Office ROOST 代表今井です

2021/06/03(木)20:17

体幹機能

機能回復・リハビリテーション(33)

シーティングで体幹のことを書きました。そこで、今日は体幹について書きます。  体幹トレーニングやコアトレーニングといった言葉を、だいぶ前から聞くようになってます。 高齢者や運動機能障害をもった方において、もちろん体幹の機能向上は必須です。  一般にいわれる体幹、コアトレーニングでは、筋力で固める(スタビリティーアップ)が主になっているように思います。ですが、高齢者や運動機能障害を持つ方たちを見ていると、まずは可動性ではないかと思っています。脊柱と肋骨の動きが固くなって、運動範囲が減少し、重心が偏っていることの問題が大きいです。 体幹に求められる機能は、重心コントロールです。 たとえば、座位に求められるのは、体幹による重心コントロールできる範囲をいかに広く保てるかでしょう。それにより上肢の自由度が上がります。まずは、柔軟な脊柱・胸郭! そこに筋力の要素を加えることで、動的なスタビリティーを確保して、重心コントロールの範囲が広がります。 高齢者はほぼ皆、脊柱・胸郭が固まっています。そして変形。 予防が大切ですよね、胸郭の柔軟性を維持することが、やはり大切。 それは、回旋運動! 左右差のない回旋可動域を確保しましょう。 大切な筋肉は多裂筋・回旋筋、大腰筋。 体幹は固めるのではなく、柔軟に動き、動きの中でのスタビリティーを確保して、多様性のある体幹機能を獲得すること。 結果、重心コントロールの要になります。 本日は以上で

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