2017/04/10(月)01:02
カリカリ 白い野良猫
今日、なんとなく庭に出したカリカリを野良の白猫が食べた。
約一ヶ月前から姿を見せ、ついにうちの庭で休むようになった野良の白猫は
ある時からまるでカリカリが食べる事ができなくなり
柔らかい猫缶をずっと与えていた。
喧嘩傷、口内炎だったのかな。
カリカリが食べれるということは少し良くなったのかな。
確かに膿も出ていないようだし、よだれのような液体も出なくなった。
今朝、庭の片隅で日向ぼっこをして休んでいた白猫のそばに
これまた野良の三毛猫がおそるおそるそっとやってきて
白猫の様子を見るようにして匂いをかぐ仕草をして、またそうっと去っていった。
この三毛猫は約一週間ほど前から頻繁にうちの庭に姿を見せている。
いつも腰を低くしてあたりを見渡しびくびくしながら庭に入ってくる。
お年寄り的な歩き方が白猫に似ているので、もしかしたら白猫の母猫か
姉か妹猫かも知れないと思っている。
どちらかといえば、痩せているし、毛並みにもうちの飼い猫のような艶はない。
哀れである。喧嘩傷がないのが幸い。
白猫も少しふっくらしてきたが、やはり、毛並みにはまだ艶はない。
三毛猫だから野良猫をまたたくさん産む可能性は多大、とふと思う。
昔、日本にいた時、妊婦猫の野良の三毛を母と二人で飼いならしたことがあった。
下手な人間の母親よりきちんとした猫だった。
赤ちゃん猫は3匹生まれて、二匹は近所の人が欲しいと言ってもらわれていった。
田舎だったから、ネズミ対策用としても欲しがる人もいた。
三毛の野良はすごくなついてくれて、赤ちゃん猫も必死で守り、
毎晩、大きなネズミを私達のために一匹、赤ちゃん猫の教育のために小さな
ネズミをとってきた。とても賢く愛情に満ち溢れた猫だった。
そんなことを思うとこの南仏の三毛猫も誰かが飼いならしてあげれば
きっと素晴らしい飼い猫になるだろう、と思う。
ああ、ついため息がでてしまうのはなぜでしょう。