こんぱすコーチの全方位日記

[生き方・モラル] カテゴリの記事

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  さすが日本

  勤務先から帰宅。リュック型のビジネスバッグを下ろすと、財布を入れているポケットのチャックが開いている。－－あ、さっき閉めるのを忘れてた(^^ゞと思いつつ中を確かめると、あるはずの長財布がない！(゜ロ゜)－－えっ！　ウソッ!?ポケットの底までまさぐるも、財布は見当たらず。－－しまった！　落としてしまった！銀行から現金を下ろしたばかりなので、そこそこ万札が入っているし、クレジットカードやキャッシュカード、かかりつけ医院の診察券や保険証、その他ポイントカード類多々。それらが、一瞬にして目の前から消えてしまいました。愕然するも、落ち着いてこの十数分をプレイバック。つい先ほど、最寄り駅そばのスーパーで買い物をし、そのときには財布がちゃんとあって支払いをしましたから、そのスーパーから自宅までの数百メートルの間で落としていることになります。急いで来た道を戻るも、それらしきものは見当たらず。このときは、－－まぁ、スーパーに忘れてきたんだろうなと安易に考え、とりあえず先ほど買い物をしていた駅前のスーパーへ直行。サービスカウンターで申し出ると、「いやぁ、財布の落とし物は預かっておりませんね…」という無情な答え。ここでようやくただならぬことを実感します。すぐに、スーパーから駅前広場を挟んだ、向かいの派出所へ駆け込み、紛失届の手続き。居合わせた巡査さんからの質問を受け答えしているうちに、胸ポケットのケータイが鳴ります。出ると、「狭山市立中央図書館」を名乗る女声。－－ひょっとして、財布のことですかっ!?「ええ、そうです、そうです。駅から連絡がありまして、こちらへかけさせていただきました。駅で預かっているそうです」良かったー！巡査さんの「早くに見つかって良かったですね」の声に感謝しつつ、派出所をあとにします。すぐ目の前が駅なのですが、受け取りには免許証など身分を証明するものが必要、と言われていたので、駅務室を横目にいったん帰宅。再び駅に戻って駅員さんに申し出。差し出されたのは、確かにさっきまで手にしていた自分の長財布でした。この間わずか40分ほどでしたが、久々に言いしれぬ不安と戦いながらの時間を過ごしました。駅員さんに聞くと、駅の階段に落ちているのを見つけた人が駅務室に届け出てくれたとのこと。－－ひと言お礼を言いたいのだが、　　連絡先は聞いておられますか？と尋ねるも、届出人は先を急いでいたらしく、何も名乗らずにスッと立ち去っていったとのこと。これぞ、さすが日本。落とした財布にまったく手が付けられることなく、そのままの状態で戻ってくるのですから。日本人でいて良かった、と思った瞬間でした。日本人の道徳力 道徳を超える日本精神価格：1,404円（税込、送料別）

  2015年03月27日

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  無愛想のナゾが解ける

  毎週日曜日の早朝は、ウォーキングの直後に近所のお寺に赴いて坐禅会に参加しています。で、会場に着いた際、住職と顔を合わせれば「おはようございます」と挨拶するのですが、住職は一瞥をくれるだけでウンともスンとも言ってくれません。その瞬間、何だかお愛想なしで、少し寂しい気持ちがします。－－住職は、そういうぶっきらぼうな人なんだなぁと勝手な解釈をしていたんですが、今日、坐禅が終わってからの懇親会の席上での話。「坐禅会は修行の場。そしてそれはお寺に参ったときから修行が始まっている。だから坐禅が始まる前に参加者同士で世間話をするのもどうか。本来は、挨拶すらしてはいけないのだ」というようなことを住職が話し始めました。－－なるほど、それで無愛想に見えたんだ。住職としては、仏門をくぐった者として、まっとうな対応を常に行っているに過ぎないんですね。愛想さえよければ良い、という考えは空虚なものということを教えられました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】からだに効く坐禅 [ 野口法蔵 ]価格：1,944円（税込、送料込）

  2015年03月22日

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  線香のくべ方

  わが家の和室に仏壇が設えられてから約1年。毎朝起床すると、まず仏壇に供えている水を取り替え、次に線香をくべます。この線香のくべ方、僕はごく普通に1本を立てていました。ところが宗派によっていろいろと流儀があることが、いい歳になって今ごろ分かってきました。大阪でお世話になっている住職の話では、わが家は真言宗なので、通常は3本立てるんだそうです。しかし、最近は忙しい人が多く、線香が燃え尽きないうちに外出するケースもあって、そういう場合は、火の始末が心配な向きもあるため、住職がおすすめしていたのは、1本の線香を3等分になるよう折り、まとめて火を点け、火が点いているほうが左向きになるよう、線香台に寝かせると良い、というものです。線香のくべ方 posted by (C)まさやん6312もともと線香というのは歴史が比較的浅く、江戸時代から作られ始めたんだそうです。それまでは、いわゆる『お香』というヤツで、お通夜や告別式で焚かれる焼香が原型に近いんだとか。なので線香を寝かせるのは、むしろルーツに近いんですよ、と言われました。あ、でもこれは宗派によって違うらしいので、誤解なきよう。【送料無料】 大変ご好評の 贈答用 線香 線香ランキング入賞！レビューを書いておまけプレゼン...価格：3,240円（税込、送料込）

  2015年03月03日

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  EQのアセスメントをやってみた

  今日は久しぶりの『びずプロ』。いろいろテーマがあった中で、メインは『EQ』でした。EQとは、『Emotional Intelligence Quotient』の略。よく知られた『IQ（Intelligence Quotient）』は日本語訳すると『知能指数』となりますが、このEQはそれになぞらえると『こころの知能指数』として知られています。IQが高い人は、学習能力が高く、すなわち一流の学校を卒業して一流の企業に勤める、そんなイメージがありますが、そうであったとしても、ビジネスマンとして成功するかどうかは別。ビジネスで一定の成功を収めた人を分析していくと、どうやら『EQ』が高いことが米国の学者たちの調査で明らかになった、ということなんですね。今日のセミナーに先立って、あらかじめWebを通じてアセスメントを実施する課題がありました。コーチの養成カリキュラムでもEQのクラスがありましたが、ここまで本格的なアセスメントは今回が初めて。果たして、今日、その結果が紙にアウトプットされてきました。EQアセスメント結果 posted by (C)まさやん6312EQを構成する24種類の素養というものがあり、それぞれにおいてスコアが割り出されています。僕の場合、最も高い素養が『対人受容力』という能力の中で細分化された『オープンネス』という項目。総じて「話しかけやすい人」という雰囲気を持っているんだそうです。あとはストレスをコントロールできる能力や自分の中にある感情を自分で分かっている能力が長けているようでした。このEQは後天的なものであって、意を払うことでそのスコアを自由に操れるんだそうです。で、たとえばストレス耐性が高い、ということは、裏を返せばそれだけストレスにさらされているという証左であり、スコアが高ければ高いほど良い、というものではなく、バランスが大事なんだそうですね。とにもかく、新しい視点で自分を見つめることのできた1日でした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】EQこころの鍛え方 [ 高山直 ]価格：1,728円（税込、送料込）

  2015年03月01日

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  早朝坐禅会

  昨年の7月からほぼ毎週日曜日、自宅近くの曹洞宗のお寺で早朝坐禅会に参加しています。そのときによって本堂の場合もありますが、基本は離れにある会館内の座敷で行います。壁には和尚さん手作りのいろいろな掲示物がありまして、その一つを写真に撮ってきました。坐禅部屋の掲示物 posted by (C)まさやん6312さすが、含蓄のある言葉じゃないですか。「生きていく中で、一瞬前のことも一瞬先のことも考えるな、今、この瞬間を意識せよ」というようなことを和尚さんはしょっちゅう語られていますが、エニアグラムの真髄である「『今、ここ』を感じる」という考え方にも通じていて、やはり人のあるべき生き方に洋の東西はないんだなぁ、ということを改めて感じます。約1時間の坐禅を終えると、参加者でお茶菓子をいただきながら和尚さんと問答をする時間があるのですが、今日は和尚さん自ら干物をあぶって振る舞ってくれました。で、余ったのでお裾分けをいただきました。お寺でもらった干物 posted by (C)まさやん6312お寺の住職が肉や魚を食さない、というのは昔の話。最近はふつうに食されているんですね。もう30年ほど前になりますが、母方の祖父が亡くなったときの告別式の後、田舎のお寺でしたから、和尚さんも一緒に精進上げをいただくのですが、そのメニューの中に確か魚のフライが入っていまして、その当時でけっこうなお歳の和尚さんも美味しそうに頬張っていました。母親が「そういうのを食べて大丈夫なんですか？」と質問すると、「今どきは大丈夫です。トンカツも大好物でね」と笑いながら答えていたのを思い出しました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】迷わない　坐禅の作法 [ 枡野俊明 ]価格：1,296円（税込、送料込）

  2015年02月08日

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  ガネーシャ第三弾

  本屋さんで平積みになっていた『夢をかなえるゾウ3』。　【後払いOK】【1000円以上送料無料】夢をかなえるゾウ　3／水野敬也価格：1,620円（税込、送料込）今から7年ほど前に第一弾を読み、なかなか面白かったのですが、第二弾は未読。で、第三弾は主人公が女性ということもあり、しかも夢をかなえるという、インドの守護神ガネーシャが「ブラック」になるということで、にわかに興味が湧き、買ってみた次第。ガネーシャの、ギトギトの大阪弁と軽薄なさまは相変わらず。でも、そんな軽佻浮薄なセリフの中に、たまーにうなずかせるフレーズがあったりして。ストーリー運びはナンセンスなところがたぶんにあるのですが、でも、どんどん物語に引きずり込まれるところがニクい。しかも、最後にはホロッとくる場面もあったりなんかして。あっという間に通読してしまいました。

  2015年01月23日

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  耳に痛い本

  コーチ仲間から「この本は良いよ～！」と奨められ、手に取った1冊。【楽天ブックスならいつでも送料無料】修身教授録 [ 森信三 ]価格：2,484円（税込、送料込）戦前から戦後にかけて、学制改革も経験しながらも一貫して人間としての生き方を説かれた森信三という教育者が、昭和10年代に、天王寺師範学校で修身の教鞭をとられた際、その講義の内容を著した本です。「修身」という授業は、戦前の旧学校制度下で設定されていて、戦後の学制改革の折になくなってしまい、今は「道徳」という教科名として存続しています。僕も「修身」の授業は受けたクチではないので、その中身をすっかり理解しているわけではありません。ただ戦後、GHQが「この教科は軍国主義を煽るものである」と断じ、その授業を差し止めたものの、本当にその授業内容が、日本人を危険思想に追いやったのか、というと、ここは異論はあるんだと思います。その証拠に、この本を読んでいくと、「人としてどう生きるか」「他人をどうおもんぱかるか」「世の中とどう対峙していくか」というテーマが底辺に流れ、常に自分自身に磨きをかけていくこと、それこそが修身である、ということが説かれているんですね。つまり、人の倫理観を養うところで、欠かせないカリキュラムになっているようなんです。「勝てば官軍、負ければ賊軍」とはよく言ったもので、日本は残念ながら第二次大戦の敗戦国となってしまったため、良いと思われるものも、すべて理屈をつけて排除されてしまい、今に至っているんですよね。話がそれてしまいましたが、そういうわけで、この本の中身は、人としての倫理観を普遍的に取り扱っており、語られたのは戦前ですが、21世紀の現代でも通じる内容なんですよね。で、読めば読むほど、自分にはできていないことばかり。耳に痛い本ではありますが、しかし、今まで気づいてなかったことを気づかせてくれたことに感謝です。

  2015年01月16日

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  人が死ぬということ

  いつの間にか2014年も暮れようとしています。今年は、昨年のヨメさんに続いて、年の瀬に父の永眠というできごとが起こってしまいました。例年なら、大晦日は本当に賑やかなひとときです。最近はNHKの紅白歌合戦よりも日テレ系の『笑ってはいけない』シリーズをヨメさんや息子たちが好んで見ていたのですが、ヨメさんの大爆笑がひっきりなしで、それにつられてみんなも笑う、という光景でした。それが、昨年の大晦日ではヨメさんの爆笑が聞こえず、寂しい年越しとなり、さらに今年は、父親もいなくなって、物静かな父親は、あまり大声は発しないけれども、存在感はありましたから、それがなくなってしまった空虚感が家の中に漂っています。そうは言っても、彼らの魂は消えてなくなったわけではなく、本来のあるべき世界に還っていった、と僕は解釈しています。葬儀のときに住職が「故人はこの世を『卒業』されたんです」と言っていました。「ええ言い回しやなぁ」と素直に思いました。次元の違う世界から、必ず僕たち家族を見守ってくれている、実にスピリチュアルな解釈ですが、いくつかの、ものの本を読んで、確信に近いものを持っています。あまりにも母親が亡くなる直前の父親の様子を話し、嘆き悲しんでいるので、そういうこともあろうかと思って持ってきたそれらのものの本を進呈しました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】人は死なない [ 矢作直樹 ]価格：1,404円（税込、送料込）著者の矢作直樹氏は、東大病院に勤務する、れっきとしたお医者さん。スピリチュアルな思想とは対極の世界に身を置いているわけですが、救命救急の臨床医として勤務中に、なんてことない症状の患者が容態が急変して事切れたり、逆に、どう考えても生命が保証できない重症患者が数週間後には勇躍退院していく事例に数多く接する中で、医学や科学の限界を感じたと同時に、人智を遙かに超える法則や世界の存在を認識された、そういう経緯で、今は医者でありながら、宗教家のような思想を持って執筆活動を続けている矢作氏の代表作です。【楽天ブックスならいつでも送料無料】臨死体験9つの証拠 [ ジェフリー・ロング ]価格：1,728円（税込、送料込）先日、なにげに新聞広告が目に入り、思わずネットで取り寄せた一冊。世界中から3,000名を超える臨死体験者をインタビューしたところ、宗教観や文化、信条の違いに関係なく、みんなが同じシーンを見てきていること、さらにはその体験は老若男女を問わず同じであることが判明、死後の世界が確実に存在することを帰納的に説明しています。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「死ぬ瞬間」と死後の生 [ エリザベス・キューブラー・ロ...価格：822円（税込、送料込）知り合いに薦められて購入した一冊。精神科医だった同氏が、臨床の際に患者とのやり取りで体験したこと、それを通して自身が認識した死ぬ瞬間の患者の思惑、それらを講演録の形でまとめてあります。『連れ合いを亡くした』というくくりで考えれば、母親より僕のほうが約1年、キャリアが上になります。そういうこともあって、これらの本に接してきたわけですが、故人がすぐ近くから見守ってくれている、彼らは3次元の世界から多次元の世界へ移ったので、こちらからは見ることがかなわないが彼らからは確実にこちらが見えている、ということを信じています。そういったことを母親に伝えつつ、上の3冊を進呈したわけで、さっそく目を通していました。これで少しでも気持ちに整理がついてくれれば。

  2014年12月31日

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  辛い記憶と未来の弔辞

  先週の『びずプロ』最終回に続き、今日はこちらも半年間続いた交流分析の自主勉強会最終日。自分のキャリアヴィジョンを描くこともめざす『人生脚本』というワークを行いました。今日の勉強会に臨むに当たって数週間前から宿題が出ていました。「あなたは何歳まで生きると思いますか？そして自分の寿命が尽きたときに親しい人から読んでもらう弔辞を作ってきてください」ちょ、弔辞!?ちょっととまどいましたが、思うまま綴って参加。ワークでは、その宿題を披露する前に、「人生脚本のベースとなる、幼少期に受けたメッセージ」という課題に取り組みました。自分は幼少の頃から小学生の頃まで、親や近しい人からどんなメッセージを受けて育ったか。そのときに受けたメッセージが、自分の人生脚本に色濃く反映されている、というんですね。『弔辞』が今よりも未来を見据えた課題ならば『幼少期のメッセージ』は、今よりもはるか過去、現在の自分の姿の基となるものを探り出す課題。僕にとっては後者のワークのほうが辛かったです。それだけ幼少期に親を通して受けたメッセージは強烈で、自分の未来を限りなくがんじがらめに縛っていました。ここしばらくは忘れていましたが、その頃の自分の内面がリアルによみがえり、涙が出るくらい。でも、それを参加者の前でカミングアウトすることで、ずいぶんラクになった感があります。この過去の内面を変えることはできませんが、未来の弔辞に向けて、これからどういう考え方、どういう行動をするか。これはどんどん変えることができます。未来の、自分の弔辞のとおりに、あるいはそれ以上の生き方になるように、ペースを維持しつつ歩んでいこうと思います。 交流分析とエゴグラム価格：1,944円（税込、送料別）

  2014年11月16日

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  自己開示力

  この前の日曜日、『びずプロ』の懇親会でのこと。宴半ばで席替えをしたところ、尊敬する『びずプロ』主宰者のUコーチの真正面に陣取りました。2人ともワインをけっこう飲んでいてイイ気分。そんな中、「まさやんって、本当に自己開示力があるね！」とUコーチ。－－えっ!?　どこがですか？「いや、だって……」『びずプロ』3回目の時に、「自分は人生から試されている」という話を披露しました。このときのことをUコーチは覚えてくれていて、「ある意味、とても自尊心が削られているような話、あんなの普通はできないよ。まさやんはそれを恥じることなくシェアしてくれた。あのシェアがあったおかげで、今期の『びずプロ』の雰囲気がすごく良くなった。『あ、この場では何でも話して良いんだ』という感覚をみんな持てたんだ。これは、まさやんのおかげですよ」そんなフィードバックをもらったんですね。尊敬するコーチからそんなことを言ってもらって、天にも昇る気分でした。考えてみれば、僕ほどかつてはちょっとしたことで恥を感じてしまい、何もかも口を閉ざしていた人間はいません。少しでも自分の自尊心に揺らぎがでるようなことが起こると、そっとその場を退場するか、誰かのせいにするか、といったことでお茶を濁す人生でした。でも、コーチングを学びだしてかつてのマイコーチから自己基盤の大切さを説かれ、そのためには自分に素直であることを諭され、そして近年はエニアグラムを通して、「自分と他人は違う」ことを前提に考えることができるようになり、今まで「恥ずかしい」と思っていたことが、ずいぶん緩和されるようになり、自分の至らないところもどんどんアウトプットできるようになってきました。そういったことが、自分の自己開示力を醸成しているんでしょうね。「自分のできてないところを、あえて口にする」これは、人間関係を作っていく上での王道かも知れません。【送料無料】 自己開示の心理学的研究 / 榎本博明 【単行本】価格：3,132円（税込、送料込）

  2014年11月14日

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  何をめざすか

  今は会社勤めをしている自分も、あと10年足らずで定年を迎えます。その後も最大5年は嘱託として引き続き雇用される可能性もあるとはいえ、それでも、年数に限りがあり、その後はまったくのフリーになるわけです。これまでは「まだまだ先の話」と高をくくっていましたが、このところ、妙に自分のセカンドライフのことが気になってきました。まぁ伴侶を亡くしたことで、このまま独りぼっちで老後を迎えるのか？というテーマも出てきたこともありますし、今、勤務先で担当の仕事が自分の性に合っていない、というのもありますし。いろいろとこれまでの自分の歩みやら今後のあり方とかを考え直す節目に来ているような感じがするんですね。じゃあ、今の勤務先をリタイアした後に、自分は何をやっていけばよいのか。そのためにも、以前測定した『ストレングス･ファインダー』の結果を使わない手はありません。それによると、34の強みのうち、僕にとってのトップワンは『調和性』。調和を重んじる取り組みが、自分にとって最も親和性があって、モチベーションが高くなる、というわけです。じゃあ具体的には何か？ということで、『ファシリテーター』というキーワードが出てきました。ウィキペディアによると、『ファシリテーター』とは『促進者』という一義的な意味がありますが、最近では、「会議やミーティング、住民参加型のまちづくり会議やシンポジウム、ワークショップなどにおいて、議論に対して中立な立場を保ちながら話し合いに介入し、議論をスムーズに調整しながら合意形成や相互理解に向けて深い議論がなされるよう調整する役割を負った役割」という意味で使われています。理論的には僕の強みにピッタリなように思うんですね。なるほど！ファシリテーターという仕事って、自分の天職かも！で、そういったことをコーチング･セッションで明かしました。するとマイ･コーチ。「ファシリテーションをしているまさやんは、そのとき、何をめざしているんでしょうね」という、一種なぞめいた質問をしてきました。－－はて？　何をめざしているんだろう？ここで、コヴィー博士の『7つの習慣』にある、「目的を持って始める」というフレーズが浮かんできました。そう、もともと大きな目的がないと、本当の意味でのモチベーションにはつながらないのです。そこをマイ･コーチは衝いてきました。－－うーーん。　　「この世の中から対立を無くす」　　　ってフレーズが今、出てきました。「おおお！　それは素晴らしい目的です」－－いやぁ、でも対立は無くならないですけどね。「確かにゼロにはならないけれども、それを唱えていれば、1つでも2つでも対立が無くなるかもしれませんよね」少し、意を強くしました。僕のこれからのモットーは「この世の中から対立を無くす」このフレーズを持って、しばらく泳いでみようと思います。【楽天ブックスならいつでも送料無料】完訳7つの習慣 [ スティーヴン・R．コヴィー ]価格：2,376円（税込、送料込）

  2014年11月05日

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• 配偶者の死を乗り越えて

  昨日の日記で、ヨメさんの最期のシーンを記録の意味で書きました。ひまわり♪さんから寄せられたコメントにもありましたが、人が死んでいくさまを実際に体験することは実はありそうでなかなかないことだと思います。70年以上生きている僕の母親ですら、そんな場面に遭遇したのは今回が初めてだったそうですから。人の死に際は、テレビドラマや映画では頻繁に描かれていますが、実際にはさほどドラマチックではありません。目を見開いて何か言いたげなんだけど、次の瞬間、パタッと顔が横を向いて事切れる。まるで眠っているかのように、いつの間にか息が絶えている。ドラマや映画では、概ねそういうシーンが展開されるのですが、実際の死に際は、昨日記した通りで、息継ぎが徐々に小さくなり、次いで間隔が長くなり、さらに、いつがエンドだったか分からないくらい、1分以上の間隔まで間延びしていく。そんな感じで粛々と進行していきます。あっけなくもあり、しかし、徐々に徐々に遠い世界へ歩を進めているようでもあり、何とも表現のしようがありません。そういう様を間近で見せられると、改めて「生きることとはどういうことか」といったことを思い知らされます。それだけ、人の死に際は尊厳あふれるシーンとして胸に刻まれます。そして僕の場合、次の瞬間、ーーこの人の分まで、しっかりと生きていかなくてはならないそんな気持ちが沸き起こってきました。愛する人を失って悲しみに暮れた挙句、生きていく意味を失い、自暴自棄になって他人を傷つける行為に出たり、自死を選んだり、そこまでは至らなくとも、廃人同様になっていったりする人がいますが、定められた寿命を全うすることが現世に生きる私たちの義務であるならば、最愛の人を失くすというとてつもない大きなストレスをも乗り越える、そういう試練が自分の人生（未来）から与えられた、そういう風に解釈する方が自然なのかなぁ、と感じます。そして亡き人も、遺った者の生き方について、草葉の陰からじっと見守っているに違いありません。この世での一生を終える頃に、「多くの徳を積んで、大いに自分を磨くことができた」そう振り返られるような人生を、これからも歩んでいこうと思います。

  2014年10月29日

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  次があるから

  昨日の日記。皆さんから温かいコメントをいただきました。ありがとうございます。人の命は人それぞれ決まっている、と言われていますが、僕も理屈では理解しているものの、やっぱり身内で生き死にするような者が出てくると、「家族だから少しでも命が永らえるように、様々な可能性を信じて実践する」という考えや行動に出て当たり前だと思うんですね。でも僕の場合、妙に冷静で、それはヨメさんの「もう私の命はここまで」という割り切った感覚が伝わってきたのかもしれませんが、特にこれといった行動をしなかったんですね。すっごい残酷な言い方かもしれないけど、「こんな、がんに効く食品がある」「こんな、がんの治療法がある」と教えられても、「えー、でもそれ、金額が高すぎるわ」という金銭的な高低で価値判断をしていた向きもあります。すごい無情な話じゃないですか。でも僕は無意識に感じてたんだと思うんです。「そんだけカネを積んでも、生き永らえない」ということを。「いや、でも、仮にそうであったとしても、一縷の望みをかけないの？ムダ金になったとしても、やっぱりいろんなことを試すのが普通でしょ？」というツッコミがあってもなんら不思議ではないのですが、僕の場合、そこがすっかり冷めていました。だからこそ、その後のさまざまな物入りの時にもお金に全く困らなかった、という結果もあるんで、無意識のうちにそういう想定も含めた判断をしていたんでしょうか。とはいえ、やっぱりそういう判断に自己嫌悪感はあったわけです。ところが。最近、知り合いからこういう本を薦められて、読んでみました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】「死ぬ瞬間」と死後の生 [ エリザベス・キューブラー・ロ...価格：822円（税込、送料込）著者のキューブラー・ロスは米国を拠点に活躍した精神科医。しかし、医者でありながら自身も体外離脱体験を持っており、人は死んでからも生きていくことを唱え、それを前提にしたワークショップを頻繁に開催し、啓蒙活動に勤しんだ人です。この本ではさまざまなケースを織り込みながら、キューブラーさんの死に対する考え方が余すところなく表現されていてまして、例えばこういうことが書かれています。＜死が迫っている人は一人残らず、たとえ5歳であろうと95歳であろうと、死が近いことを知っています。＞なので、精神科医としてのキューブラーさんは、＜問題は「私はその人に、死が迫っていることを告げるべきだろうか」ではなく、「私には彼の声が聞こえるだろうか」である。＞ということを主張されているんですね。「僕はもうダメだ」と言っている人に向かって、「そんなことない！ あなたは絶対に治るんだから！」という説得を試みるのは、死期が迫っていることが分かっている本人に対して本人の率直な主張を承認していない。さすればその人は、周囲が自分をとうとう分かってくれなかった、という失意を持ったまま死を迎えることになるわけで、そういう事態は絶対に避けなければならない、とキューブラーさんは説いています。このくだりを読んで、昨年の僕の反応は、ひょっとしたらヨメさんにとってはごくごく自然なことだったのかもしれない、そういうふうに思いました。命は一度きりではない。死を迎えると、そこには新たな生がある。そういう「次があるから」という概念を持つことによって、「死」に対する考え方はずいぶん変わりますし、故人への思いもまた異なった感覚で持つことができるのかなぁ、と感じたりしています。

  2014年10月21日

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  「精神世界」のその後

  ヨメさんの死をきっかけに、にわかに興味関心が募ったいわゆる『精神世界』。『ヘミシンク』という音響技術を使うと、自分自身の魂を、体外離脱させることができる、という事実を知って、「ほんまかいな」と思いつつ、ワークショップを受講したのが7月中旬。直後に、勢いで『ヘミシンク』のCDを購入。そして聞き出したものの、耳に入る音が眠りを誘う周波数なのでしょう、聴いているうちに眠ってしまったり、「クリック・アウト」といって、意識が遠のいてしまったり…。聴き出してから3か月目に入るのですが、未だにまともに聴いたことは一度くらいあるかないか。きちんと聴くための体勢があるようなんですが、なかなかそういう時間もとれず、まんじりともしない日々が続いています。そんな中、もう一度ワークショップを受けることにしました。7月に受けたワークショップ『エクスカージョン』は、『F10コース』と『F12コース』で1セットになっており、前回は『F10コース』のみの受講だったので、どのみち『F12コース』を受講しないと、と思っていたのです。で、受講票が届きました。『ヘミシンク』のワークショップ受講票 posted by (C)まさやん6312受講日は11月2日。それまでも幾度となく、きちんと聴けるよう、トレーニングを重ねる所存です。■送料無料■試聴できます■CD聴き方マニュアル付き■Hemi-Sync,CDの周波数が、あなたの脳を活...価格：31,200円（税込、送料込）

  2014年10月09日

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  今の『自尊感情』は？

  数年ぶりに浦和駅に降り立ちました。一応、埼玉県の県庁所在地駅なのですが、かつてはとっても地味で昭和な香りただようこぢんまりとした駅でした。県庁所在地駅なのに、特急もスルーするという、ふびんな一面も。埼玉県の代表駅は昔も今も大宮駅であるゆえんです。ところがこの駅。数年前から高架工事が始まった上、乗客の多い湘南新宿ライン用のホームがこのほどようやく完成して、同ラインの列車も停まりだして、すっかり垢抜けた感があります。新装なった浦和駅コンコース posted by (C)まさやん6312さて、今日は『自尊感情を高めるワーク』と題したワークショップに参加してきました。以前も2回受講していて、直近では昨年の2月、コーチング関連の『関東4チャプター交流会』の中で受講。自尊感情、これには『自己肯定感』も含まれていますが、要は自分自身を尊ぶ感情を養うことで、メンタル的に強くなるとともに、自己を理解することで他者を理解することができ自己を受容することで他者も受容することができます。自己理解→他者理解自己受容→他者受容この図式はエニアグラムでも冒頭のオリエンテーションで解説されており、したがってエニアグラムも、おそらく交流分析も、自尊感情を高めるための有力なツールなんですね。次から次へとエクササイズをこなしていくわけですが、その中に『簡便内観』というワークがありました。「内観とは、他の人から受けた愛情を確認すること。今までの人生で深い関わりを持った人を1人決め、“してもらったこと”“してあげたこと”“迷惑をかけたこと”の3点について10分間、繰り返し思い出す」というお題です。僕は何とはなしにヨメさんをターゲットとしました。で、彼女とのこれまでの思い出の中で、“してもらったこと”“してあげたこと”“迷惑をかけたこと”を振り返ります。自然に目が潤んできて、参加者全員、黙想しているので、誰からも勘づかれはしませんでしたが、ハンカチでぬぐうことしきり。さらにライフラインを描くワーク。横軸に年齢、縦軸に幸福度をとり、その年齢での印象的なできごとについて幸福度をマッピングし、それらを線でつないでいきます。2014年10月4日時点のライフライン posted by (C)まさやん6312図の右端。急降下で幸福度がマイナスにプロットされている箇所があります。配偶者の死で一気に幸福度はマイナスに posted by (C)まさやん6312ヨメさんがみまかった、というできごとです。前回受講したときにはなかった、新たなプロット。こうやって推移を見てくると、自分の人生は現在進行形である、ということが今さらながらよくわかります。さて、僕の今の自尊感情。決して高くはありませんが、それでも明日を信じて歩むのみです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】構成的グループエンカウンター事典 [ 国分康孝 ]価格：6,480円（税込、送料込）

  2014年10月04日

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  ミドルの心理探り2回目

  9月8日に引き続き、『ミドル（中年期）の心理』というテーマで2回目のインタビューを受けてきました。改めて思ったのは、「自分はけっこうおしゃべりなんやなぁ」ということ。まだお会いして2回目にもかかわらず、けっこう立ち入った話を平気でポンポン繰り出すわけですから。でも、自分の内面をどんどん口にすることで、頭の整理にもなるし、これまでの歩みを振り返るきっかけにもなりました。さらに、自分のキャリアの中で大きなエポックメーキングのタイミングを今ひとつ見落としていたことが明らかに。以前の自分と今の自分では考え方に大きな変化がある、という話をしたときに、「周囲から『変わりましたね』って声をかけられたときって、実際にあったかなかったか分かりませんが、それはいつ、どんなときだったでしょう？」という質問を受けたんですね。唐突だったので、「…はて…」と考え込んでしまったんですが、次の瞬間、「あ！　あのときだ！」と記憶がよみがえりました。そうそう、あのときって何人かの人から「感動したよ」「すごい話だった！」っていう感想をもらったんだよなぁ、と。そういう、忘れていた事実を思い起こさせてくれる、とても有意義なインタビューでした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ありのままの自分で人生を変える [ 高山恵子 ]価格：1,620円（税込、送料込）

  2014年09月30日

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  学びの成果

  今の担当業務は新規開拓営業。えっちらおっちらアポ取りの電話をかけてはスケジュールを組み、営業先へ出向きます。ところが、はなから会うつもりがない先もありまして、そういう場合は電話口にも出てきてくれません。あるいは「いや、来てもらっても困ります」と、きっぱり言われることもあります。どうかすると、心が折れてしまいそうです。前にいた部署のある課長とこの辺の話をしていると、彼は「大変ですよねぇ……。でも、そんな心が折れそうな話を、今、笑顔で話されていますよね。僕にはとてもそんな余裕は出ませんよ」と言われました。でも幸いなことに僕の場合、以前からコーチングやエニアグラムを学んでいて、事実に対する自分の反応を客観的に見つめるトレーニングを受けているのが功を奏してか、その瞬間、「心が折れる自分」を意識できるんですね。無意識下でのとっさの反応が意識できるのか意識できないのかはその後の心持ちに大きな違いがあると思っています。自分を客観視できるということは、そういう反応を受け入れることができる、ということ。そうすると、心に若干の余裕ができるんです。中には元々打たれ強い人がいて、そんな人は改めてトレーニングを受ける必要がないのでしょうが、僕の場合は心が折れやすいので、よって立つ何かが必要なんですよね。それだけでも、自己啓発を学んでいて良かったな、と思っています。【楽天ブックスならいつでも送料無料】自我と無意識 [ カ-ル・グスタフ・ユング ]価格：864円（税込、送料込）

  2014年08月19日

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  トラブル発生！

  せいいっぱい円滑な進行に勤しんでいるファシリテーターとてやっぱり人間ですから、思いが至らなかったり、ちょっとした所作で特定の人の気分を害することはままあります。今日は僕と一緒のテーブルについている女性参加者がファシリテーターとのやり取りで一気に気分を害してしまうというトラブルに見舞われました。『プライマリーコース』2日目が始まってまだ30分も経っていないタイミング。その参加者はガンガンとファシリテーターに抗議をするわけですが、僕を含め、同じテーブルの3人ともが彼女の言い分も理解できるし、ファシリテーター側の事情も痛いほど分かります。…で、僕らは貝になってしまい、事態の行く末を見守るモードになりました。とはいえ、僕らもファシリテーター資格を持っているので、「もし自分が噛みつかれたら…」と思うと、決して他人事とは思えない。待機していたもう一人のベテランファシリテーターも動員し、何とかとりなしましたが、それでも彼女はしごくご不満な様子。その後、カリキュラムではテーブルごとにディスカッションすることになっているのですが、直前にそういうトラブルを目の前にしているので、やっぱり口が重たい。それでも、僕がふっと何気ない意見を出したところ、その内容がクレーマーの彼女にみごとフィットしたらしく、凍り付いていた場が一気に氷解しました。良かった、良かった。なので、今日も美味しくいただきました(￣∇￣)今日もお疲れさま！ posted by (C)まさやん6312

  2014年08月16日

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  エニアグラムとの矛盾

  マイコーチに、今の自分の心境をグダグダとしゃべっていると、「ところで、まさやんはご自身の34種類の『強み』ランキングを分かっているんでしたっけ？」と尋ねられました。以前にも書いた『ストレングス・ファインダー』。米国の調査会社・ギャラップ社が数多のサンプルを分析し、統計的にまとめた理論で、「人は34種類の『強み』を持っており、人によってそのランクが異なる」というもの。自分の最も高い強みを伸ばしたり、低い強みのところは、あえて取り組まずに外すと、必要以上のエネルギーを費やすことなく自身のパフォーマンスが上がってくる、というわけです。で、それは下記の本を購入すると、表紙カバー等にユニークなコードが書かれてあり、それをWeb上のフォームに入力することで、設問が次から次へと出現。それに答えていくことで計測できます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】さあ、才能に目覚めよう [ マーカス・バッキンガム ]価格：1,728円（税込、送料込）ただしそれで計測結果が出るのは、上位5つまでの『強み』リスト。残り29種類の『強み』がどの順番で並ぶのかは、示されません。でもギャラップ社のサーバには、34種類の『強み』すべてのランキングが測定済みであり、タダで閲覧できないようにロックされているに過ぎません。そしてギャラップ社に追加のおカネを払って、ロック解除をすると教えてくれるわけです。この費用が日本円で約1万円。そこそこのお値段なので今までスルーしてきましたが、上述のようにマイコーチが尋ねてきたので、意を決してクレジット決済しました。すると、英語ですけれども、あっという間に残り29種類の『強み』のランキングが画面上に表示されました。この中で意外に感じたのが、『達成欲』『規律性』が、いずれもかなり下位にランクインしていること。特に達成欲なんていうのは、僕の場合、エニアグラムで分類されている『タイプ3』は、通称『達成する人』とされているくらい、達成することに命をかけるタイプなんですよね。それが『ストレングス・ファインダー』では、下位レベルだという。この矛盾はなんじゃらほい？　とマイコーチにぶつけてみました。コーチも「うーーーん、どういうことなんでしょうねぇ…」と。そこで一つ仮説として出てきたのが、「4番目にランクインしている『自我』によって、達成や規律が引っ張り出されている」というもの。「人からどう見られたいか」「人からどう見られているか」こういったことが、自分の行動に根ざしている動機なんですが、それは『自我』から来ている、ととらえれば説明がつく、と。何だかこじつけの向きもなくはないのですが、とりあえず辻褄が合ってホッとしました。

  2014年08月06日

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  今世の舞台を降りた理由

  昨日の日記でブロ友のひまわり♪ さんから、「助けて頂いている…のかも」というコメントをもらいました。文意の解釈は異なるかもしれませんが、僕にも思い当たるところがあります。もともとコーチングにしろ、エニアグラムにしろ、自分自身は「もっと学びたい」という欲求が強く、でも昨日も書いたように毎週末の予定は家族優先で考えていたことから、それなりの縛りはあったんですよね。「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言うように、ものごとは何でも偏重するとその副作用が起きてしまうことから、「『自己啓発』と『家族サービス』はバランスを取ることが大事」と自分を戒めていて、それはそれで正解だとは思いますが、しかし周囲には存分に活動に勤しんでいる仲間がたくさんいて、そういう姿を見るにつけ、とても羨ましく思っていたものです。ところが、ヨメさんがいなくなったことで、そりゃもう一抹の寂しさ、哀しさは悲痛なものがありますが、一方で、プライベートな時間を自分だけの采配でやりくりできるようになったのも事実です。僕自身は昔から「人間が全然できていない」と劣等感にさいなまれていたので、何とか人並みの思想、人並みの行動を身につけよう、ともがいていました。コーチングに出会ったとき、「劣等な自分が人並みにレベルアップできる」と直感し、まさに『救世主』に思えました。その思いが深ければ深いほど、週末はそっちにのめり込むはずでしたが、しかし僕はヨメさんの意（週末は家族で過ごす、一緒に買い物に出かける）を汲んで、どっぷり漬かることはしなかった。その分、同じ時期にコーチングを始めた人と比べると自分の成長の緩慢さにジレンマを感じることも多々ありました。エニアグラムだってそうです。僕より少し遅いタイミングでワークショップに参加しだした人が、どんどんファシリテーターの資格取得まで進んでいく。僕は1年遅れでようやくファシリテーター資格を取りましたが、しかし、ヨメさんが存命ならもっと遅かったと思います。というのも、ファシリテーター資格を取るためには、延べ5日間の週末を潰さないといけませんし、さらに20万円近い費用がかかります。通常の環境下では、なかなか自分の背中を押すことはできなかったわけですが、ヨメさんがみまかってからは寂しさを紛らわすこともあったり、家族が一人減ったということは、不謹慎な話ですけど、食い扶持が一人減ったことと同義であって、金回りもそこそこ良くなってしまったんですよね。ですので、さほどの無理もせずファシリテーター養成コースにエントリーできた、ということがあります。「人間的にまだまだ成長できていない自分に、さらなるレベルアップをさせようとして、彼女は今世の舞台を降りた」聞く人が聞けば、僕がずいぶんなエゴイストに見えるでしょうし、かなり言い過ぎ、偏重した理屈だと思われても当然です。でも、周囲の人々が彼女の人柄を今でも讃えてくれていることを考えると、ヨメさんは僕よりははるかによくできた人間で、だから僕に対して「せめてそのレベルまでは向上して同じ土俵に乗ってきて欲しい」と彼女の中にそういう深層心理が働いた、というのもアリなのかな、と。やっぱり勝手な理屈ですよね(^_^;)まぁ、そうでも思わないとやりきれない、というのもありますが。【楽天ブックスならいつでも送料無料】それでも人生にイエスと言う [ ヴィクトル・エミール・フ...価格：1,836円（税込、送料込）

  2014年08月05日

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  環境変化の意味

  10年ほど前からコーチングを、そして近年ではエニアグラムや交流分析など、いくつか自己啓発的な活動に勤しんでいますが、このところ、週末は相次いでそれがらみの予定が満載で、週末の過ごし方が、一気にシフトチェンジしました。というのも、ヨメさんが存命中はそうもいかず。週イチの買い物や週末の掃除は必ず2人で事に当たるようにしていて、そうなると、土日のどちらかを買い物や掃除に充てるため、土日連続開催のワークショップなどは、勢い参加する気がそがれます。よしんば無理を押して参加したとしても、何だか後ろめたい感覚があるんですよね。別にヨメさんの機嫌が悪くなるというわけではなく、あくまでも僕自身の納得度の問題。したがって自己啓発に勤しんではいるものの、どこか中途半端であり、「自分のモノになっていない」感は否めませんでした。ところが彼女がみまかると、このあたりの感覚は一変。確かに週末のどちらかは掃除・買い物をする習慣は根付いているものの、時間の使い方はかなりフレキシブルになりました。土曜日はエニアグラム、日曜日はコーチングという予定も、ストレスなく入れられるようになりましたし、土日連続で開催されるワークショップがあってどうしても参加したい場合、たとえば生協の配送品目を増やすことで週末の買い物を割愛させ、優雅にエントリーする智恵が働くようになりました。配偶者が突然いなくなった、という寂寥感から逃れる意図もありますが。そういうわけで、5月のゴールデン・ウイークあたりから週末の予定は全開モード。今月も、昨日は『びずプロ』で、次週の日曜日は、午前中は神奈川チャプターでの講師、午後は埼玉チャプターの定例セミナー参加というダブルヘッダー、15日～17日のお盆の週末は、3日間連続でエニアグラムのプライマリーコース再受講。その後も毎週末は9月までビッチリ。で、それを可能にしているのは、上述のように週末の過ごし方が自由自在になったことに加え、平日のフレキシビリティも外せません。平日は飲み会がない限り、炊事と洗濯を毎日やっているのですが、これが6月まではけっこう大変でした。というのも、勤務先を出るのが早くても19時ごろ、帰宅が20時過ぎで、そこから炊事と洗濯をやっていましたから、ほとんど自分の時間が作れなかったんですね。ということは、週末の自己啓発活動の予習や復習に取り組める時間もなかなか捻出できなかったのです。ところが、先にも書いたように7月1日付で今の部署に配転となり、自分にとってはネガティブな異動ではありましたが、こちらへ来てみると、時間の使い方がやはり自分の思うがままで、その気になれば終業時刻と同時に退社したり、出先からそのまま直帰することも可能。帰宅時間が1時間以上早まったんです。となると、時間の使い方にも余裕が出てきました。ここにきて家族構成の変化と勤務先での処遇の変化が半年の時差で相次いで発生したことで、今まで消化不良気味だった自己啓発活動に自分なりに力を入れることができるようになったわけですが、これはこれで何がしかの意味があるんでしょうね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】自己啓発の時代 [ 牧野智和 ]価格：3,132円（税込、送料込）

  2014年08月04日

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  ヘミシンク第一夜

  ヘミシンクのCDとガイドブックが送られてきました。 ヘミシンクのCDとガイドブック posted by (C)まさやん6312 さっそく寝る直前にセットアップし、 インナー方式のイヤホンで聞いてみましたが... どうにも雑音が酷いし、音が左右別々に聞こえてこないような気が^^; 昨夜は時間切れでしたが、今日帰宅後にでもちょっと確かめてみようと思います。 それにしてもガイドブックはすごいボリュウム。読んで行くのがまず大変ですね。

  2014年07月31日

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  意外な共通点

  先日の日記で、 とうとう精神世界の分野に興味関心が出てきて、 「ヘミシンク」という 音響効果技術を用いて あの世との交信が可能だということと、 そのワークショップに行ってきたことを書きましたが、 確かに眉唾的な向きもなくはないものの、 その後も折に触れて体験者のエピソードを見聞するうち、 「やっぱり次の行動に移るか」と言うことで、 ヘミシンクのCDを予約しちゃいました。 配偶者を亡くし、 今月からは職場でも予想だにしなかった 人事異動がもたらされ、 自分のあり方に大きな変化が起きたわけですが、 自分がそういう境遇を囲うことになった意味を やっぱりきちんと把握しておきたいし、 これからもより良い人生を歩んでいきたい、 そのためには今まで培ってきた要素だけでは 心もとなく、何がしか、自分の中で 別の視点の確固たる軸を構築していきたい。 その答えを求める経過の中で出てきたのが 坐禅です。 そして「ヘミシンク」は 単に亡くなったヨメさんに逢いたい、 というのが最初の動機だったんですが、 体験談を見聞すると、どのケースでも 体験者ご自身の人生に、 実に良い影響を与えているようなんですね。 「なるほど、そうなのか！」 ということで、CDを注文したわけです。 で、昨夜のコーチングセッションで、 恐る恐るこの話をマイコーチにしてみると、 コーチも昔から精神世界に造詣が深いことが 分かりました。 しかも、ヘミシンクのCDもいくつか持っている、 と言うんです。 ビックリしました。 そんなところでマイコーチと繋がっているなんて。 そして安心もしました。 こういう話を堂々と交わせる相手がマイコーチ、 というところの、この大きな安心感は何事にも替え難いことだと思います。 こういうことも、 元々シナリオとして存在しているのかも しれませんね。 【2500円以上送料無料】ガイドとの交信マニュアル　誰でもこうすればつながる／藤由達蔵／坂本政道

  2014年07月30日

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  親としてのふるまい

  数日前に発覚した、長崎県佐世保市の高1女子による同級生の殺害事件。女子高生がクラスメートを殺害し、遺体をのこぎり等でバラバラにしかけていた、という異常さ、凄惨さに加え、「人を殺してみたかった」という虚を衝かれる殺害動機に、地元だけでなく全国レベルで大きな衝撃が走っています。そして個人的にこの事件について、何よりも反応したのが、母親の話。数年間から癌に冒されていたそうで、昨年10月にこの世を去ったんだそうです。昨年10月と言えば、ウチのヨメさんの逝去と同じ時期です。死因も癌というところでは共通なので、シチュエーションが似ていることに少しショックを受けました。さらに、父親のその後の行動がすごい。わずか半年後の今春、再婚をされているんですよね。で、それに反発した犯人たる娘が家を出て一人暮らしをしていたというんです。それぞれの家に家庭の事情はありますから、他人様がとやかく言う筋合いではありませんが、しかし子どものほうから見れば、母親が亡くなってからわずか半年後に自分の父親が見ず知らずの女性と生活を始めるのは、理解しがたい、苦痛なできごとだったはず。そのことが今回の事件に直接つながっているわけではないでしょうが、しかし、まったく関係が無いとも言えないように思います。自分だったらどう考えるかなぁ。仮に今の時点で「浮いた」話があったとしても、じゃあ即、籍を入れるという発想にはならないでしょうね。次男も晴れて大学を卒業し、社会人になった暁には、自分の人生を考えても良いとは思いますが、やはり今は「親の立場」を考えてしまいます。親としてのふるまい、というのは、自分自身が育ってきたプロセスを考えても、けっこう重大な影響を子どもに与えているんだと思います。【楽天ブックスならいつでも送料無料】思春期の子をやる気にさせる親のひと言 [ 大塚隆司 ]価格：1,404円（税込、送料込）

  2014年07月29日

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  精神世界への誘い

  「まさやんが、とうとうおかしくなってしまった」と、白い目で見られるのを覚悟しつつ、新たな取り組みについて書き記したいと思います。昨年10月にヨメさんがみまかってから、それまでも折に触れて思いを馳せていた死後の世界に対して、より興味関心が湧いていました。そんな中、新聞広告で紹介されていた本を取り寄せ、一気に読み通したことです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】あの世はある！ [ 坂本政道 ]価格：1,620円（税込、送料込）で、この本に書かれてあったのが、著者が主宰する『アクアヴィジョン・アカデミー』が開催しているワークショップのこと。『ヘミシンク』と呼ばれる音響技術を使って、いわゆるアルファ波やシータ波、デルタ波などさまざまな脳波を現出させ、人を瞑想状態や覚醒状態に誘うワークショップです。このワークショップにはいくつかの段階があって、高度なレベルになると、自分の過去世や未来世を見たり、体外離脱を体験したり、亡き人と再会する、といったようなことも起こるんだそうです。そういう高度なセッションを体験するには、基礎的なコースを受講する必要があり、それが今回エントリーした『エクスカージョン・ワークショップ』でした。この音響技術を開発したのは、米国のラジオ番組制作会社を経営していたロバート・モンローという人です。詳しい経緯は省きますけど、人が覚醒状態になるためには、デルタ波を注入するのが効果的なのですが、デルタ波は通常は人間の耳では認識できない音。それを、あるトリックを使うことによってきちんと聞き届けられるようにしたんですね。モンロー氏は10年前に亡くなりましたが、彼が創設したモンロー研究所という施設で、引き続き彼の意を汲んだワークショップが開催され、多くの人が現世にいながらあの世へのミニトリップを体験しているんだそうです。めちゃくちゃスピリチュアルで、妙な新興宗教っぽい話ですが、上述の音響技術は科学的に分析され、この分野で特許を取得しているらしく、宗教色は一掃しているとのこと。で、日本では今回僕が受講したワークショップが、米国のモンロー研究所のワークをそのまま日本語化したものだそうです。今回、参加したのは僕を含めて9人。2人のファシリテーターから手ほどきを受けながら、カーテンで仕切られた区画で横臥し、ヘッドホンでヘミシンクCDを聞きながら、セッションを行っていきます。部屋は真っ暗になるし、耳には心地よい音響が聞こえてくるしで、結局、途中で寝てしまうこともしばしば。とても覚醒するような状態にはなりませんでしたが、それでも身体がしびれたり、ポカポカと温かくなったりそういう自覚はありました。何とも不思議な体験です。他の参加者は、精神世界にかなり興味を持っているようであり、彼ら彼女らの発言や振る舞いが、僕にとってはかなり独特で前衛的なので、ついていくのがちょっと大変でした(^^ゞ今回の参加は、多分に眉唾な発想もあったので、物見遊山的でしたが、実際に身体に変化が生じる体験をしたことで、もう少し追求してみようかな、という気になりました。近々また時間をとって参加してみたいと思います。

  2014年07月19日

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  電車内のケータイ東西事情

  「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」かねてから、僕はこの車内アナウンスに違和感を持っています。聞けば、心臓ペースメーカーを装着した人が携帯電話の近くにいると、電波だか電磁波の影響だかで、ペースメーカーの動作不良を誘発する可能性があるからだとか。確かにペースメーカーの動きがおかしくなると人の命に関わることですから大ごとではありますが、しかし果たしてそこまでの影響をケータイが与えているんだろうか？という素朴な疑問があります。というのも、諸外国ではそのような注意警告がなされておらず、どうも日本だけのルールになっているんですね。現実には優先席付近で堂々とメールやゲームでケータイやスマホを操作している人がいて、事実上、ルールがあってなきに等しい状態です。最近、監督官庁の総務省が、ようやく指針を変更し、この規制が緩和されたようで、関西の鉄道各社は、優先席付近でのケータイ電源ONを解禁することにしたそうです（ただし通話は不可）。より、現実的な対応だと思いました。ところが、関東ではどうも鈍い反応で、総務省の指針変更にもかかわらず、優先席付近でのケータイ電源OFFは引き続き堅持するそうです。関西と関東の鉄道を比べると、関東のほうが圧倒的に混雑度が高く、いくら総務省が指針を変更したとしても、ペースメーカー誤作動の可能性が0％と保証されない限り、「リスクがある」という判断だそうです。でも、今までそういう事例が報告されておらず、諸外国ではまったくそういう事実がないことですし、いい加減、頭を切り替えてもよさそうなものですが…。【メール便送料無料】ブラック/ピンク/ライトブラウン/レッド【4色】 電波遮断ポーチ　大画面ス...価格：1,209円（税込、送料込）

  2014年07月16日

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  まさかのできごと

  ブラジルで開催中のFIFAワールドカップ、わがサムライ・ジャパンは、日本時間で今朝の対コロンビア戦で大敗を喫し、まさかの予選敗退。しかも、リーグ最下位という屈辱の結果です。開会前の調子良さからすると信じられない、まさかのできごと。でも、これは現実なんですよね。確かに日本チームは前回大会に比べて強くなりました。でも、同時に対戦相手もレベルが上がっているんです。これ、現実。とにかく今は肉体面・メンタル面でしっかり休養をとり、徐々に4年後のロシア大会に向けてエンジンを起動してもらえば。しかし、往々にして「まさかのできごと」が起きるものですね。昨日は多摩地区でとんでもない量の雹が降り、場所によっては数十センチも積もって、数分のウチに気温も景色も冬に戻ったとのこと。池袋では暴走車が歩行者を次々とはね飛ばし、多くの死傷者を出す惨事となったり。この24時間の間でも、いろんな「まさか」が起きています。僕たちは、そういう世の中をくぐり抜けて生きているわけで。そう考えると、何気ない毎日も貴重なものに思えてきます。という僕にも、突然「まさか」の情報が舞い込んできました。どちらかというと朗報の部類ですいやぁ、こんなことがあるんだなー、やっぱり日本という国は素晴らしいなー！ということを実感した次第。詳しくは後日。【送料無料】まさか！のときの生き残り塾増補版 [ 進士徹 ]価格：1,512円（税込、送料込）

  2014年06月25日

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  座禅はじめました

  以前から、たまに座禅に接する機会はありましたが、本格的に習慣化するところまでは至っていませんでした。今回、ふとしたきっかけで、本格的に座禅に勤しんでみよう、という気になり、自宅近辺で探すと、徒歩20分ほどのところにある天岑寺（てんしんじ）がヒット。以前から存在は分かっていたんですが、自分ん家とは宗派も違うのでついぞ山門をくぐることはありませんでした。今回、改めてご縁ができたということでしょうか。電話をしてみると、日曜日の朝6時半から座禅会をしており、「ぜひお越しください」とのことだったので、雨の降りしきる中、行ってきました。天岑寺入り口 posted by (C)まさやん6312天岑寺山門 posted by (C)まさやん6312住職から手ほどきを受け、見おう見まねで開始。時間にして40分ほどでしょうか。「雑念を振り払う」と理屈ではわかっていても、なかなか頭の中にわき起こる想念を他へ追いやることができないまま、あっという間に時間が到来。その後は1時間あまりにわたって、住職を囲みながら茶話会。他の参加者はベテランのようで、もう勝手知ったる感じのようです。そういうわけで、ちょっと気負うところはありましたが、しばらくはこのお寺に通ってみようと思います。京都の座布団専門店一疋屋　　≪5,400円以上で送料無料！≫【座禅座布団】【坐蒲】【ざふ】ツム...価格：3,672円（税込、送料別）

  2014年06月22日

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  自分が『無』だったら…

  昨日の日記の、「なぜ自分は今ここにいるのだろうか」「自分のいる地球を含めたこの宇宙はどうして存在するのだろうか」というくだりで、ブロ友のたんぽぽさんから、「私も同じことを子どものころから思っていたし、息子も、小学校の時に同じことを言い出した」というコメントをもらいました。こういう感覚を持つ人って、それなりにたくさんいらっしゃるんだなぁ、と改めて思いました。この種の問いかけでもう一つ答えが出なかったのが、「もし自分が生まれなかったら、自分という意識はどこで何をしていたのか？」というものです。子ども時分の僕は、「人は生まれ変わる」という概念を持ちえておらず、1回限りの人生、というように思ってましたから、「たまたまこの世に生を受けたけれども、もし生れ落ちなかったら、自分はいないことになる。いないこと＝意識がないことって、どういうこと？知覚するものが何もないって、どういうことなんだ？」と考え出すと、答えが出なくて頭の中が真っ白になってしまう、そういう思考をしばしばめぐらせていました。今は『輪廻転生』という言葉があるように、この世とあの世が存在している中、どうも、人は生まれ変わるならいがあるようだ、という認識があるので、知覚というか意識というか魂というか、そういう存在は永遠に続いているもの、という理解があります。しかし、それとても、その意識が生まれた瞬間があるわけです。その意識が生まれる前は、やはり何もなかったわけですね。しかもこの宇宙は、今から約140億年前に『ビッグバン』という現象から誕生しているとされています。じゃあその前、宇宙すら存在しなかった頃って、自分という意識はどこにあったのか、なかったのか。なかったとすれば、知覚のない世界ってどういうことなのか。いや、現在においても、たまたま自分はこの知覚を持ちえてこの世に生を受け、人間として日々の生活を営んでいるけれども、ことここに至るまで、やはり知覚がない状態だとすると、つまり自分が『無』の状態のままだったとすると、その『無』の状態とは、いったいどんな知覚があるんだ？いや、知覚はないのだから、そこには何の思いも意識もない。それってどういうこと？大の大人になっても、この部分の答えは出ないのです。まぁ一説には宇宙の本質は11次元の世界だ、と説明している学者もいるので、今の3次元の世界では到底説明できないことがあるんでしょうね。ある意味、今の地球上の全人類が1つの大きな意思なのかもしれない、と、そういう考え方もアリなのかもしれません。【1000円以上送料無料】宇宙と人間を支配する大法則　1／小林秀典価格：1,404円（税込、送料込）

  2014年05月29日

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  少年期の死生観

  今日はヨメさんの月命日です。つい先日、「亡くなって半年」と思っていたのが、もういつの間にかさらに1か月経過。時が経つのが本当に早いです。今月の始めごろに、「死後の世界を信じるし、身内が亡くなってからその思いはさらに増幅している」というような内容の日記を書きましたが、最近、「死後の世界がある」ことを前提に書かれた書物をよく読むようになりました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】人は死なない [ 矢作直樹 ]価格：1,404円（税込、送料込）この本などは、臨床医の先生が書いているんですね。医者が霊界やらあの世とやらを取り扱うのは、話題にすることすらはばかられるような気もしますが、よくよく考えれば、職業柄、多くの人々の生と死の狭間をまざまざと見せ付けられる境遇なわけで、「人が死んだらどうなるのか？」という問いかけを、ひょっとしたら人一倍する立場なのかもしれません。この本の著者に深く共鳴したのは、彼は医者になることなんて思ってもいなかった子どもの頃から、「なぜ自分は今ここにいるのだろうか」「自分のいる地球を含めたこの宇宙はどうして存在するのだろうか。この宇宙は誰が作ったのだろうか」という自問をしょっちゅうしていた、ということです。僕もまさに同じ問いかけを小学生の頃からしていました。それは、「死ぬ、とはどういうことか？」という自問から始まったんだと思います。その頃、小学校3年生とか4年生の頃でしたか、僕は母親に連れられてある宗教団体の会合に通うようになりました。その教団では、「21世紀を待たずして地球全体が粛清され、我が教団の信者は救われるが、その他多勢は死滅してしまう。だから一生懸命学びましょう、祈りましょう」というような教えでした。子ども心に「そうなんだ。自分が大人になる頃にこの世の終わりがくるんだ」という思いが強烈な楔となって自分の身体に差し込まれた感じがし、そこから「あまり力を入れて生きなくても…」という諦観じみた思いが生じるとともに、「死ぬっていったいどういうことなんだろう？」と考え出したんですよね。そうすると、「この『自分』、というのは無に帰してしまうのか？」「無になる、というのはいったいどういうことなのか？」「では、果たしてこの地球上、いや宇宙の中で自分が存在していることっていったいどういう意味があるんだ？」そういう訳の分からない問いかけがぶわーっと頭の中に去来し、こんがらがって、結局はその場をやり過ごしてしまう、という作業を何度も何度も繰り返していたのです。偶然にも、今回手に取った本の著者が、僕の幼少期の思いと共通だったので、「わっ、他にも同じ思考をしていた人がいた！」と、ちょっと興奮しました。今は、死後の世界の存在を肯定している自分がいるので、死んだら「無になることはない」とは考えていますが、「では、その死後の世界にいる、という価値はなんなんだ？」とか、「生まれ変わる、ということが是であれば、それは何のためにどのようにプログラムされるのか、そしてそれは誰が決めているのか？」とか、次から次へと新たな疑問が湧いてきて、とどまるところを知らないんですよね。ま、別に絶対に答えが欲しいわけでもなく、それは自分が黄泉の国に旅立ったときのお楽しみにとっておけば良いだけの話ですが…。それにしても、死後の世界の探索に、興味が尽きない今日この頃。ヨメさんが亡くなったことが、その思いに拍車をかけているんだと思います。

  2014年05月28日

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  エゴグラム

  性格分析のツールはそこそこの種類がありまして、僕が今学んでいるエニアグラムはその中の1つでしかなく、その他にもメジャーなツールとして『エゴグラム』というのがあります。エゴグラムの詳細はウィキペディアで。エニアグラム仲間で、以前はこのエゴグラムを用いていた、という一回り年配の人がいて、その方のご好意でタイプチェックをしてもらいました。すると…全体の高さエゴグラムの高さは、外に現れるあなたの心的エネルギーの強さを表しています。あなたのエゴグラムは、やや高いレベルでバランスしています。CPとNPのバランスCP、NPともに高いので、親の部分が発達しておられます。NPの方がCPよりも高いので、他人に対しては、厳しく接する面と優しく接する面とを使いわけることができる方のようです。CPが高いことは、高い目標を掲げ、それに向かって努力していかれるという側面も持ち合わせておられるようです。Aの高さAはかなり高いので、情報収集力、分析力、判断力に優れ、企業の管理職として備えていたい特性を持っておられると思われます。FCとACのバランスFC、ACも平均よりも高いので、ご自分の言いたいことは率直に言い、感情も素直に出され、かつ他人への気配りも出来る方だと思います。FCよりもACの方が高いので、どちらかというと、他人の意向を尊重するようですが、それは現在の職位からくる面もあるようです。という診断結果が出てきました。この方曰く、僕のふだんの振る舞いとこの診断結果は見事に一致しているようで、ご自身なりに得心されたそうです。【送料無料選択可！】エゴグラム入門 自己分析で適性がわかる 5 Persons Ego Gram 新装版[本/雑...価格：1,296円（税込、送料別）

  2014年05月08日

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  心の素

  「人間は、口から入れる食べ物で身体がつくられ、耳から入れる言葉で心がつくられる」こういうフレーズに出会いました。言いえて妙ですね。身体に良い食べ物を適切に摂取していれば、健康で丈夫な身体を手に入れられますが、ジャンクフードを食べ続けたり、暴飲暴食を重ねていると、1日や2日はどうってことないのですが、半年経ち、1年経つと、すっかりメタボ体型になってしまったり、身体を壊しやすくするものです。それと同時に、耳に入れる言葉も、心地よい、共感できる言葉だったら、心は和み、穏やかであり、軸がぶれなくなります。少々、不測の事態を目の前にしても、落ち着いて対応が可能となります。ところが日頃から悪口雑言やネガティブ・ワードばかりを発していると、その音声は自分の耳にも届きますから、やはり1日や2日はどうってことないんですが、半年経ち、1年経ってもそういう言葉を発する習慣が続いていると、心はすさみ、落ち着きをなくし、悲観的な人生を送る羽目になってしまいます。心の素は言葉。『言霊』と言われるゆえんですよね。だから、自分の使う言葉に気をつけよう、と改めて思いました。【送料無料】言霊の法則 [ 謝世輝 ]価格：545円（税込、送料込）

  2014年04月03日

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  昔より公衆道徳は優秀？

  いつの世も、年配者が「昔は良かった…」と懐古するのが慣わしになっています。何かとんでもない事件が発生したり、モンスターな人間が周囲を掻き乱している姿を見ると、確かに「昔の方が良かった」と考えてしまいます。公共の場での、若者の態度や子どもの道徳心のなさ、女性のヒステリックなふるまい等々を見聞すると、以前は考えられなかった道徳観に基づいた行動なので、やはり「昔は良かった」となります。でも、本当に昔の人は道徳心が高かったのか？先日、ある新聞記事にこんなくだりがありました。「昔は旅行などで昼下がりの急行列車に乗ると、だいたい座席の下に先客が食べたであろう弁当のガラが放置されていたもの。でも今どきは、ドア際にあるくずもの入れや、駅のホーム上に設置してあるゴミ箱にきっちりと捨てる人が多い。昔の人のほうが道徳心は低かった」と。なるほど、それは言えているかも。先月、父の見舞いで大阪を往復した際、復路の新幹線車中で観察してみました。すると、停車した駅のホームに降り立った乗客が、こぞってゴミ箱の周囲に集まり、車内で出たゴミをきちんと捨てている光景に出くわしました。くずもの入れにキチンと捨てる人々 posted by (C)まさやん6312そういえば昔のスモーカーは、駅のホームでタバコを吸っていると、吸殻を線路に投げ捨てることがふつうでした。なので駅ホーム沿いの線路は、タバコの吸殻が埋め尽くされて真っ白になっていたことを思い出しました。現在は、駅ホーム上は禁煙が当たり前のご時世でもあるので、線路にはゴミはほとんど落ちていませんよね。なーんだ。道徳面では、今のほうが優れてる面もあるやん。そう思っている今日この頃です。【送料無料】僕らの新しい道徳 [ 岡田斗司夫 ]価格：1,680円（税込、送料込）

  2014年04月02日

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  運がない理由

  知り合いに、つくづく運がついてない人がいます。けっこう年配でバツイチ。子どもは全員、妻のほうに引き取られたので、今は独りぼっちの生活。ここ数年、音信不通だったのですが、最近になって十年ぶりぐらいに電話で話をすることができました。意外と元気な声でした。意外に、というのは理由があって、とにかく仕事に恵まれず、したがって万年金欠病なんです。僕がその身だったらおかしくなってしまうでしょう。しかもこの人の経歴を見ていくと、恵まれないのは今に始まった話ではなく、若い頃に飲食店に勤めていて、とても真面目で熱心だったので、お店や会社からの信望も厚く、このままいけば、店長に抜擢されるはずだったのが、突如、なぜか別の職業に横恋慕して店を辞め、そこから人生がうまくいかなくなったようです。最近も、ようやく探し出した勤務先が、リーマンショックのあおりで倒産。あえなく失業者になったとか。本来なら、優雅な熟年生活を謳歌してもおかしくない年齢なのに、実際は極貧生活を強いられ、とてもじゃないけど優雅な生活とは程遠い感じ。決してなまくらな人ではなく、一生懸命働くし、一生懸命家事に勤しむし、なぜ、豊かな環境下にならないのか不思議。しかし、最近、ようやく分かってきました。この人の口癖、「もう忙しゅうて、かなわんわ」「大変なんや、こっちは」「カネが全然あらへんねん」と、ネガティブワードのオンパレード。言葉は「言霊」と言います。「言葉には魂が宿っている」という昔からの言い伝え。この知り合いは、自分の発するネガティブワードが周囲の人たちの談笑の場を奪い、自分自身の働く気持ち（モチベーション）を失せさせているのは自明の理。この人が、ものごとの本質に気がつくのは、いったいどれくらいの期間がかかるのか？にわかに実験台としての役割を果たすこととなりました。がんばれ。【送料無料】あなたにも言霊の奇跡がすぐ起きる [ 櫻庭雅文 ]価格：1,575円（税込、送料込）

  2013年10月08日

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  どうして冷静？

  ここでは内容を書けませんが、実は今、とんでもない事実に直面しています。たぶん、他の人が同じ境遇に接すると、ある人は、メチャクチャ落ち込んだり、ある人は、号泣したり、ある人は、何もかもやる気を失ったり、そういう反応になると思います。感情があらわになると思います。なのに、僕の場合、実に淡々としているんだなぁ。本当なら何も手につかないはずなのに、淡々と、自分のやるべき行動を次から次へとこなしていってるんですね。いったい、どこまで自分の感情があらわにならないのか。どうして冷静でいられるのか？そこまで薄情なわけでもないのに。他人の感情にはとても敏感に反応するのに、自分の感情には何だか疎いんですね。でも本当の自分は、思いっきり泣いているのかもね。もう少し、自分に素直に向き合ってみることにします。【送料無料】感情を出したほうが好かれる [ 加藤諦三 ]価格：600円（税込、送料込）

  2013年09月29日

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  宗教とは

  唐突ですが、最近、考えていることを一つ。宗教は、人の生き方を導き、人が幸せになる方法を説いている、というのは誰しも理解できることです。でも僕は、世の中のありとあらゆる宗教が、実は世の中で最も排他的で、最もエゴイズムに満ち溢れていて、人を不幸に陥れる諸悪の根源のように思えてなりません。今のさまざまな教えは、すべて「教祖」を名乗る人間が経典を著し、実践しています。人間である以上、どうしてもその人の性格に根ざした囚われの意識が働き、エゴと排他の結論を出してしまうのです。そうでなければ、なぜ歴史的に『宗教戦争』なるものが起きるのでしょう。本来、人はそれぞれ考え方の異なる別個の存在です。価値観も微妙に違います。なのに、人は己れの価値観を相手に押し付け、それに応じないならば容赦せずに排他的行動を働きます。ここで人間同士のいがみ合いが起きるのです。人を幸せにするはずの宗教が、皮肉にも人を新たな争いに巻き込むのです。宗教の始祖である、お釈迦様やイエス・キリストやモハメッドは、果たしてそういう人間の排他的な精神を是としていたのでしょうか？そうではないと思います。お互いの異なる文化、異なる思想、異なる生活様式を理解し、認め合い、そしてお互いが尊重できるようになる、そんな秩序ある生き方を、彼らは説いたはずなのです。なのに、いつの間にか「自分たちの教えが正しい」「自分たちの教えがすべてだ」と曲解し、「周囲は自分たちの教えにかしづくべきだ」「周囲は自分たちの教えに帰依すべきだ」と押し付けることが平気で行われています。だから紛争がなくならないのです。これは国家や政治家のせいではありません。国を構成する、あるいは政治家を選ぶ、我々一般市民の心の持ちようの問題です。決して僕たちは国や政治家に責任転嫁してはいけない。自分にとってよくないことが起きたとき、それを「よくない」と思うか、「よくない様が分かったので、これからは気をつける」と思うか、どちらかなのです。前者の考え方で終わっているのが、今の人々の生き方です。これでは他人に責任を押し付け、自分を正当化するしかない生き方です。世の中の大多数が同じ発想で生きていたら、そりゃ話がまとまらず、いがみ合いになるはずです。僕たちは、目の前で起きたことを現実のものとして受け止めなければならない。いくら「あってはならないこと」であっても、それを現実として認めなければならない。そして、それがもたらされた原因は自分の内にあることを理解しなければならない。さらに、自分と他人とは違う、ということも承認しなければならない。自分の価値観を押し付けることは、紛争の第一歩とわきまえなければならない。そういう発想を自分のものにできてこそ、宗教は活きてくるのだと思います。ただ単に「祈っていれば良い」「修行していれば良い」「勤行していれば良い」と思っている信者は、おそらくいつまでたっても幸せを噛みしめることができないでしょう。【送料無料】 宗教黒い報告書 リアル・ノンフィクション Million Mook 【ムック】価格：1,300円（税込、送料込）

  2013年09月02日

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  世代の感覚

  今日、職場で同い歳の社員と談話。「最近、涙腺が弱くなった」という話で盛り上がりました。以前はどうってことなかったようなドラマや映画でも、ウルウル、ホロッときたりする。「『金八先生』ですら涙がボロボロ出てくることあるもんね」と僕が言うと、くだんの社員も、「ですね。来ますね」と。一緒だ。ちなみに彼は、さほど感情の起伏を表情やしぐさで表現しない人なので、あまり何かに思い入れるような人とは見ていませんでした。ただ単に外見で判断するとダメですねぇ。さらに話が一致したことがあって、たとえば旅行で名所・旧跡を訪れたときに、「ひょっとすると今後、同じ場所に来ることは二度とないかも」という思いにとらわれて、必死で目に焼き付けようとしたり、体験しようとしたりする、その傾向を2人とも持っていることが分かりました。この感覚は割と「自分だけ」と思っていたのですが、人生を半世紀も生きてくると、何となく同世代の人たちは同じようなことを考えるんでしょうか。子どもの頃や若い頃には決して感じることのなかった思いです。何となく、わびしさを感じます。【送料無料】50歳からちょっと心を休ませる本 [ 加藤諦三 ]価格：1,365円（税込、送料込）

  2013年08月30日

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  子どもを信用できない大人

  最近、相次いで漫画・アニメの世界で物議を醸している事案があります。一つは宮崎駿監督の話題作『風立ちぬ』。この映画の全編にわたり主人公をはじめさまざまな登場人物のタバコを吸うシーンがあり、それが「未成年も鑑賞しうる作品であり、青少年の喫煙をあおる」という理由で日本禁煙学会とやらが制作会社に要望書を提出したこと。もう一つは、作者自らも広島で被爆、作者の自伝的な作品として原爆の悲惨さを描き、世界中にも翻訳されて広く読まれている『はだしのゲン』。この作品中に、過激な表現があるとして、松江市教育委員会が市内の小中学校の図書室に保管してある同作品の閲覧制限を加えたこと。前者の『風立ちぬ』の喫煙シーンは、賛否両論いろいろありましょう。当時の時代背景を忠実に描写するアイテムとしてタバコは必要不可欠だという意見もありますし、逆に喫煙シーンが青少年の喫煙を助長させる効果があるのでまずい、という主張もうなずけます。事実、欧米では実写版もアニメ版も喫煙シーンを映像化することはかなり厳しく制限されているとか。ところで後者はどうでしょうか。『はだしのゲン』の作者、故・中沢啓治氏が伝えたかったのは、あくまでも原爆の悲惨さであり、その前後に描かれる暴力的な描写は、時代背景を説明する意図があったとしても、それが主題ではないはず。それ以上に、原爆の悲惨さを、未来を担う子どもたちにも知っておいて欲しい、それが作者の願いだったと思います。それが、単にそのシーンだけを切り取って「過激だから閲覧をやめさせろ」という理屈は、少し過剰な意見ではないでしょうか。一般市民からの声に応じた措置とのことですが、10人いれば10人分の異なる考え方がある中で、その一つの声だけでジャッジを下していたらキリが無いと思います。本来はどうあるべきなのか。未来を担う子どもたちにどうあって欲しいのか。そういう大局的な見地から、ものごとを判断する必要があるのではないかと思います。ちなみに僕も『はだしのゲン』は小学校3～4年生の頃に初めて読み、大きな衝撃を受けたクチです。しかしその衝撃とは、何をおいても原子爆弾の威力と被爆地・被爆者の悲惨な状況、それが読んだ当時からすると、たった四半世紀前に現実に起きていたという事実に対する衝撃であり、日本軍が占領先の住民の首をはねたとか、主人公の姉が性的な暴力を受けたとか、そういうシーンに衝撃を受けたわけではありません。いえ、衝撃を受けなかったからOKという理屈ではなく、そもそもそんな惨殺や婦女暴行という行為は、はなからやってはいけないこと、と理解したうえでの、原爆に対する衝撃です。あくまでも原爆の悲惨さに衝撃を受けたわけで、ですから、その後、広島の街を訪れる動機にもなっていますし、原爆資料館で『はだしのゲン』以上の衝撃的な事実を目の当たりにすることにつながっています。さらに言えば、「わが子にも見せておかねば」という動機にもなっていて、10年近く前に実際に家族で広島を訪れました。彼らも『はだしのゲン』をむさぼり読んでいましたが、彼らは彼らで、今の若い世代として数十年前の過去の事実に思いをはせたと思います。子どもは子どもなりのストーリーの読み方、解釈をするものであり、そして、それは決してぶれてはいないと思います。今回の閲覧制限を要望した市民は、そういう子どもの持っている純粋な心、ポテンシャル、そういったものを信用せずに、ただ一方的に「余計なお世話」的な大人の理屈を振りかざしているような気がして、少々残念な気持ちです。救いなのは、この松江市教育委員会の措置に対する疑問や反論が、多くの人々から湧き起こっていること。やはり、一部の偏った考えにあっけなく応じることの代償はけっこう大きいものがあると感じました。【送料無料】はだしのゲン（1） [ 中沢啓治 ]価格：740円（税込、送料込）

  2013年08月19日

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  ○○したい、ではなく、○○でありたい

  今日は日本コーチ協会・埼玉チャプターの定例セミナーの日。いつも盛況な『パーソナル・ファウンデーション』がテーマでした。パーソナル・ファンデーション、直訳すると『自己基盤』。解説では「自分自身の基盤を整えることであり、自分自身の人生の質を画期的に高めるためのシステマティックなアプローチ」とあります。コーチング・スキルを極める上で、同時に学んだほうがパフォーマンスが格段に上がる、そういうスキルです。そして、自己基盤が強固なほど、「自分の人生を思い通りに描くことができ、行動できる」とあります。ただしこのワークは、自分の嫌な面やウイークポイントを正視することが求められるので、受講して、気分が晴れやかになったり、スッキリすることがあまりありません。どちらかというと、モヤモヤ感が残る、後味の悪い結果になります。講師の近藤真樹コーチに言わせると、それが当たり前であり、そのモヤモヤ感を持ち続けないと、パーソナル・ファウンデーションはきちんと会得できないそうな。とかく僕たちは、こういう自己啓発的な学びに接するにあたり、その動機が、「○○を達成したい」「○○を体験したい」「○○を自分のものにしたい」「○○を取得したい」というように、ある種の成果を目的に据えがちです。言い換えれば、成果を得る手段として、さまざまなスキルを求めがちです。この図式でアプローチする限り、限界があります。というのは、体験することはともかく、「達成したい」「自分のものにしたい」「取得したい」というのは、完全に自分のコントロール下に置けないからです。たとえば「高校野球選手権で優勝を達成したい」と思っても、参加している他の学校も相応に優秀なわけですから、一枚も二枚も上のレベルの強豪と当たったときに、その願いが達成される確率は決して100％ではありません。どんなに自己基盤を確立するワークを受けていても、達成できないものは達成できない。ここに大いなる矛盾というか、新たなストレスを囲うことになり、「ダメな自分」という新たなレッテルを貼ってしまうきっかけになります。自分のコントロール下におけない、という事象にフォーカスするのは、限界があるのではないか、と思うのです。そこへいくと、同じ「……たい」でも、「自分はこういう人間でありたい」という自分のあり方を追求するアプローチのほうがしっくりくると感じます。自分のあり方については、相手のある話ではありません。あくまでも自分自身の内面の話です。ですから、完全に自分のコントロール下です。達成するもしないも、相手のある話ではなく、あくまでも自分自身の内面と向き合う話。他人の介在することでは決してありません。これが『パーソナル・ファウンデーション』の本当の狙いなのかなぁ、と思います。自分のあり方、自分の生き方、これが確立していると、どんな結果に対しても、ぶれることなく受け入れることができると思います。その場その場の結果で、表面的に一喜一憂することがない、ネガティブな結果でも、それを素直に受け止めることができる。そういう姿勢でいられることが、結果的に「自分の人生を思い通りに描くことができ、行動できる」ことにつながるのではないか、そう思いました。ということで、自分も今後は「自分はどういう人間でありたいか」これを念頭に置き続けていきたいと思います。【中古】 いつも「いいこと」が起きる人の習慣 自分を画期的に改善する21の法則 ／トマスレナー...価格：200円（税込、送料別）

  2013年08月18日

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  勉強会に参加しても…

  僕が運営に携わっている、日本コーチ協会の埼玉チャプターでは、毎月、定例セミナーと称して勉強会を開催しています。通常は、参加費を当日受付にて徴収する運用なのですが、人気のあるセミナーですと、参加者が格段に多くなるため、受付事務の煩雑さを軽くするために、事前に参加費を口座振込みしてもらうようにしています。ところがここで、人によって大きく行動が極端化するんですね。振込みの案内メールを送信したとたん、すぐに振込手続きをしてくれる人。こういう人は、「圧倒的に志（こころざし）が高いんだなぁ」と、こちらも嬉しくなります。残る大半の人は、すぐに振込手続きをしてくれません。締め切り1週間前に「あと1週間で期限ですよー。そのときに振り込まれなかったら、セミナー参加の意思はないと解釈して、自動的にキャンセル扱いにしますよー」というリマインドメールを送ると、そこで慌てて振り込んでくる人が何人か出てきます。それから1週間後の期限までに断続的に数人が振込手続きをしてきます。ここまでは、自分的にまだOK。問題は、それでも期限までに振込手続きをしてくれない人が若干名いる、ということ。こちらも、メールが届いているのか、あるいは届いていても読んでくれてないのではないか、心配なのでもう一度、督促メールを送るんですね。すると、しばらく間をおいてから当事者から「あーっ！　ごめんなさい！　すっかり失念してました！」という返信が来たりするんです。それもまだ良いほうで、さらには、その督促メールにも反応しない人がいたりします。期限を切っているのに、忘れてしまう人、無反応な人。さすがに人数は少ないのですが、しかしこういう人が毎回2人とか3人は存在します。こういう人たちを目の当たりするたびに、申し訳ないけど、「そもそもコーチングの勉強をするんだったら、その志の低さを改善したらいかが？」と思います。ご本人は「志が高い」と思っているかもしれませんけど、もし本当に志が高いのであれば、そういう人は、主宰者からのメールを簡単にスルーしないと思います。ましてや金勘定の話だったりするので、そこに頓着が無いんであれば、相手の気持ちを斟酌していないことになり、セミナーを受講する側としての心構えが、成っていないのではないか、と僕は考えてしまいます。ちょっと辛口の話になりましたけど、人をコーチする立場であるならば、こういうところはキチンとわきまえて欲しいなぁ、と思うのであります。【送料無料】生きる姿勢 [ 曽野綾子 ]価格：798円（税込、送料込）

  2013年08月12日

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  日本人の秩序は『縛り』から？

  ここ最近、読売新聞で報道された、JR京浜東北線・南浦和駅での乗客救出が、世界のいたるところで話題になっているそうです。駅員が苦戦、電車押す輪自然に…救出の8分間曰く、「英雄的な行動」「おそらく日本だけで起こりうること」「自分たちの国だったら、乗客は眺めるだけで何もしなかったかもしれない」「とっさにこのような行動ができる日本人は、どのような教育を受けているのか」と。何だか背中がむずがゆくなるような賛辞の声が続きます。こういう話に接すると、なかなか日本人も捨てたもんじゃない、とは思うのですが、しかし実際はどうなんでしょうね。たとえば同じ電車に乗るシーンで考えてみると、「優先席」というのがありますよね。お年寄り、身体の不自由な人、妊婦など、そういったいわゆる交通弱者に積極的に席を譲りましょう、というわけで設けられています。しかし、これを日本人の大多数が励行しているかというと、日ごろ電車に乗っていて、そうは見えません。かくいう僕も、年配者が自分の前に立ったときに、あまりにも疲れていたら、寝たふりをしてやり過ごしちゃいます。しかも「優先席」だと座るのがはばかられるので、どちらかというと「通常席」を選んで座ってしまいます。「通常席」だと、何だか後ろめたさはありませんから(笑)でもこれ、逆に言えば、「優先席」じゃない「通常席」では、目の前に交通弱者が立っていても、別に席を替わる必要はない、と解釈してもおかしくない、ということになりませんか？いえいえ、本当は、優先席であろうが通常席であろうが、やっぱり席を譲るべきは譲るべきなんですよね。で、海外を旅行した人の話を聞くと、どうも彼の地では交通弱者を見かけたら、どんな人も進んで席を替わるんだそうですよ。日本人みたいに、さも「そういう人はいない」とふるまったり「寝たふり」を決め込んだりしててこでも動かない、というシーンはほとんどないんだそうです。そう考えると、「しつけ」の面では、日本人よりも海外の人たちに軍配が上がるんじゃないだろうか、と考えるわけです。日本人と海外の人たちとの道徳観の違いって何だろう？そういう観点で思考を働かせているうちに、一つの仮説が出てきました。日本人というのは、「一度に多くの人が同じ理由で『縛り』（不自由）の状態になったときに、みんなで事態打開に協力し合う」そういう観念があるんじゃないだろうか、と。個々人のパーソナルなアクションの中では、突拍子もないことをするのははばかられる。でも、みんなが同じ行動をするのはとても安心。そこに大義名分が加わればさらに行動が促進される。今回のケースで考えると、女性が電車とホームの間に挟まってしまい、電車の運行がストップしてしまった。少なくともその電車に乗っていた人たちは、一度に全員が前途を阻まれたわけです。その事態を打開するためには、まずもって女性を救出しなければならない。そう考えるのは当然で、それが大きな大義名分であり、みんなが共通の行動に移す原動力だったんではないか。震災のときに、横入りもせず、ひたすら整然と行列を作り、物資の配給を待っていた。この姿も世界中から賞賛されましたが、やはり、震災という、一度に多くの人が共通の『縛り』に陥ったがゆえに、助け合う、整然と並ぶ、という行動がごく自然に出たんだろう、と。「和を以って尊しとなす」とは、日本人の美徳とされている言葉ですが、まさにその言葉どおりの精神を、私たち日本人は持っていて、いわば『縛られる』ことで秩序が保たれる。そこが海外の人たちとの大きな違いなのかもしれません。【送料無料】日本人の誇り [ 藤原正彦 ]価格：819円（税込、送料込）

  2013年07月30日

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  コンプレックスが一転

  昨日は勤務先のイベントで、バレーボール元日本代表の三屋裕子氏の講演を聴きました。現役を退いて久しい三屋氏は、今は後進のアスリートたちを育てる側で活躍されています。そういう仕事がら、当然のことながら『コーチング』というキーワードも出てきました。「過去と他人は変えることができない。変えられるのは未来と自分だけである」僕がコーチングを学びだしてから幾度となく聞いた、心理学における象徴的な言葉が、同氏の口からもポンと出てきて、わが意を得たり、という気分に浸ったことです。その彼女がバレーボールに目覚めたのは中学に入ってからだそうです。身長が178cmもある三屋氏は、小学校卒業時には既に170cmもあったんだとか。今でこそ女子バレーボール選手の身長は180cmでも珍しくなくなりましたが、当時は背の高い男子をもしのぐ身長は、周囲からドン引きされることしきり。それだけならまだ良いほうで、平均的な姿とは異なる様相が災いし、格好のイジメの対象になっていたんだそうです。クラス中で「あいつの身体に触れると、巨人病になるから気をつけろ」と触れ回られ、誰も近寄ってこない。運動会のフォークダンスでも、ついぞ誰も手をつないでくれなかったんだそうです。子どもとしては、毎日の学校生活が地獄です。父母は決して背が高いわけでもないのに、なぜ自分だけこんなに身長が突出しているのか。情けないやらやるせないやらで、自分の身長の高さを相当恨んだそうです。いつも背中を丸め、目立たないように廊下の端っこを歩く。中学校に入ってからもしばらくはそんな生活でした。その姿を見た、ある一人の先生が声をかけてきます。「お前、自分の背が高いのが嫌なのか」こくりとうなずく中学1年の三屋裕子。「良いことを教えてやろう。そのお前がコンプレックスに感じている背の高さが、一転して大きな強みになれる方法がある」と、その先生。何だろう、と思っていると、先生は、「バレーボールをやりなさい」実はその先生は、三屋氏が進学した中学校の、女子バレーボール部の顧問だったんです。その先生に言われるまま、バレーボール部に入り、その後、メキメキと頭角を現していったのでした。「私の人生を変えたのは、バレーボールでした」と言ってはばからない三屋氏。象徴的なできごとがあったんだそうです。背の高いことでイジメられ、背の高さがめちゃくちゃコンプレックスだった小学生以前。そして背の高さをめちゃくちゃバレーボールの活躍に活かせた中学生以降。周囲の人々のセリフが、「わー、背が高ーい！　へんなの～っ！」から「わー、背が高ーい！　いいなぁ～っ！」に変わっていったんだそうです。コンプレックスが一転、大きな強みに変わった瞬間でした。聴いているこちらも、ちょっとホロッときましたね。自分の弱みを強みに変えていく。ほんの少し視点を変えるだけで、180度違う世界が現出します。いろんな可能性を教えてくれた、三屋氏の講演でした。【送料無料】尾木ママの「凹まない」生き方論 [ 尾木直樹 ]価格：1,000円（税込、送料込）

  2013年07月07日

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  『調和力』でゴキゲン

  ことのほか短気で、すぐに相手に不遜な態度で議論をふっかけ、相手の気分を害したり、機嫌を損ねたりする。社会人になってからの、10年位前までの僕の姿です。しょっちゅう、というわけではなかったものの、「ここ一番」というタイミングではけっこうこういう態度に出る頻度が高かったように記憶しています。今から考えると冷や冷やものですが…^^;で、こういう局面でも、相手が機嫌を損ねて逆上するようなことになると、「し、しまった！」という思いでいっぱいになり、とたんに猫なで声で関係を修復するような行動に出ます。我ながら、イヤな奴。ということは、基本的には争いごとが嫌いなんですよね。できるだけ平和でありたい。なのに虚勢を張るから、本心と行動とがバラバラになり、だんだん変な方向へ進んでいってしまうのです。だったら最初から素直に、平和裡に解決する方向へ進めば良いのに……。ということが、ようやく最近になって分かってきました。以前にも書いた『ストレングス･ファインダー』で自分の強みを測ってみると、ダントツで『調和性』が出てきました。利害が対立する者と喧嘩をするのではなく、何がしかの共通項を見出して、調和させていく。そういう方向に話を持っていく。すると、とても心地よい自分を感じることができるのです。そして調和させていくことが自分の強みなら、それを思う存分発揮させれば良い。最近、とみにこの『調和力』を意識した行動を心がけています。とりたてて何か良いことが得られたことはありませんが、しかし、メチャクチャ悪い結果に見舞われたこともありません。無用な争いが回避できているので、ゴキゲンです。このゴキゲンなことが、一番です。【送料無料】さあ、才能に目覚めよう [ マーカス・バッキンガム ]価格：1,680円（税込、送料込）

  2013年06月26日

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  残念な貸し本

  しばしば図書館で本を借りることがあります。同一の本を不特定多数の人が借りるわけですから、毀損しているケースも多いわけですが、中には確信犯的な汚し方をしているケースもあって、ガッカリしたりします。今回、借りた本でもこんな鉛筆書きがありました。誰かに日付を書き込まれた貸し本 posted by (C)まさやん6312おそらく日付でしょうね。しかも今から約6年も前の！「この日付にここまで読んだ」というしおり的な記録なんだと思います。時間を置いて読書再開するときの目印としていたのではないか、と。ですので、ページを繰っていくと、この日付表記が至るところで見つかるんです。自分の購入した本に書いていくんなら「お好きにどうぞ」ですが、不特定多数の人たちが手にする貸し本で、こういうことを堂々とする神経が、ちょっと僕には分かりません。しかも筆跡からすると、けっこう律儀な人っぽく、年齢的にもそこそこ年配者の筆致に感じるんです。いい歳した御仁が、こんなひんしゅくを買う行動をしているとは、にわかには信じたくありませんが、ちょっと悲しくなりました。モラルハザード いま、ニッポンが壊れている / 竹内義和 【単行本】価格：840円（税込、送料別）

  2013年06月06日

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  ルーズな人

  時間にルーズ、人付き合いにルーズ、仕事にルーズ。いろんな場面でルーズな人はいますが、ここ最近、僕の頭を悩ましているのが「お金にルーズ」な人。数年前から、ホームページを制作するというサイドビジネスをやっています。大々的に宣伝しているわけでもなく、勝手気ままに進行させているので、小遣い稼ぎにもなりませんが、それでもほんのおナミダ程度の副収入があります。今年の初め頃、ある人からブログのデザイン変更の仕事を依頼されました。この人からは一昨年も同じ仕事をもらっていて、今回はさらにブラッシュアップしたい、とのことでした。見積額を伝えると、「それで良いので、まずはこの変更を。これが終わったら、順次、続きの作業依頼をしますので」という返答があり、さっそく仕事を受けて、とっかかりのデザイン変更作業を行ったのが3月始めのこと。で、作業終了後にメールを送り、「続きの作業依頼をお待ちしています」とメッセージしてからまったく音沙汰がなく、2ヶ月をゆうに過ぎました。「どういうつもりだろう？いつになったら、次の変更依頼が来るのだろう？まさか、後の話は立ち消えになっていて、3月にやった作業も、あわよくばなかったことにして、支払うつもりがなかったりして……」とだんだん不信感が募ってきました。最初の作業は軽微な内容だったので、実はわずか2千円の費用です。「なかったこと」にできなくもありません。しかし、僕はケチなのかもしれませんが、そんな「はした金」でもきっちり支払ってくれるのが当然だ、と思うし、何の沙汰もよこさないのは、とても残念に思うのです。このまま立ち消えになるのは、僕の気持ちが許さないので、思い切ってメールしてみました。「次の依頼をお待ちしているのですが、その後いかがですか？特に今すぐ変更する要件がないのであれば、いったん精算させて欲しいのですが」すると、わずか数時間後に、「連絡なしですみません。実は変更する予定がなくなってしまったので、精算します。請求書を送ってください」という返信。－－こんな簡単な返事になぜ2ヶ月もかかるのか？　　しかもなぜこちらからプッシュしないと　　返事できないのか？にわかに、相手に対する不信感が増幅されました。この人は自営でビジネスを立ち上げている人なのですが、こういう対応を顧客のほうにもしているのだとしたら、とても残念だなぁ、と思います。で、実はそれだけではないんです。もう一人、こちらはホームページではないのですが、ちょっとした名刺を作ってほしい、お金は払うから、という依頼を2週間前に受けました。自宅PCが壊れてしまったさなかの依頼だったので、けっこうストレスを感じましたが、ご本人の期待に応えるべく、急きょ、次男のPCを立ち上げてデータを作成し、プリントしてメール便で発送しました。ところが、この相手からもその後、音沙汰がないのです。宅配業者がWeb上で開示している配送状況を見ると、発送2日後にご本人の手に渡っているはず。僕は発送直後に「メール便で送りましたよ」とメール送信しているので、到着したのなら「無事に着きました」ぐらいの一報は入れてくれても良いはず。なのにそれすら来ないのです。今日、その依頼人にも「お手元に着いてますか？お沙汰がないので無事に到着しているのか心配しています」とメールをしてみましたが、その返答すら未だに来ません。「お金を払うから作って欲しい－－」確か、依頼したときはそういう話だったはず。で、こちらも僕としては手間賃しかもらえないので「2千円」と見積もっているんですね。「2千円ぐらい、どうでもいいか」と思われているのかなぁ。でもやっぱり金額の問題じゃないと思うんです。約束を守るかどうか。そういう姿勢を見せるのかどうか。要は信義誠実であるかどうかなんですよね。そこに疑問符がつく人は、やっぱりどんな場面でも人から信用されないように思います。お金にルーズな人は、つくづく残念です。【送料無料】信頼関係の作り方 [ 朝倉千惠子 ]価格：1,365円（税込、送料込）

  2013年05月22日

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  自分ブランド

  今日の日経平均株価は、5年前のリーマン・ショック前の水準にまで値を上げました。このところ、いわゆるアベノミクス効果で景気が回復基調にあり、雇用環境も少し上向きになっているようです。これもちょうど5年前ですが、リーマン・ショックによる不況で各企業に派遣会社から派遣されている人たちが相次いで、契約を更新されない、いわゆる『派遣切り』に遭い、不況の象徴になって久しい期間が続きました。僕の勤務先も、以前は長期の派遣社員を雇用していましたが、経費がけっこうバカにならないので、不要不急の仕事を整理し、現在、派遣社員の雇用は、一時的に業務が膨らむ繁忙期のみにとどめています。今がちょうどその繁忙に当たる時期で、20数名の派遣社員を期間限定で雇用しています。ところで、昨年までの不況下で、では世間的に派遣社員のニーズはまったくなかったのか、というと決してそうではなく、やはり企業は繁簡の差をやりくりするために、「非正規雇用」従事者の存在は貴重な人材と考えています。ですから『派遣切り』も、一律に切られたわけではなく、「切られるべき人は切ったけど、ぜひとも引き続き働いて欲しい人は継続している」という選択をしている企業もあるはずです。結局、世の中の景気動向に関わらず、「雇用したい人」「雇用したくない人」が、それぞれ存在しているのです。「雇用したい人」は、やはり自己の強みをうまく発揮し、まじめで勤怠状況も良好、という人に集約されます。逆に、社員の指示に生返事で対応し、自分勝手で勤務状況も良くない人間は、やっぱりどこの派遣先企業でも煙たがられます。今繁忙期の派遣社員雇用に際して、こんなことがありました。僕の勤務先で雇用する派遣社員には、それなりの専門的なスキルを要することから、一見さんよりも、やっぱりリピーターを重視します。そのほうが立ち上がりが早く、効果的だからです。その中で、毎年この時期に雇い入れる女性がいるのですが、彼女は、とても従順で、臨機応変にこちらのリクエストに応じてくれますし、仕事も速く、間違いも少ない。社員との人間関係も悪くない。もう毎年雇いたい人なんですね。で、今年はいつもより早く忙しい時期が始まったため、前倒しで早めに来てもらおう、と派遣会社に連絡を取ったところ、その時点では別の企業に派遣中で、結局1週間遅れでこちらに来てくれることになりました。やはり、わが勤務先にとって欲しい人材は、どこの企業でも欲しい人材なわけです。逆に、こちらも去年、僕の勤務先を経験した男性。彼はそこそこスキルはあるものの、一匹狼的なところがあり、作業ルールを守らずにすべて我流でやる。勢い、仕上がったものが本来期待するものと異なることしばしば。指導役に就けた女性社員がそのことを注意すると逆上し、アグレッシブな対応を受けた女性社員がさめざめと泣き崩れる、という事件が起きてしまいました。それが昨年の話。で、今回の派遣社員募集にも手を挙げてきたのですが、せっかくのところ、ご遠慮いただきました。勤務先で雇う派遣社員の職種は斜陽化の一途にあり、ただでさえ集めにくいのです。ですから手を上げた人全員を無条件で雇用しても理屈上ではおかしくないのですが、しかし敢えてその彼を雇用することはしませんでした。このように考えると、世の中の好不況と派遣社員お雇用動向は、決して比例しているわけではありません。要は「自分はどういう人間か」ということなんです。「自分」というブランドは価値があるのかどうか。結局、最後はそこで忖度されるんです。「自分ブランド」。自分にも当てはめてもう一度考えてみようと思います。【送料無料】自分ブランドの教科書 [ 藤巻幸夫 ]価格：1,575円（税込、送料込）

  2013年05月15日

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  『ツキを呼ぶ魔法の言葉』を朝礼で紹介

  毎月第一週は、部全体を集めて朝礼を行っていて、昨日が今年最初の全体朝礼の日でした。上司と僕が2人でそれぞれ話をするのですが、今回、僕は五日市剛さんの『ツキを呼ぶ魔法の言葉』を披露しました。自分に良くないことが起こったら「ありがとうございます」、自分にとって良いことが起こったら「感謝します」、気分がすぐれずテンションが低いときは「ツイてる！」この3つの『魔法の言葉』をそれぞれの場面で唱えると、ツキが巡ってくる、という不思議な言葉。特に、良くない場面で唱える「ありがとうございます」が効果てきめん。「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」。つまり困難なことが目の前で起きている、という意味。転じて、その困難は自分の間違った行動で招いているものであり、結果（＝困難）が「あなた、間違ってるよ」と教えてくれている。なので、その困難に感謝する意味で「ありがとうございます」なんですって。良くないことが起こると、「また同じことが起こるのではないか？」という不安な思いに駆られることがありますが、そんなときに「ありがとうございます」と唱えると、負の連鎖が断ち切れるんだそうですよ。そういう話をし、「この話を信じるか信じないかは皆さんの判断にお任せします。ただ、『なるほどなー』と思った人は、ぜひ唱えてみてください。そして、何か良い運が巡ってきたら、ぜひ教えてください」と締めくくりました。今朝、ある部員が出社早々、僕のところにきて、「部長の話、さっそく実践してみたんですよ」と。－－へぇ！　すごいね！　で、どうだった？「ホントにささやかなことですが、今朝の通勤電車の車内で自分にとってちょっと良いことがありました！」スゴイですね。効果てきめんですね。何がスゴイって、僕の部下たちはみんな素直で良い人ばかり。ここがスゴイ。【送料無料】ツキを呼ぶ「魔法の言葉」 [ 五日市剛 ]価格：680円（税込、送料別）

  2013年01月10日

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  残念な母娘

  勤務先の部下が体験した話。都内のある美術館で開催中の人気の展示会に観覧に行くと、人気なだけあってかなりの行列ができており、結局1時間近く並んだそう。その並んでいるさなかのできごとです。すぐ前に並んでいた2人連れの母娘が目に入りました。母娘と言ってもいい歳で、見たところ娘は30代で母親は60歳前後。館内も大混雑しているようで、見学者が順路どおりに見学すると、行列が解消しないことになるため、誘導係がしきりに「館内は見学する順番はありません」と拡声器で叫んでいたんだそうです。すると突然、母娘のうちの娘が母親に向かって、「ラッキー！　順番はないんだって！」と言うと、母親の方も「本当だね！　並ぶ必要ないんだわ」と言うが早いか、2人とも列から飛び出し、前へ前へと歩いていって割り込んでいったそうです。誘導係の「順番はありません」のフレーズだけ自分の都合の良いように聞き取ったんですね。しかし、館内へ向かう行列は前方までずっと続いているんです。そのさまを見れば、どういうことなのかわかるはずなのでしょうが。「残念な母娘に遭遇しましたよ」と、その部下は苦笑いしながら教えてくれたことです。【送料無料】道徳の教科書 [ 渡邊毅 ]価格：580円（税込、送料別）

  2012年12月04日

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  議員に期待してはいけない

  世間では衆議院議員選挙で話題が持ちきりです。ただでさえ年末にさしかかり、慌ただしい中で大変ですね。特に勤務地の東京は都知事選挙も同日行われるので、もっと大変です。さて、今回の選挙は民主党が完全にアウェイになっている中で、日本維新の会が台風の目になっていますが、しかし組織力がまだ盤石ではなく、自民・公明の連立が有力、と噂されてもいます。他にも少数政党が山ほどできてしまい、議員の皆さんのご都合主義もここに極まれり、といった感がありますね。さて、各党とも選挙公約（民主党が流行らせた『マニフェスト』は、縁起が悪いと言うことで、どの政党もこの単語を使わなくなりました）を謳っていて、どれもこれも目移りします。ここまで政党が乱立し、議員が党の鞍替えを節操なく繰り返している状況の中で、いったい誰に投票すれば良いのか、かなり思考回路に混乱をきたしてしまいますが、僕はある程度割り切った、というか、開き直った考えを持っています。それは、「誰に入れても同じ」ということ。このセリフ、至るところで聞きますが、だいたいにおいて「（誰に入れても）良くなるわけがない」というネガティブ・イメージで言ってますよね。僕の場合はそこのニュアンスが少し違います。「誰に入れようが、誰が当選しようが、それが現実の姿であり、その結果を肯定すること」というのが僕の考えです。原発推進派が大勢を占めようが、反原発派が勝とうが、TPP推進派が圧倒的勝利をおさめようが、反TPP派が覇権を握ろうが、どのような情勢になったとしても、その情勢が現実の姿であり、それをいったん肯定的に受け止めた上で、自分の思考・行動を改めるべきは改めていく。僕はこれが本当の国民のあり方なのではないか、と思うのです。選挙が近づいて、ニュースの街頭インタビューを見てると、決まって「景気を良くして欲しい」「もっと世界にアピールしていただきたい」「領土問題に毅然とした態度を！」という声が拾われていますが、僕はそんな回答者に向かって「アンタの主張はわかった。じゃあアンタは国のために何をするの？」というツッコミを入れ続けています。「○○して欲しい」「○○しないで欲しい」と、要求するだけしておいて、自分は何もしない。物見遊山気分でいる。こんな無責任なことはありません。義務を果たさず、権利ばかり主張するヤカラを最近は「モンスター」呼ばわりしていますが、実は「モンスター」は、はるか昔からたっくさん巷にあふれているんです。そもそも、万人が納得できる選挙公約なんてできっこないです。中学生でも分かる理屈です。TPPに反対する人もいれば、TPPの推進を心待ちにしている人もいます。両者が納得できる公約ってできますか？　ムリですよね。それで、自分とは相容れない公約を掲げた政党が当選したとして、「腹が立つ！　あの政党には金輪際肩入れするもんか！」と毒づいて、それで終わり。これでは選挙人としての、国民としての義務を果たしておらず、完全に「モンスター」です。議員に期待してはいけません。彼らは最大公約数を狙おうとしますし、どうしても狙えなければ、どちらかに偏った結論を出すのです。それは誰が議員になっても同じことです。何が肝心なのかというと、それは議員側の話ではなく、いつまでも他力本願でいる国民の自立なんです。明治以降、日本は中央集権国家がガッチリ成立してしまい、「全てはお上が施してくれる。自らは何も行動することはない」という話が通るようになってしまいました。明治維新は、それはそれで素晴らしい革命でしたが、しかし「考えない国民を作った」という負の側面もあります。100数十年経った今、そろそろ江戸時代以前の、「庶民もきちんと責任を持って考え、行動する」という習慣に戻った方がよろしいのではないでしょうか。繰り返します。議員に期待してはいけないのです。【送料無料】騙されたあなたにも責任がある [ 小出裕章 ]価格：1,000円（税込、送料別）

  2012年11月26日

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  怒りは罪

  いつ和解するかも知れない、イスラエルとパレスチナの争い。このところ、にわかに戦闘が激しくなり、1週間で100人を超す犠牲者を数え、混迷の度を深めていましたが、今日になってようやく停戦となりました。停戦しては開戦し、開戦しては停戦する。両者の争いが顕在化してから数十年間、ずっとこの繰り返しを演じています。領土問題は民族の心に直接影響を与える話であり、日本も近隣諸国との領土問題では感情的な面が出ていたりします。しかし領土問題は、どちらかが感情的になる限り未来永劫解決はしないと思います。たまたま後から国境線を引いただけの話で、もともと「陸地」という意味では区分されるものではなく、人類にとって共通の財産なのです。ですからもっと広い心で、「共有する」という精神が求められるのです。とはいえ、人間の性は、怒りや憎しみ、妬み、そねみといった生々しい感情が心の深淵に流れているもの。無意識にそういった感情が表面化してしまうのです。ある人が、「『怒り』という感情に、正しいものはない」と言ったそうです。怒りをはじめとする感情的な観念に正しいものはない。それはただ周囲との関係性を壊すに過ぎないのです。そしてそれは、僕たち自身のちょっとした人間関係、家族であったり、職場であったり、友人同士であったり、そういった小さなコミュニティでも同様だと思います。「怒り」という感情は、あくまでも自分本位であり、自分が勝手に発露させているものです。よく「あいつ、俺を怒らせやがって！」と言う人がいますが、相手は怒らせようと思っているわけではなく、相手の一挙手一投足を見た本人がどういう感情を選択しているか、ということに過ぎないわけで、「怒り」は相手がもたらしているわけではないのです。「怒り」は罪なのですね。【送料無料】「怒り」がスーッと消える本 [ 水島広子 ]価格：1,365円（税込、送料別）

  2012年11月22日

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