en pluie  -雨のように-  .

2011/03/16(水)19:46

心に残るつぶやき

今、「栃木県の避難所で20歳の学生が徹夜で作成」した『地震発生後、twitterで投稿された心に残るつぶやき』というサイト(http://prayforjapan.jp/tweet.html)が話題になっている。 「暗すぎて今までに見たことないくらい 星が綺麗だよ。 仙台のみんな、上を向くんだ。@smzasm」 「物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。 @kiritansu」 「昨日の夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパン配給していた。こんな喧噪のなかでも自分にできること見つけて実践している人に感動。心温まった。東京も捨てたもんじゃないな。 @ayakishimoto」 「ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。 @aquarius_rabbit」 「終夜運転のメトロの駅員に、大変ですねって声かけたら、笑顔で、こんな時ですから!だって。捨てたもんじゃないね、感動した。 @tadakatz」 これらのエピソードを聞いて、感動すると同時に尊敬した。 彼らは他人のことを思いやっている。そして自分にできることは何かをちゃんと認識し、実際に誰かの為に行動している。 多分、詐欺など欺瞞に満ちた行動をする人や、相手のことを想っていない人や、口先ばかりで何にも行動に移していない人もいると思う。でも、どんなに混んでいてもきちんと整列して並んだり、座席や物資を譲り合ったりするなど、互いを思いやる精神が今日本中に溢れているんじゃないかと思った。 私たちは、あたたかい心をもっている。そしてその心を持って、行動することができる。 ただひとつ違和感に感じたことは、 これらのエピソードを聞いた人々の反応だ。「日本人ってすごい!泣ける!」「日本もまだまだ終わりじゃないな!」「日本バンザイ!」のように、なんだか「日本人」であることに酔い、高揚している傾向にあるのではないかということ。 もちろん感動はするし心も動かされるけれど、むやみに高揚せずにいたいと思った。 不安や苦痛は尽きないけれど、 日本中、世界中の人々がお互い助け合って、この状況を乗り越えていければと思う。 人はたくましい。 人って素晴らしい。

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