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高齢者の運動指導で、他の人が、呼吸について話をしていました。
「吸うより、吐くことを意識してください」と言っていました。 よく聞きます。 どっちが大切? どっちを意識するの? あえて言えば、吸うこと です。 呼吸筋の筋力低下や、筋疲労から呼吸が浅くなる人は深く吸えなくなります。 呼吸不全を呈している場合、吸えないことを代償するため、しっかり吐かせかせて、呼気で1回換気量を補います。これにより、一時的にガス交換を促進させて、呼吸苦をやわらげることができますが、ずーっと吐ききる呼吸はすぐに疲れて、苦しくなります。 呼吸のリハビリでは、目指すのは1回換気量の増大! それは、深く吸うことです。 胸郭を拡張し、横隔膜をしっかり使って深く吸えるようにしなければ、呼吸状態は良くなりません。 だから、呼吸はしっかり大きく吸えるようにすることが大切です。
最終更新日
2021.12.07 19:16:31
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