る～む335

2006年11月30日に閉館したキャピトル東急ホテル。
それ以来、解体工事から建設工事の様子をずっとず～っと
追いかけてきましたが、
2010年10月22日、ついにザ・キャピトルホテル東急として
リニューアルオープンしました。

4年間、ずっとず～っと追っかけてきました。
幸運にも見学させてもらえたビートルズの宿泊部屋や真珠の間、
閉館の日のロビーの熱気、どんどん解体されていく光景、
新しい建物が日に日に立ち上がっていく様子等々･･･。
その間、お向かいの首相官邸の主が絶えず引越しを
繰り返している事も含めて日記に書き連ねて参りました。



この4年間通い続けた日々の記憶が走馬灯のように駆け巡り、
支配人でも工事作業者でもありませんが（苦笑）、
4年ぶりに敷地内に足を踏み入れた瞬間は胸にグッときて
感慨深いものがありました。

思えば、4年前はビートルズ宿泊40周年イベントで盛り上がり、
アルバム「LOVE」がリリースされた後の閉館でした。
4年経った今年はビートルズ解散40周年、
ジョンは生誕70年と没後30年という節目の年。


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再発された赤盤と青盤は10月18日付のアルバムチャートで
1位と2位を独占、
デイリーアルバムランキング1位は4年前の「LOVE」以来らしく、
そんな真っ只中にザ･キャピトルホテル東急のオープンなんて、
ビートルズとの不思議な縁を感じずにはいられません。



新しく生まれ変わったピッカピカのホテルの中で、
キャピトル東急ホテル時代の記憶を伝えるものがあります。
ビートルズの記者会見が行われた真珠の間の
舞台の後ろにあった凸凹の壁、いわゆる「ビートルズの壁」が
大宴会場の鳳凰の間の入口に復刻されていました。

4年前、1銭も落としていかないような迷惑千万な男にも
キャピトル東急の皆さんは優しい笑顔で応対して下さいました。
「伝統は、時を越えて磨かれ続ける」
閉館前に貰ったメモリアルパンフレットの表題には
そんな言葉が書かれていました。

今回新しく生まれ変わったザ・キャピトルホテル東急。
「ビートルズの壁」を探していた私に、
従業員の方が「ご案内しますよ」とエレベーターを使って
わざわざ壁の前までエスコートして案内して下さり、
4年前と変わらぬ丁寧な応対と心遣いに感動してしまいました。

おもてなしの心は器が変わっても脈々と受け継がれています。
さすがに1泊65000円もするので宿泊する事は難しいですが、
今度来た時はORIGAMIでコーヒーの1杯でも飲まなければ（大汗）。


キャピトル東急ホテル物語

キャピトル東急ホテルの素晴らしさがよくわかる1冊でした。
4年間に渡って追っかけてきた、私のキャピトル東急ホテル物語は
ザ・キャピトルホテル東急のオープンでひとまず幕を下ろします。

世界中のVIPから愛されたキャピトル東急ホテル。
時を越えて磨かれ続ける伝統を受け継いだ新しいホテルが、
世界中から来られる人々に「日本のおもてなしの心」を伝え、
東京の中心で日本を代表するホテルとして、
以前にも増してのご繁栄を心よりお祈りしております。