る~む335

2010/08/21(土)02:51

よそーできないYOSOの要素

音 楽(840)

昨日の日記でHMV渋谷にお別れをしてきた際、 最後に買ったCDはこれでした。 【送料無料】Yoso / Elements エレメンツ ~要素~ イエスのトニー・ケイとビリー・シャーウッドが、 TOTOの初代ヴォーカリスト、ボビー金ボールと 「YOSO」というバンドを結成、 アルバム「Elements」を発表しました。 YESとTOTOでYOSO。 いかにも日本のアマチュアバンドが考えそうなバンド名を 本人達が名乗ってしまっているのに笑ってしまいました。 さらにelementは日本語で要素。YOSOのアルバム「要素」、 ここまでくるとオヤジギャグです。 サウンドは・・・YOSOだけに「よそー」通り? いや、強力な変拍子のリフや、めくるめくドラマチックな展開を 期待してたので「よそー」は見事に裏切られました(苦笑)。 いやいや、私にとってはボビ金が元気ハツラツで 歌ってくれているだけでいいんです。 内股で首を振り振り上向いて歌う姿が浮かんでくるような ボビ金の元気な歌声が聴けて、とりあえず安心しました。 ボーナスCDが付いてて、これには参りました。 オリジナル曲に加えてイエスやTOTOの楽曲を オリジナルに忠実なコピーバンドに本人も参加している体で 代表曲を演奏しています。 TOTOの楽曲をイエスのメンバーが演奏するので違和感バリバリ。 あんなゴリゴリしたベースの音色で「Rosanna」を弾かれては 笑ってしまうしかありません。 「Good For You」「Gift With A Goiden Gun」 「White Sister」等のTOTOの楽曲のドラムを聴いていると、 ジェフ・ポーカロのグルーヴがいかに繊細で、 無二の存在だったかという事をひしひしと感じます。 そして、残されたTOTOのメンバーがジェフの代役として サイモン・フィリップスを指名した理由がよくわかりました。 どんな優れたドラマーであっても、 ジェフ・ポーカロのコピーのようなドラミングをしたら、 こんな違和感を感じるのだというサンプルのようでした。 イエスとTOTOの融合とはいえ、脇役的存在の集まり。 両バンドの音楽的な中心人物が参加していたら また違った音になっていたかもしれませんが、 それにしてもYESとTOTOに居たメンバーが集まって アルバムを作るなんて、 まさに「よそー」できない組み合わせでした(しつこい)。 ハードロックから洋楽に入って、TOTOからAORへ広がり、 フュージョンもつまみながら、ジェネシスやイエスといった プログレの魅力にハマってきた私。 そんな音楽ジャンル節操無しの私がYOSOのアルバムを 長年お世話になってきたHMV渋谷で最後に買ったのは、 HMV渋谷で教えてもらってきた音楽の総括したようなもので、 最後に買うのに相応しいアルバムだったかもしれません。

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