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ロハスでアロマな暮らしのために

生薬・ハーブの説明

【アロエ】
昔から、「医者いらず」と言われているアロエは、多くの化粧品に使われ、親しまれています。
◆ アロインなどの植物フェノール系成分 下剤・鎮静作用・細菌繁殖阻止

 ・アロエマンナンやグルコン酸などの多糖類系成分

  →美肌・炎症を抑える・細胞の活性化・死んだ細胞の除去・殺菌
 ・アミノ酸、ビタミン類、ミネラル類、葉酸などのその他の成分

  →抗菌抗カビ・解毒・抗がん

◆ アロエの浸透性の高さ
 アロエは、外から塗った場合、
 7層から成る皮膚の一番奥まで届きます。
 水やほとんどの液体は2層目までしか届かないのです。
 それぞれの分子の中に、たっぷりの栄養をもって深く深く浸透していきます。


【カレンデュラ】
オレンジ色の花びらにはダメージを受けた皮膚や粘膜、毛細血管の修正を速やかに促すカロチンや殺菌作用、収斂作用があるタンニンやカレンデュリンが含まれるので、昔から擦り傷、切り傷、手あれなどに最も効果のあるハーブの一つとされています。
この他、カレンデュラは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持つため、月経不順、更年期障害の緩和に役立ちます。
また、収斂作用があるので、出血過多にも良いようです。胃炎や消化性潰瘍にも素晴らしい効果があり、更に肝機能も高めます。
サリチル酸物質を少量含むのでリウマチ、痛風など関節炎にも役立ちます。


【紫根】
抗菌 (グラム陽性・陰性菌、真菌) 。抗炎症 (シコニン誘導体) 。シコニン、アセチルシコニンには抗炎症、肉芽促進作用などの創傷治癒促進作用があり、紫根の抽出液には抗菌、抗浮腫作用がある。又近年、抗腫瘍作用が注目され絨毛上皮腫や白血病、乳がんなどの臨床応用に研究されている。漢方では清熱涼血・解毒の効があり、水痘や麻疹の初期の発疹が出きらないとき、紫斑、黄疸、吐血、鼻血、血尿、腫れ物などに用いる。近年では麻疹の予防や肝炎の治療に用いている。また湿疹や外陰部の炎症に外用する。紫根を主剤にした紫雲膏は火傷や凍瘡、痔などの外用薬として有名である。
解熱、解毒、消炎薬として、腫瘍、火傷、凍傷、湿疹、水泡、痔疾などに外用する。麻疹予防に内服する。日本ではムラサキの根は天平の頃から紫色の染色に用いられ、江戸時代に江戸紫として有名であった。


【雪ノ下】
抗菌作用、利尿作用。民間療法としてよく用いられる。清熱、解毒、涼血の効果あり、「効能・効果」 湿疹、蕁麻疹、咳、膿痰に煎じて飲む。ミミダレグサともいわれるように、葉から絞った汁を化膿性中耳炎に点耳する。挫創や腫れ物に生薬の汁をつける。煎液で湿布する。葉を火であぶって貼り付ける。子供のひきつけには生薬の絞り汁を口に含ませる。また痔の痛むときに乾燥させた虎耳草をくすべて患部にあてる。


【ウワウルシ】
フェノール配糖体 (アルブチン、メチルアルブチン、ガロイルアルブチン、ガロイグルコース) を含む。アルブチンは尿中で分解されてハイドロキノンを生じ、ハイドロキノンには殺菌作用のほか、腎細胞を刺激するため利尿作用もある。クエルセチンにも利尿作用が認められるほか、葉の煎液には尿路消毒薬、利尿薬として膀胱炎、尿道炎、腎盂炎、腎炎などに用いる。このウワウルシの粗粉末を精製水を用いて熱水抽出したものがウワウルシ流エキスである。


【牡丹皮】
神農本草経中品に収載されている。立てば牡丹と呼ばれる春から夏へかけて華麗に花咲く濃艶なはなである。東洋の女帝とも呼ばれる。ボタン科のボタンの根皮。根を「芯ぬき」したもの。秋に根を掘り取り、水洗いしてから木槌で軽くたたいて割れ目から硬い木部を取り除く。そのあと日干しにし5センチ程度に刻んだ生薬を「牡丹皮」という。
鎮静、鎮痛、駆お血、排膿薬として、頭痛、腹痛、婦人科疾患、月経不順月経困難など。血液の停滞する血行障害のあるものに応用する。高血圧や過敏性の鼻炎にも効あり。


【ソウハクヒ】
クワ科のマグワの根皮。本品は栽培品が殆どで、栽培種の代表がマグワ (カラグワ) です。春季発芽前に根をほりおこして調製したものが良品です。
「成分」   
トリテルペノイド、ステロイド、フラボノイドなどを含有します。
「薬理作用」
鎮痛、瀉下、抗炎症 (水可溶分画) 。軽度の抗腫瘍熱水抽出分画) 。
血糖低下作用 (煎液、エタノールエキス) 。
「応用」 
消炎性利尿、緩下、鎮咳、去痰として気管支炎、咳嗽などに用いる。
「処方例」  
五虎湯、清肺湯など。
「用法・用量」
煎剤、散剤、丸剤。1日1~5g 。
同類生薬 桑椹 (そうじん):マグワの果穂を乾燥したもの。
桑葉 (そうよう):マグワの葉を乾燥したもの。
神農本草経の中品に桑葉 (そうよう)の名で収載されています。
解熱、鎮咳、明目薬として感冒、咳嗽、頭痛、目疾に用いる。


【スギナ】
産地: 日本
珪素(シリカ)を豊富に含む珍しい生薬です。肌を若々しく保つ働きがあるといわれています。
サポニン、フラボノイド脂肪、ビタミンCを含有している。
痰がからんだり、膀胱炎などで尿の出が悪くなったちきに利用した。
虫さされには生の茎葉をよく揉んで絞り汁をつけたりした。
利尿、解熱、鎮咳薬とします。


【ヨクイニン】
成分: 脂肪油7% (パルミチン酸、ミリスチン酸、8-オクタデセン酸のグリセリド) 、蛋白質18%、 (コイシンなど) 、デンプン約52%、グルカン (コイサンABC) 、抗腫瘍性物質コイキセノリドを含有している。
呼吸作用 (少量で亢進、大量で麻痺) 、肺血管拡張作用、血糖低下作用 (コイサンABC) 。
利尿、消炎、鎮痛、排膿薬として、浮腫、リュウマチ、神経痛、などの身体疼痛、化膿症などに応用する。また民間ではイボ取りの薬として用いる。滋養、強壮薬としても用いる。イボ取りにはヨクイニン15から30gを一日量として煎じ、お茶のようにして飲む。さらに十薬を加えて飲むと高血圧に効くと言う。ヨクイニンは排膿、利尿、消炎作用があるので、皮膚のあれにもいいという。

【桃の葉】
中国を原産とするバラ科のモモまたはノモモの葉を用いる。
モモの種子は桃仁、花および蕾は白桃花といっている。この桃の葉にはタンニン、ニトリル配糖体が含まれている。
鎮咳作用やぼうふら殺虫作用が知られている。漢方では清熱、殺虫の効があるという。
頭痛、関節痛、湿疹などに用いる。
桃の葉は浴用剤として広く知られている。刻んだ葉を風呂に入れ夏場のあせも、湿疹、かぶれ、荒れ性などに
応用する。民間的にはツツガムシ病の薬として、焼石の上に桃の葉を並べ、その上に座って足についたツツガムシ
を殺したり、桃の枝で作った針で穿り出したと伝えられる。
フケ症に煎じ液で洗うといいとか、脱肛に効くともいわれる。
通常煎じる場合は5~10g、浴用剤として使用する場合は10~30g。

【枇杷葉】
成分;トリテルペノイドのウルソール酸、オレアノール酸、精油 0.04~0.10%、アミグダリン、有機酸を含有する。
薬理作用;抗菌 (煎液、黄色ブドウ球菌) 。
応用;鎮咳、去痰、利尿、健胃、鎮嘔薬として、久しい咳、暑気あたり、浮腫などに用いる。また民間的に皮膚炎やあせもに葉を煎じた汁で湿布する。浴湯料としても用いられる。
処方例;辛夷清肺湯など。


【ヨモギ】
よもぎは古くから薬草として用いられてきました。
漢方ではがい葉(ガイヨウ)と呼び、主な成分はシオネール、アルファーツヨンなどの精油とアデニン、コリンなどを含んでいます。
入浴剤としては用いれば肩こり・冷え性・腰痛・リウマチ・痔・乾燥肌・あせも・ひび・あかぎれ等に効果があります。
アトピーなどで痒みのあるお子さんには精油成分が効いて痒みが和らぐと言われています。
食用に用いれば漢方薬の効能そのままに食欲増進・胆汁分泌促進・止血(炎症止め)・殺菌・保湿の効果があるとされています。
お茶にすると整腸剤として下痢や腹痛に、また高血圧、神経痛、喘息、痔、乾燥肌にも効果的と言われます。

よもぎ湯の入り方
1.熱湯で成分を良く出す方法:入れ物と15グラム程度の乾燥よもぎを入れた袋を用意して熱湯を注ぎ10分ほど置く。
スプーンなどで少し揉みだす。浴槽に入れる(熱湯に注意)
2.お手軽に入る方法:乾燥よもぎを布袋に入れて浴槽に入れ入浴時に揉み出す。



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