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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:映画
ここ3週間ほど、ほとんど試写会が当たらない私
自分が当たらないときは、お友達からのお誘いも少なくなることが多いですが、昨日は『ターミネーター4』、今日は『レスラー』と80年代に元気だった人にお勧めの作品を友達に誘っていただき、観ることができました。 今週は月曜日に『おと・な・り』も観て、どれもお勧めですが、中でも今日観た『レスラー』は、私のように人生のピークを過ぎた(と自覚する人)にお勧め。 かつてセクシー俳優として一世を風靡したミッキー・ロークの姿がいいんです ストーリーは、 80年代にプロレスラーとして栄華を極めたランディ・ザ・ラム(ミッキー・ローク)は、20年後の年老いた今もプロレスラーとしてリングに立っている。 プロレス仲間やファンからは、尊敬の念とともに親しまれているランディだが、一人娘からは絶縁状態で嫌われ、プロレスの興業が無いウィークデイはスーパーで働くしがない日々。 年老いても後輩を育てながら試合を続けていたランディだったが、ある日心臓発作で倒れ、それまでの人生を改めて見つめなおす。 というカンジです。 アカデミー賞の主演男優賞にもノミネートされたミッキー・ロークの演技はもちろん見ものですが、ランディというキャラクターが経済が衰退した今の社会に共感を呼ぶんです。 自分が好きなことにはがむしゃらになれるけど、社会性に乏しくて、家庭も恋愛もすべてうまく行かないランディには、80'sの音楽が好きな人なら誰しも共感できるんじゃないでしょうか。 というのも映画の中で、「80'sは良かったよね。Guns'n'Rosesとか、○○とか、、、」と言って「でもニルヴァーナが登場して、90'sはダメになった」みたいなセリフをおっつぁんであるミッキー・ロークが言ってて、そのセリフに妙に納得した私。 だから、90年代以降洋楽を聴かなくなったんだ~ ここのツボを押さえられた方なら、この先のストーリーは、もう主人公ランディになりすましたまま全編を観れるはずです(<=勝手な憶測)。 プロレスの試合で使う"Staple Gun"の痛そうなこと、痛そうなこと。 この場面は試合が終わるまで目を手で押さえてしまいました(その分、金返せーって言いたいですが、試写会なので、その権利もありません)。 で目を隠す場面からずいぶん経ってラスト近くになって、ランディの心のよりどころとしているストリッパーが言った"I'm here. I'm really here"っていうセリフで、急に涙があふれて来ました。 そう、、、ランディが欲しいのは、そこに誰かが居てくれることだから。 人間って、自分の傍に誰か居てくれないと寂しいんですよー。たとえそれまで勝手に生きていたとしてもね。 ってことがわかるのは、多分私みたいな年齢になった人間だから、ひょっとして若い方は共感できないかもしれないけど、ミッキー・ロークの演技を観るだけでも十分楽しめるので、ご興味を持たれた方は是非劇場に足をお運びください。 『レスラー』6月13日より、全国ロードショー!! 私の行きつけ映画館・川崎チネチッタでも公開されるので、ご近所の方は是非、是非!!! ミッキー・ロークと言えば、80年代に全世界の女性を虜にしたこの映画↓ ミッキー・ローク&“艶”キム・ベイシンガー主演!ふとしたきっかけで知り合った男の愛の罠に溺れていく女の…9・2/1週間!DVD廃盤。■ナインハーフ■ こっちは、東西の80'sいい男が炸裂 イヤー・オブ・ザ・ドラゴン/マイケル・チミノマイケル・チミノ 21世紀になって、悪役になったミッキーを観るならこちら。 【中古DVD】レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード コレクターズ・エディション/アクション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月03日 23時42分48秒
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