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テーマ:首都圏の鉄道(136)
カテゴリ:鉄道
ほぼ毎日、アシとしてお世話になっている西武線。
基本的には通勤電車が行き交う郊外電車です。 で、他の鉄道会社の通勤車両と同じく 無難で機能的な、ともすれば無機質なデザインの車両ばかり。 ところが、ここ7~8年前から走り出している、 30000系という新しい車両がありまして、 徐々に勢力を伸ばしてきています。 愛称名は『スマイルトレイン』。 ヘッドライトを“目”と見立てると、 口元に当たる切り欠き部が 笑っているように見えますよね。 わざとそういうデザインにしたらしいです。 遊び心満載。 で、その遊び心は車内の至るところにも 見受けられます。 つり革の輪っかが、真円ではなくて卵形。 連結部のガラス戸には、 ガラスに気づかずに衝突するのを防ぐために 模様入りのシールが貼ってあるのですが、 その模様が単なる卵形の楕円の羅列ではなく、 卵と見立てて、卵から孵ったヒヨコをかたどっている 部分もあるんですよね。 西武『スマイルトレイン』は遊び心いっぱい posted by (C)まさやん6312 これらインテリアデザインは、 西武鉄道社内の女性社員ばかりで 検討委員会が編成され、 彼女たちのアイデアが形になったものらしいです。 ちなみに彼女たちのアイデアは、 単にお遊びのところだけではなく、 たとえばステンレス製のつかみ棒は、 ツルツルだと指紋が付いたりして、 女性にとってはすこぶる悪評なのですが、 この車両のステンレスパイプは、すべてが 梨地仕上げと言って光沢のない、 ざらざら感のある仕上がりで、指紋が目立ちません。 こういう、女性にとって気になるところや こだわりたいところがキチンと形になっていて、 とても好ましいんです。 鉄道会社というとお堅いイメージがありますが、 最近は女性車掌や女性運転士が一般的になりつつあるし、 ずいぶんとソフトになってきました。
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