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最近、どういうわけかデザインが気になる。 別にお洒落マンでもないのに。 それでも気付けばデザインの雑誌をパラパラめくっている。 なんでなんだろう。 最近ずっと抱いていたその問いの答えが見つかったような気がしました。 「佐藤可士和の超整理術」を読み、彼のデザインに対する考え方に触れて、 “ああ、これかもしれないな”と思ったのです。 彼にとって、デザインとは“整理すること”から生まれるのだそうです。 アートディレクターとしての彼の仕事は、顧客が持ってくる商品の価値を整理して、 その特長を訴えられるようなデザインを提供すること。 それは決して彼の自己表現ではなく、アーティストというよりドクターに近い仕事。 “その商品の特徴を整理する” ↓ “特徴の中から「特長」を導き出す” ↓ “その特長を訴えるデザインを提供する” 大まかに言うとこんな感じの彼の仕事は、顧客との様々な対話を繰り返し、 訴えるべきものを整理していく過程の中で、 そのものの“内面”や“本質”を見つめる仕事なんだなと感じました。 実はこれって、僕の仕事にも通じることなんです。 僕ら塾の先生も顧客である生徒を見つめ 長所と短所をまさに“整理”して 伸ばすべきところを伸ばしていく。 アートディレクターがその商品の価値を最も高める表現を考えるのと同じように 僕らもそれぞれの生徒がそれぞれらしい形で輝ける表現方法を考えていく そのために伸ばすべきところ、直すべきところを指摘したりする。 扱う対象は違っても、目指すゴールは同じなのです。 なるほど、だから心惹かれていたんだな。 “意識”ってやつは面白いものだって、つくづく思います。 ここ最近の“意識”の動きに、今やっと“思考”が追いついた。 やっぱり、頭より心の方が先に動くんだ。 そういうときは、それについて行けば、まず間違いない。 それにしてもしかし“デザイン”って視点で仕事を考えると楽しくなってきます。 元々、生きること自体がいわばその人の自己表現。 その自己表現を手伝えるのがこの仕事。 色んな“オレ、ボク、ワタシ、ウチ”がいて、彼らがそれぞれに思いっきり自分を表現し始める。 きっと今より混沌として、面倒な世界になるかもしれないけど、 そっちの方がずっとワクワクする。 自分を表現することで初めて人は他者を受け入れることを学べるから、 どんどん、もっともっと表現していきたいし、 彼らがしてくる表現を楽しみに見ていたい。 さあ、“ジブン”って作品をデザインしよう。 みんなが輝いて、みんなが優しくなれる世界を作ろう。 目指せ“オンリーワン”。 「生きることは、己の命の演奏だ」 ~三代目魚武濱田成夫~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月17日 01時02分06秒
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