ＲＯＳＥＭＡＲＹ　ＧＡＲＤＥＮ

今流行の韓流ドラマのストーリーの王道は、四角関係だそうですね。

つまりＡ子さんはＢ男さんが、Ｂ男さんはＣ子さんが、Ｃ子さんはＤ男さんが好き、

そしてＤ男さんはＡ子さんを････というパターンですね（よく知らないんで間違ってたらごめんなさい）。

その昔、その上を行く『五角関係恋愛バトル』（いうなれば『恋のペンタゴン』？）というのを

経験したことがあります。今日はそのお話を少し。


ことの始まりは、大学一回生のとき、友人のミイ（仮名）に

『知り合いの男の子がやってるバンドに一緒に参加しない？』

と誘われたことでした。

深く考えもせず、ただ「バンドに参加する」という響きだけにひかれてミイと一緒に、

そのバンドのメンバーたちと会うことに。

大阪の某有名私立高校出身の、同い年の男の子たちがやっていたそのバンドは

今思い出しても、よくコンセプトのわからないバンドで、彼らいわく

「やってるのは、サザンロック」

らしいんですけど、渡された譜面はカーラ・ボノフとかリンダ・ロンシュタットとか

クリストファー・クロスとか･･･果たしてロックなのかも不明な感じです。

それはさておき、メンバーはみんな気さくで面白い子ばかりで、

音楽的なこと云々より、みんなで集ってわいわい騒ぐのが楽しかったわけです。

とくにリーダーでギターやってるナカくん（仮名）は、

「将来の夢は吉本に入ること」

という変わったヤツで、人を笑わせることばかりしてました。

阪神タイガースと、『TOTO』のスティーブ・ルカサーの大ファンで

当時の目標が「ボブ・ディランのレコード、全部そろえる事」だった彼。

あほな事ばっかりしているくせにときどきふっと、捨て猫みたいな

寂しそうな表情をするナカ君に多分、出会った時から

ひかれていたんだと思います。

ところが、ミイもどうやら彼を気に入ってしまったみたいで、

（今思っても、そんなにカッコイイ男の子じゃなかったんだけどなあ）

あれっと思ったときには「付き合うことになったから」と宣言されました。

そのときはまだ、自分の気持ちにはっきりした確信がなかったので

「え～いつの間に？なんだよもう～」

な～～～んて冷やかしていた私だったんですけれども････

（『PART 2』につづく･･･えっ、ほんとに？）