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テーマ:ハーブで健康に(233)
カテゴリ:メディカルハーブのお勉強
今日の夜は、第5回目の”メディカルハーブの勉強会”に参加してきました。
バックナンバー”甘草の今後 ーーメディカルハーブを深く学ぶ♪ バックナンバー”女性を守るハーブーーメディカルハーブを深く学ぶ♪ バックナンバー”強壮作用と体脂肪抑制?ーーメディカルハーブを深く学ぶ♪ バックナンバー”メディカルハーブを深く学ぶ♪ 今日のハーブは、ミルクシスル、ウコン、シナモン・・・ 肝臓や消化器を守るハーブでした。 ミルクシスルは、肝臓での解毒の対象となるさまざまな毒性物質による細胞破壊から肝臓を保護、再生して肝機能を活性化するメディカルハーブとして用いられています。 ミルクシスルの種子に4~6%含まれ、強力な肝臓保護物質と考えられている”シリマリン”は、いくつかの成分の混合物で、主な構成物質はシリビニン(silibinin)、イソシリビン(isosilybin)、 シリクリスチン(silychristin)、シリジアニン(silydianin)であるとされ、このシリマリンを中心にミルクシスルの肝臓保護作用の作用機序が研究されているそうです。 ミルクシスルのもつ肝臓保護作用は3つあり、(1) 肝細胞の細胞膜の受容体に毒性のあるものが着くことを防ぐ作用、(2) 既に毒物によって損傷を受けてしまった肝臓の蛋白質合成を刺戟する作用、(3) 肝障害の原因となるフリーラジカルやロイコトリエンやプロスタグランジンを抑制することによるものだそうです。 また、シリマリンにはビタミンEよりも強い抗酸化作用があるとか、肝臓の解毒能や抗酸化作用を高めるグルタチオンの量を増やす効果が示唆されているとかで、肝臓疾患の症状改善に活用されているとのこと・・・ 私も以前、ミルクシスルのチンキ剤を活用していたことがあります。 アルコールはそんなに飲まないのに、γーGTPの値が高くなり、しばらくお医者さん(肝臓の専門医)のところに通ったことがあります。先生は「まだ薬で治療する程じゃないから、食事の管理と運動をしっかりね~」という感じでした。 しばらくの間、検査数値は高いまま(正常値の3倍くらい)だったのですが、メディカルハーブのスクールに通い始めてから、チンキ剤を試してみました。1日に3回、3ヶ月間、チンキ剤の瓶に書いてある滴数を飲み続けました。そしたら、γーGTPの値は正常値の範囲内まで下がり、現在まで(2年半くらい)ずっと安定しています。 ミルクシスル(マリアアザミ、大アザミ)はキク科なので、キク科アレルギーのある方はNGですし、個人差もあるので、誰でもOKではないでしょうが、古くから活用されているハーブです。 ウコンは、研究論文の数が多いそうです。 クルクミンの含有量が多いのが秋フコン、ターメリック(Curcuma longa)で、沖縄でウッチンと呼ばれている、一般的なウコンです。 精油成分の多い春ウコン(Curcuma aromatica)は、名前が間違いやすい・・・ (私はどうも覚えられません。春?秋?どっちだっけ???) ウコンの根茎は、肝臓強化や消化不良改善に用いられてきました。 その作用メカニズムはまだ完全に解明されてはいないが、クルクミンや精油成分の抗酸化作用が大きな要因と考えられているそうです。 ウコンは着色料としても用いられ、ヨーロッパではマーガリンやチーズに、日本ではたくあんに使われることがあると・・・ ウコンや主成分クルクミンについての学術的な研究報告は充実してきているそうです。 ウコンの抽出物によるLDL(低比重リポたん白、悪玉コレステロール)酸化抑制効果が一定の条件下で確認され、生活習慣病予防に効果が期待されるようです。 また、クルクミンがいくつかのガン細胞においてアポトーシス(自己死)を引き起こすことについて、遺伝子レベルでの解明が試みられているそうです。 今日は、シナモンリキュールのお湯割りが出ました。 スライスしたジンジャー、クローブ、柑橘類の果皮、ミントと一緒にシナモンをウォッカかホワイトリカーにつけ込んだもののお湯割りです。 とても身体が温まりました~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月27日 20時30分14秒
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