチをONするだけで 明かりが得られるようになると、 誰もろうそくは持たなくなりました。 スマホの世界でも、 将来は欲しいと思ったデータやアプリが、 その場で共有デバイスで得られる時代が来る。 用があるときに共有デバイスを使い、 用が終われば次の人に回せば良い。 公共の場で簡単に スマホでやらせていることを 自由に得られるようになれば、 自分専用のスマホは要らなくなる、という説です。 こうなると、スマホのメーカーが潤う、 というビジネスモデルは、 未来永劫続くものではない、と理解できます。 潤うのはメーカーではなく、 コンテンツ事業者なのか、 そのコンテンツを踏み台にした、 まったく新しいビジネスなのか。 今のところはさっぱり霧の向こうですが、 ここ5年のうちに、 ここに書いたことが 常識になっているかもしれませんね。 【送料無料】モバイル社会の未来 [ モバイル社会研究所 ]価格:2,940円(税込、送料込)

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