『ユアン少年と小さな英雄』★★★
今日は、こぶたのベイブウさんにお誘いいただき『ユアン少年と小さな英雄』という映画の試写会に行って来ました。ベイブウさん、いつもありがとうございます。タイトルからして、なんとなく子供向けの映画っぽいのですが、先日シネスイッチ銀座で予告編観てすっごい観たくなったので、お誘いいただいたとき、ふたつ返事で大喜びした次第です。しかし、、、、映画を観ている間、なんか腑に落ちません。犬のボビーは可愛いし、最近はアメリカ映画より圧倒的にイギリス映画が好きで、この映画もめちゃイギリス映画っぽさが漂っていていい感じなのに、何故?映画観ているときはその理由がわかりませんでしたが、家に帰ってきて改めて原題を確かめてその理由が判明。原題は"The Adventure of Greyfriar's Bobby"というらしいです。直訳すると「グレイフライヤー(多分地名?)のボビーの冒険」。つまり、主人公はあくまでも犬のボビーなわけです。それに対して邦題が「ユアン少年と小さな英雄」。これじゃあまるでユアン少年が主人公で、その少年の飼っている犬が少年を助ける!!!みたいなイメージになってしまいます。どうもこの"Greyfriar's Bobby"っていう犬は、日本でいうところの「忠犬ハチ公」みたいにめちゃくちゃ有名な犬みたいで、"Greyfriar's Bobby"でネット検索するといっぱいヒットして、スコットランドにあるハチ公みたいな銅像の写真まで見れるし、これまでも映画化やテレビ化されているみたいです(それにしてもこの"Greyfriar"ってつづり、メチャクチャ難しい。まるで「晩餐」の「餐」みたいな字だ!)。つまり、「ユアン少年~」みたいなタイトルじゃなくて、ズバリ『忠犬ボビ公』のほうが明確でよかったんでは無いでしょうか。ちょっと辛口評価になっちゃいましたが、忠犬ボビ公君の演技は、目を見張るものがあるので、犬好きな方や、イギリスの産業革命に興味がある方にはお勧めな映画です。『ユアン少年と小さな英雄』3月24日シャンテシネにてロードショー!!!ところで、今日エンディングロール見てて興味のある文句を見つけました。"A Dog is for Life, Not Just for Christmas"「犬は一生の友です。クリスマスのためだけではありません」みたいな意味だと思います。日本では、クリスマスに生態をプレゼントする習慣はそんなに無いと思いますが、あちらではよくあることなんでしょうか。犬に限らず生き物を飼うということは、その生き物の人生(犬生)を引き受けるということです。ボビ公は、たまたまご主人様に先立たれたから野良犬(Straydogと言います)になってしまいましたが、昨今の日本の犬ブームで、クリスマス気分で犬を飼う人が増えているんじゃないかと危惧しております。動物を飼うときは、絶対に飼育放棄せずに躾もちゃんとする決意をしてから飼いましょうね。ちなみに我が家の隣の犬・フウタ君は、躾ぜんぜんなっていません。夜中の3時くらいから吠えまくって私の神経をすり減らす困った犬です、、、、。顔は可愛いのにね。