|
カテゴリ:カテゴリ未分類
生徒とのやりとりの中には、 色んな考えを引き起こすキッカケがけっこうあります。 今日は、自転車に乗りながら、 ある受験生と話していたことを考えてました。 受験を前にして夜眠ることができず、 昼夜逆転生活をしているというその子。 そんな生活だからか集中力も散漫で、 そんな自分に自己嫌悪だそう。 「ガソリン入れないと車も走んないぞ~」 なんて言いながら、僕らの身体はそんな単純じゃないな~と思いました。 色んなものを計算でコントロールできる社会に生きていると、 僕らの身体も同じように、思い通りに動かせるものと思いがちになります。 でも、それは絶対間違いだと思うのです。 眠くなったら眠たいし、お腹空いたら食べたいし。 それをごまかすこともある程度はできるけど、 色んなところに無理をきたして、結局無駄だな~と思うのです。 でも、 ゆっくり休んでしっかり食べれば動いてくれるかというと、 そんなことばかりでもないようで。 食っちゃ寝生活の日ほど、身体はだるかったりしますよね。 逆に、 休憩と食事が不足してたらいつもしんどいかと言えば、 テンションが上がってるときはむしろ調子が良かったりします。 これは、一筋縄ではいかないぞ。 自分が毎日付き合ってる「からだ」は、実は分からないことだらけなんだ。 22年間一緒にいても、そのメンテナンスは、分かってるようで分からない。 「休養+栄養補給=エネルギー」なんて単純な図式化で割り切れない不思議が、 僕らの身体にはあるんだなあ。 単純化を阻む変数が、いつも影響を与え続けてる。 それが何なのかをつかむことが、自分との付き合い方なんだろうな。 そしてそれは、「自然」との付き合い方でもあったりして。 「奇跡のリンゴ」に書いてありました。 木村さんが「枯れないでくれ」って声かけをしなかった木は必ず枯れたそうです。 心理学か何かの本で読みました。 ポジティブな言葉が書かれたペットボトルに入った水は、 ネガティブなものに比べて長持ちしたんですって。 今の科学では分かっていない変数が、自然界にはきっとあるんでしょう。 科学が発達して、情報化社会になって、 知らないことなんてないように思えてしまうけど、 実は他でもない自分のことすら、全然分かってない。 いろんなことを「分かったつもり」になって斜めに構えてしまうのは、 すんごくもったいないことなんだと思う。 まっすぐに、まっさらに見るための目を曇らせてないかなあ。 「知識」だったり、「思い込み」だったりっていうフィルターで。 知れば知るほど、分からなくなる。 「知ること」の怖さに、身が震える。 「思い通りになる」ことなんて、きっと何も無い。 周りの環境も、自分自身も。 だからこそ、可能性を広げていけるんだと思う。 今の想像力が及ばない世界まで。 「自分」を枠にはめるのは、とにかくやめにしよう。 思い通りにいかないからこそ、未来は広がってる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月20日 02時16分59秒
コメント(0) | コメントを書く |