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僕の休日の生息域はほぼ固定化されていて、 この2月まで暮らしていた大阪の南森町周辺で「ランチ⇒本屋⇒カフェ」とめぐり、 この3月から暮らしている大阪の淡路周辺で「餃子⇒スーパー⇒銭湯」としめます。 今日は3日ぶりに広がった青空が嬉しくって、 「淡路⇔南森町」を片道40分くらいで自転車ライド。 ちょっと風が強かったけど、とにかく気持ちいい季節です。 「こんにちは」を交わせるいつものお店でご飯を食べて、 近くの公園に自転車を止めて本屋を漁ります。 今日のお買い上げは、「Number」の最新号、「カズに学べ」。 44歳にして現役を続ける選手の言葉は、熱くて、深くて、具体的なんだ。 「人生には山や谷があって、僕は谷のときでもそこはそこで楽しんでるんだと思う。 プレーすることをやめない限り、僕には谷なんてないんだろうな、と思います。 とにかく、サッカーをやっていて、気持ちが落ちたことはないんです。」 「サッカー一筋でやってきているんだけれど、そのためにはいろんなことをしてきているんです。 なんて言うか、基本的に自分の好きなことをやっているんだよね。だから続く。 外に出て、いろんな場所の空気を吸って、いろんな環境に飛び込む。いろんな人に会う。 それがいいんじゃないかと思う。 だから、脳がいつも刺激を受けているし、新鮮でいられる。」 「出られなかった悔しさ、使われなかったことの悔しさ、 1分も使われなかったときのむしゃくしゃする気持ちというのは、 10代、20代のときとまったく変わらず、いまも持ってる。 『俺ももう44歳だし、まあ仕方ないや』なんて思ったことは一度もない。 なんで使わないんだよ、このクソ監督、ぐらい思ってやっている。」 「だぶん、いま、僕がサッカーを続けていられるひとつの理由は、 毎日毎日まだ新しい発見があるからなんだと思う。 昔は、体の方が先にいっちゃってたけど、 いまは考えて体を動かして、何かを学んでいるという感じになる。 それはできなかったものができるようになったというわけじゃなくて、 あまりやってなかったことがコンディション次第ではまだできるんだ、という類の発見です。」 「経験って、長くやって、試合をたくさんやってきたからじゃなくて、 精神的な、生活の落ち着きも含めて、人生で学んだことも入ってくるんです。 それも含めての経験なんです。」 ひとつのことをずっと続けてきた人の、そのままが言葉になったって感じです。 カズさんはずっとカズさんだもんなあ。 それって言葉で言うほど簡単なことじゃなく、 ものすごい工夫の試行錯誤と自問自答の結果だと、想像するのです。 「自分を面白がること」において、カズさんほどストイックな人はどれだけいるだろう。 カズさんのように年を重ねたいと思い、カズさんのように年を重ねられるなら、 年を重ねることは怖くないなあと、思います。 読み終わって、帰り道を漕ぎ出したペダルには、行きよりも明らかにパワーが。 思わずギアを一段上げて、向かい風も気にせず。 食べ物からとる栄養もあるけど、言葉からもらえる栄養も、あるよね。 「とにかく、大事なのは、普段の自分の姿勢なんです。 地に足がついているか、浮き足立っていなかったか、調子に乗っていなかったか、 努力を怠っていなかったか……。 そんなことがちゃんとできて初めて、底に落ちたときも、底から這い上がってこられるんだと思う。 だから、もし運というものがあるとしたら、それもまた、 普段の生活や練習の態度が大きく関わってくるような気がする。 自分の態度、発言、振る舞いがしっかりしていれば、上がってくるような気がするんです。 それは結局、毎日の積み重ねなんです。」 ~サッカー選手・カズ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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