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今日は都立高校一般入試の結果発表日。 ほとんど結果が出揃った大学受験を含めて、今年の入試も一段落です。 入試が続いた2月は落ち込むことばかりでした。 担当した生徒の相次ぐ不合格。 僕を信頼してくれ、真面目に準備していた彼らを、僕は落としてしまいました。 彼らのがんばりが足りなかったんじゃなく、 「がんばり方」を教えてあげられなかった俺が悪い。 彼らの大きな成功体験のチャンスを奪ってしまったことが、申し訳なくて。 誰かをハッピーにしたくて仕事をしていたのに、結果的に不幸にしてしまった。 彼らの信頼を、見事に裏切ってしまった。 色々なことを考え、走り抜けたような今年は、あまりに悔しい形で終わりました。 僕自身、変わらなくてはいけないと思っています。 今年の結果が、紛れもない自分の実力。 単純な力不足。 「教える」ことだけなら、手ごたえを感じた年でした。 でも、僕の仕事はそれじゃない。 「合格」という結果を出してこその世界。 そのための力が、僕には圧倒的に足りない。 もっと成長しなくちゃいけない。 先生として、人として。 もっと厳しい環境で勝負しなくちゃいけない。 でも、そんな中一つだけ嬉しいニュースが。 以前日記でも紹介した中3生Fちゃんの合格。 半年前に初めて担当したときは、塾をサボり、来てもやる気を見せず、 いわゆる問題児の扱いを受けていた生徒でした。 その後だんだんと変わり始め、気付けば自主的に課題をこなすまでに成長。 そして見事合格を勝ち取った彼が小さく言った一言。 「お世話になりました」 半年前からは想像できない言葉を 半年前からは想像できないほど明るい表情で 半年前からは想像できないしっかりとした口調で。 やっぱり、嬉しかった。ありがとう。 自分の中で完全に否定されていた今年に、少しだけ、光をさしてくれました。 少なくとも彼に関しては、僕は間違ってなかったんだ。 闇が深ければ深いほど光はまぶしい。 そんなことを考えてしまいました。 深くて大きな反省と後悔と、 小さいけれども確かな光を持って、 僕の今年は終わりました。 とにかく、もう一歩前へ。 変わらなきゃ、やってられないんだ。 変わっちゃいけない部分も、しっかり持って。 「成功とは、失敗から失敗へと、情熱を失うことなく渡り歩くことである。」 ~元イギリス首相 ウィンストン・チャーチル~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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