2010/02/17(水)01:41
坂本龍馬も歩いていた大阪・鰹座橋編
昨日の続き、土佐稲荷神社の帰りにこんな看板を見つけた。
鰹座橋という珍しい名前のつけられた交差点の近くに
この看板が掲げられていた。
看板に書かれている通り、江戸時代はここに川が流れ、
鰹節を売買する鰹座があったようだ。
土佐藩蔵屋敷の広大な敷地のあったこの場所、
船で運んだ鰹や材木等の土佐の産物を陸揚げしていたらしい。
「竜馬がゆく」の1巻で、この場所の記述があった。
何度も読んでいるはずなのに、
細かいところまで覚えていない事に気づかされる(汗)。
龍馬が江戸へ剣術修行へ向かう途中、阿波から乗った船が
鰹座橋の下に着き、お田鶴様と別れて天満の八軒屋浜へ向かう。
この場所にある土佐の大坂藩邸の両側に鰹、紙、材木等の
土佐物産の問屋がひしめいているとある。
そんな時代があった事が信じられないような、
全く変わり果てた風景だった。
調べてみると昭和45年に川が埋め立てられていた。
ただの道路になってしまっていて、
鰹座橋の名前だけが証として残っている。
「竜馬がゆく」のこの部分がどこまで史実に基づいているか、
なんて考えるのは野暮というもの。
鰹座橋を歩いていた若き龍馬の姿に想いをはせよう。