褥瘡 エアーマット
とある施設で、褥瘡が治らないので、ポジショニングをいっしょに見てほしいとのことでした。エアーマットを使っています。しかし! エアーマットの上にバスタオルが敷かれていました。訊くと、バスタオルを使って持ち上げ、移乗介助しているそうです。せっかくエアーマットを使っても、そこに余計なものを敷いて使うと、エアーマットの性能が台無しです。近頃のエアーマットはとても高性能で、自動で体圧を分散、圧力がかかる部位を変化させます。体重設定があるものは正確に体重を合わせること、他は基本的に余計なパッドやクッションなどを使わずに、褥瘡が改善していくか数日様子をみるほうが良いです。今回も、バスタオルを敷いていたので、そこで”しわ”ができ、皮膚が圧迫されたり、ずれが生じたりしたものと思われ、体圧分散もされにくくなって褥瘡が治りにくい状態だと思います。余計なことせずまずは、エアマットにまかせましょう。