2022/04/06(水)21:22
歩行訓練 後ろ歩き
高齢者の歩行訓練について、ちょっと書きます。
後ろ歩きの効果です
てすりや、平行棒などにつかまりながら後ろ歩きをぜひやりましょう。
効果その1:後方転倒の予防です
後ろに転びそうになったとき、一歩後ろに足が出ることで後方転倒が防げます
効果その2:足関節背屈の可動域拡大、下腿三頭筋のストレッチ
つま先からかかとの順で、地面に着きますから、足関節の背屈方向への動的ストレッチ
効果その3:足裏の荷重感覚を促す
通常の歩行とは逆ですが、つま先からかかとまで、足裏の荷重移動ができます
効果その4:膝屈曲が少ない振り出しによるつまずき改善
膝曲げを意識して振り出すことで、通常の歩行時に膝屈曲を促し、 つま先をひっかけることを改善
以上のような効果があります。
後ろ歩きをした後に普通に歩くと、足部のロッカーファンクションが作られ、歩幅が広がったり、
きれいに振り出しができるなどの変化がみられます。
歩行訓練のメニューにぜひ、とりいれてください。