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2010年07月17日
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カテゴリ:お話

                  『太陽とカマキリ星

 

夜、散歩をしていると 公園のコンクリートのベンチの上に カマキリが一匹とまっていました。

カマキリは鎌をたたみ 首をかしげて星空を見ていました。

カマキリの目は 見詰めた宇宙を写しているかのように 黒く静かに輝いていました。

                 ウスバカマキリ(緑色型)

                 写真はmist cicadas topicsyamanao999さんからお借りしました。

太陽と地球の話

太陽と地球は同じ頃に生まれました。

大きな大きな恒星が寿命を迎え 大爆発をおこし たくさんの塵やガスが宇宙空間に撒き散らされました。

大きな塵に 小さな塵やガスが引き寄せられて 衝突を繰り返し徐々に大きく大きくなっていきました。

 

質量の大きな太陽では核融合反応がおこり 太陽は燃え続け

小さな地球は冷えて固まり 海を持ち 生命の生まれる星になりました。

 

太陽は地球を見つめていました。 

ある時 太陽の光の子が 太陽を飛び出して地球への旅に出ました。

幸運な光の子は 地球に届き 木の葉に当たると緑色に輝き 残りは木の葉に吸収されました。

光の子は木の葉になりました。

木の葉は 太陽の家族に 手を振りました。

太陽も木の葉に向かって微笑みました。

 

時が経ち 瑞々しかった木の葉は 茶色く乾き

ある日 風に吹かれて 空に舞い上がりました。

くるくると空を舞いながら 木の葉は悦びました。

『なんて面白いんだろう♪』

そのうち 木の葉は地面に落ちると 冷たい雨に打たれました。

雨に打たれて くたくたになり 陽が出ると 乾いてぱりぱりに

木の葉は楽しくてしかたがありませんでした

寒い冬の朝には 木の葉に霜が降りました。

陽が昇れば霜が溶け  木の葉はだんだんと小さく小さくなりました。

木の葉は可笑しくて可笑しくて  笑い疲れて眠りました。

 

永い眠りから覚めると 太陽の光の子は 小さな草の芽になっていました。

草の芽は太陽の光の家族に手を振りました。

太陽も草の芽に微笑みました。

草はぐんぐん成長しました。

ある日 草にバッタが止まりました。

バッタは草をザクザクと食べていきました。

草は バッタの口が ザクザクと葉を切る感触を楽しんでいました。

 

そして 気付くと 光の子は 今度はバッタになっていました。

バッタの目を通して見た世界は 大きく歪んで見えました。

光の子は驚いて そしてそのことを知ることができたことが とても嬉しくなりました。

太陽の家族たちも その様子を興味深そうに見つめています。

 

ある日 バッタはカマキリに捕まってしまいました。

カマキリの鎌にはナイフのように 鋭い刃が並んでいました。

バッタは動くことができません。

光の子は初めて 「怖い」 と思いました。

カマキリに食べられている間中 太陽を見つめていました。

太陽の光たちは 首を傾げてその様子を見ていました。

 

光の子はカマキリになりました。

カマキリは毎日餌を捕ることに一生懸命でした。

もう 太陽を見ることもありません。

 

ある 秋の夜 カマキリはふと夜空を見上げました。

懐かしいような 切ないような 大切な何かがそこにあるような 誰かに呼ばれたような そんな気がしたのです。

カマキリは 真っ黒な宇宙の奥の奥を覗き込むようにして 大切な何かを探しました。

 

夜の公園で 私が見つけたのは そのカマキリだったのです。

私はカマキリに顔を近づけました。

夜のカマキリは動きませんでした 私のことを見ていないのです。

宇宙を見つめるカマキリの真っ黒な目玉を 私は覗き込みました。

覗き込むうちに 私はまるでカマキリの 真っ黒な目玉の中にいるような気がしてきました。

真っ暗な宇宙に ぽっかりと浮かんでいるような 不思議な感覚でした。

 

ふいに 頭の上の すぐ近くに 光のような 温かさのような 『愛』 のようなものを感じて  顔を上げました。

そこには 太陽がありました。

金色に踊るように輝くフレアが 高らかに歌う 太陽の歌が響きました。

太陽の家族。

私の中の 光の子の記憶が 甦りました。

遠い遠い昔 私がまだ地球に来る前のこと 

光の子だった私は こうして太陽の中で 太陽の家族たちとともに 美しさと愛に満たされて 悦びに包まれていたのです。

そして いつしか 私は美しい地球に恋するようになり ある時 地球に向かって旅立ったのです。

太陽の家族の中には 引き留める者もありました。

それを振りきって 私は太陽を飛び出したのでした。

地球の 強く儚い美しさに恋焦がれるままに。 

 

カマキリの目の中で 私は太陽の家族と抱き合いました。

太陽の家族は 溢れる愛と 悦びで 私のことを包んでくれました。

 

ほんの一瞬のことでした

長い長い時を越えての 一瞬の再会でした。

 

太陽も地球も 同じ星だった時があり 

今は 愛を送る側 「太陽」と 愛を表現する側 「地球」へと 別れ めくるめく美しさの表現を楽しんでいるのです。 

長い長い時の果てには また 一つになる時が きっと来るのでしょう

今夜 太陽と 地球と カマキリと 私 として 出会えた幸せな思い出を胸に 

また 私達は 長い長い時を歩んでいくのです。                

                         おしまい    

 

写真をお借りしたyamanao999さんは石川県で昆虫や小動物の写真を撮影されている方です。

このお話に載せるためにカマキリの絵を描こうと 写真を探している時にyamanao999さんの写真に出会いました。

私の記憶の中にある 夜のカマキリの姿がそのまま 美しい写真になっていました・・・。

これを絵にはできないな~しょんぼり と思い 了解を頂いて写真を使わせていただくことにしましたぽっ

後で気付いたのですが この写真の撮影日は2007年9月2日ということで 3年前の私の誕生日に撮影された写真でした星

yamanao999さんはブログで 『透ける様な美しい翅を持つウスバカマキリは日本に生息するカマキリの中では最も美しい種だと思います。』 と書かれています 私もこのカマキリは本当に美しいと思いました。

ということで 素敵な写真入で お話を載せることができて とても嬉しい私でした。

yamanao999さん ありがとうございました手書きハート

お話は 私にとっては いつものように 心の中を探ったら そこにあったという当たり前のものなのですが 私以外の人には ???しょんぼり なのかと思います。。。

特に このお話は 話が飛躍していて 理解が・・・かもですね^^;

でも、載せたかったんです☆

読んでくださった方 本当にありがとうございました手書きハート

今度は もう少し 分かりやすいお話を書きたいと思いま~~すウィンク







最終更新日  2010年07月30日 08時48分57秒
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