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たまには都会に出るのもいいかなと思って、六本木に行ってみた。 お目当ては東京ミッドタウンにある“21_21 DESIGN SIGHT”で開かれているアート展“water" 「デザインによって水を示す」というコンセプトに沿って 様々なクリエーターが表現する“水”の世界 一つの物質として揺るぎないの強さ あまりに日常に溢れていて忘れがちな存在の大きさ 透明かつ柔軟な美しさ “水”にやられた感じになった。 もう、完敗。 行き帰りの道で、矢印を見つけては写真に撮ってみた。 自分でもわけがわからないほどに、一心不乱に撮っていた。 そしてふと想った。 矢印っていうのは、もしかしたら、最も普遍的で自由度が高いデザインじゃないか。 矢印には、色んな矢印がある。 色も、太さも違うし、無地のやつも、文字入りのやつもある。 手書きもあれば、プリントされたものもあるし、デジタル表示のやつもある。 でも、僕らはそのどれを見ても、ああ矢印だって分かる。 それくらい、その形自体が持つ存在が強いからだ。 逆に言うと、それだけ存在が確固だからこそ、あれだけ自由でいられるとも言える。 ふと想った。 これは水も一緒じゃないか。 水は形すらない。 固体にも液体にも気体にもなるし、色も付け放題。 けれども、決して壊れない。 そんなの当たり前じゃないかと思うけど、 実はこの“強さと柔らかさ”の関係って大事じゃないかと思う。 確固とした強さを持つからこそ、どこまでも柔らかくいられる。 水も矢印も、すごいものなんだ。 そんなことを考えながら風呂の水を眺めていた。 僕が動くと、必ずどこかに波紋が広がる。 僕の動きの場所や強さに合わせて、ここでも柔軟に、波紋ができる。 これだ、と思った。 僕は矢印や水のように、存在の強さと柔らかさを持った人になりたいんだ。 だから今日はこいつらに惹かれていたんだ。 なんだか、納得した。 もっと柔らかくなりたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月22日 01時48分14秒
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