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Rosalindaのなんでも日記

Rosalindaのなんでも日記

2005年2月シミランクルーズ6日目

2005年2月シミランクルーズの旅6日目

2005年2月15日(火)

最終日は体に溜まったチッソを抜くべく、一日プーケットを観光してのんびりしました。

ホテルには朝食が付いていたので、まず一階のレストランで朝食を食べます。

そろそろクルーズ船の朝ごはんにも飽きていたので、一体どんな食べ物があるかワクワクして行きました。

しかし、そこで私たちが見たものは、、、、、



船の朝食と大差ないメニューでした。

これってタイの洋風朝ごはんの定番なのかな?

朝食後、しばらく部屋で中国語のテレビを見てのんびりしました。

あんまり早く出かけてもまだお店は開いていないし、夜飛行機に乗るまで時間がたくさんあるから、疲れちゃうからです。

広東語を習い始めて、ようやくいろんな文型も身についてきたため、中国語の字幕が結構読めるようになっていました。我ながら感動!

ただ残念なことに香港の番組もすべて普通語(北京語)に吹き替えられているため、肝心の広東語のヒアリング練習にはなりませんでした。

それでもトニー・レオンの毛髪剤のCMや、ミリアム・ヨンのドラマなんかを見れて香港明星ファン的には満足です。

9時過ぎに、ようやく重い腰を上げてトゥクトゥクを拾って、数年前にできた大型ショッピング・センター「LOTUS」に向かいました。

9年前にプーケットに来たときは、トゥクトゥクと言えば三輪自動車の後ろに人力車のような2人用の席があるのが普通だったと思いますが、今のトゥクトゥクは相当豪華です。

軽自動車を改造しているんですが、前後に向かい合って座れて、今回利用した車はさらに豪華で、手すりなどのパイプ部分にクッションが入ったカバーがかかっているんです。



なんか豪華になったのは寂しいような気もしますが、窓がないので涼しい風が吹いてきてとっても快適でした。

これで、パトン・ビーチからLOTUSまでは200バーツです。

いつもなら値段交渉するんですが、今回は津波後の復興支援のために言い値で乗りました。

LOTUSに着いてみるとまだ開いていないお店があったりしたので、CDと調味料をちょっと買っただけで、すぐにそこを後にしました。

表に出るとトゥクトゥクの客引きがたくさんいましたが、われわれはそれを無視して一般道に出て、最近出来たというショッピング・センターとプーケットタウンを結ぶエアコン・バスに乗りました。

トゥクトゥクの運転手が200バーツと言ったプーッケトタウンまで、公共バスならたったの10バーツです。

去年バンコクでやみつきになったタイの公共バスですが、やっぱり快適です。

運転手さんに「ロビンソン百貨店」で降ろしてくれるように頼んで後はのんびり車窓の風景を楽しみます。

ロビンソン百貨店は9年前にも来たことがあって、そこのフードコートで食べたタイ・ラーメンの味が忘れられず再び食べに行きました。

昔はちょっとしかお店がなくて、暗い雰囲気だったフードコートですが、すっかりきれいに様変わりして、クーポン製に変ってました。

タイ・ラーメンは残念ながら昔食べたときのほうが美味しかったなー。

その後、暑い中町中を徘徊し、ちょこっとお土産を買ってプーケット一大きな本屋さんに行きました。

というのもダンナがクルーズ船にあった「Indean Fish」という英語の図鑑を探していたからです。

プーケット一大きな本屋と言えどもタイ語の本がほとんどなので、お目当ての本は見つかりませんでした。

この本屋もきれいですが、2階にあるカフェテリアがこれまたきれいでおしゃれ。



今回これと似たカフェテリアをプーケットのあちこちで見かけました。もちろんスタバだってあります。

そこで、モカフロースト(写真左)を頼みました(ダンナはなんとかフラッペってやつだったと思う)。



おしゃれなのはわかるけど、このコーヒー、他の食べ物と比べるとめちゃくちゃ高い。

さっきフードコートで食べた魚のつみれが3つも入ったタイ・ラーメンが35バーツ(98円)なのに対し、このモカフローストは65バーツ(182円)もするのだー。

日本でコーヒーがラーメンの2倍したら、誰も飲まないよねー。

でも、プーケットはタイでも有数のお金持ちエリアとのことで、貧乏旅行客の私たちからは想像もできないくらい金持ちそうな店員+お客様がそこにはいらっしゃいました。

その後パトン・ビーチに帰るために再びトゥクトゥクをつかまえました。

「パトン・ビーチまで」と言うと運転手さんは、パウチっこした価格一覧表を取り出し、「パトン・ビーチは300バーツね」と言います。

あまりの先進的な方式の導入に、さすがに寂しくなりました。

近い将来、タイからは値段交渉製というものが無くなるのかな?

普通の日本人は助かるかもしれないけど、値切るのが大好きなオーストラリア人や大阪のオバちゃんはつまんないだろうな。

パトン・ビーチに帰ってから、早速タイ名物のマッサージに行きました。

場所は「地球の歩き方」にも出ている「Let's relax」というリーズナブルなお値段のお店。

リーズナブルなお店ということで、バンコクあたりにある床屋さんみたいなお店を想像していたんですが、アロマオイルの香りや、水を流して音を出すなどすごい雰囲気のいいお店です。

私は足マッサージ+手のマッサージ+肩と背中マッサージの1時間半のパッケージを頼みました(700バーツ=1960円)。

最初は超豪華な飛行機のファーストクラスも真っ青の革張りの椅子に座って足マッサージです。

実はクルーズ船でも3日目の夜に1時間のタイ・マッサージを受けていたんですが、船のマッサージのほうが強くて効いた感じがそのときはしました。

しかし日本に帰って来てから、足の裏に軽い痛みが残っていたので、そこそこ効いていたんでしょう。

一旦ホテルに帰ってダンナと落ち合ってから、日本人向けのツアー会社「アップルツアー」にマンゴスティン石鹸を買いに行きがてら軽く晩御飯を食べに行きました。

私達が泊まっているホテルはビーチから1本内側に入った道路沿いのため、津波の影響なんてまったく感じませんでした。

しかしアップルツアーはビーチから直角に入った道路沿いにあるため、津波でお店のガラスがすべて割れてしまったそうです。

マンゴスティン石鹸も津波で売り物でないような状態になってしまったということで、1個45バーツと25バーツの石鹸を格安で分けていただきました。

お見舞いしなくちゃいけないくらいなので、オマケしてもらって申し訳ない気持ちです。

アップルツアーさん、本当に親切でいい会社みたいですよ(と宣伝しちゃいます)。

夕食はアップルツアーの2、3軒となりの「Mexico」というメキシコ料理屋さんに行きました。

前回サムイでメキシコ料理を食べたときおいしかったので、今回もタイ風メキシコ料理を食べてみたかったからです。

そこで、「Dos Buritos」と「Tacos」と「Fajita de vaca(牛肉のファヒータ)」を頼みました。

メニューは英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語で説明が書いてありますが、スペイン語の料理名だけで私にとっては十分でした(とっても単純な料理しかないんです)。

サラダとかも頼みたかったのですが、とりあえず料理の量を見てから、、、と思っていたら、この3皿でも多すぎて食べきれないくらい一皿の量が半端じゃなく多かったです。

Dos Britosは65バーツくらいと安いわりには、すごい大きさでファヒータにいたっては、中に包むメインの肉の他に、フリホーレス(金時豆)、お米など4種類の具材がついてくるのですが、ほとんど残してしまいました。もったいない。

ビールを4本くらいとこの3皿で450バーツくらいでした。

帰り際にオーナーらしき男性に"Adios(サヨウナラ)"とスペイン語で挨拶すると「どこから来たの?」と聞かれたので、ちょこっと話しました。

どう見てもオーナーはメキシコ人ではなかったのですが、聞くとイタリア人とのこと。

プーケットにはイタリアンレストランがたくさんあるから、昔3年間住んでいたメキシコの料理屋さんを開くことにしたそうです。

この店も当然津波の被害に遭ったとのこと。

オーナーは英語もスペイン語も(もちろんイタリア語も)ペラペラみたいなので、もしプーケットに行かれた際には、是非行ってみてくださいね。フリホーレスがめちゃくちゃ美味しいです。

その後午後6時にホテルを出発して空港へ。

ここからシルクエアーに乗ってシンガポールでシンガポール航空に乗り換えて日付変更線を越えて日本に向かいます。

来るときのシルクエアーは、客が10%くらいしか乗っていなかったのに、帰りは結構満杯です。

帰りは夜8時過ぎのフライトなので、晩御飯が出ないと思って街で夕食を済ませていたのですが、なーんとちゃんと晩御飯が出ました。



チキンに麺がついていて結構なボリュームです。

お腹がいっぱいの私は当然パスしましたが、プーケットに入ってから食欲が絶好調のダンナはしっかり食べてました。

シルクエアーはシンガポール航空の子会社なんですが、機材はそこまで豪華じゃありません。

しかし私の目を奪ったのは、頭上から降りてくるスクリーン。



何も無い天井から、いきなり現れて降りてきます。まるでスパイ映画に出てくる車のようです。

シンガポールに到着後乗り換え時間は1時間もないため、ショッピングしている暇なんかありません。

空港に着いてみると、プーケットとはうって変って日本人だらけです。

しかも修学旅行生がたくさん居ました。彼らと同じ飛行機になりませんように、と祈ってましたがあんなに沢山いるんだから当然私の飛行機にも1組乗って来ました。

来るときの機材と違って、帰りはジャンボだったため、うるさい修学旅行客は2階席に収容されたようです。

このジャンボのエンタメがすごい!

なんと映画が60チャンネルもあるんです。

もちろん映画以外にもテレビ番組もやっているので、多分合計80チャンネル以上あったと思います。

一見良さそうなこのサービスですが、チャンネルはシリアルに上下のボタンで1つずつしか動かないため、例えば48チャンを見たいと思っても、そこまでたどり着くのに結構時間がかかります。

さらにその映画がつまらないと判明して、また6チャンあたりに戻りたいと思ってもこれは難儀です。

結局私はその48チャンあたりにあるアンディ・ラウとサミー・チェン主演の香港映画「Yesterday Once More」を見ました。

シンガポール航空でも、乗ったとたんちゃんと軽食が出ました。

相変わらずお腹いっぱいの私は、当然これもパス。

ダンナはここでもしっかりチキンサンドイッチ(トルティーヤのサンドイッチ)を選んで完食していました。

ひとしきり寝た後、朝ごはんはさすがに食べましたが。



機内では、エコノミークラスでも室内履きの靴下と歯磨きセットが配られていました。さすがサービスに定評のあるシンガポール航空です。

成田に近づくと、機長が地上の天気を話してくれます。

ただでさえ暖かいプーケットから冬の日本に戻るんだから、せめてお天気がよければいいのになー、と期待しましたが、機長曰く「東京はとってもmiserableな天気です。雨で、気温は5度、、、」。

miserableっていう言葉があんまりおかしくて、一人でウケてしまいましたが、その後数日間東京はそのmiserableな天気が続くことになったのです。


というわけで、初めてのシミラン・クルーズはわずか津波の影響でゲストがたったの7人という寂しさでしたが、それなりに毎日充実してて海も船もあまりにもよかったために、2ヵ月半後のGWに再び訪れるという結果になったわけです。

GWの旅へ続く


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