冬のソナタ あらすじ2

1~5話  6~15話  16~20話  NHKのパク・ヨンハ




第6話 「忘却」


酔っ払ったユジンは眼鏡を外したミニョンをチュンサンと勘違いし、抱きつく。チェリンから聞いていたとおりの言動に、男を誘惑する安っぽい手管とユジンを嘲笑するミニョン。酔いのさめたユジンはミニョンの発言に激怒する。

スキー場での工事が始まった。お互いに失望したユジンとミニョンは、仕事と割り切った付き合いを。しかし、職人たちやチョンアから聞かされたユジンの人柄は、チェリンから聞かされたユジン像とかけ離れており、どちらがユジンの真の姿かミニョンは混乱する。

妻の命日の晩に酒を飲んで外で寝てしまい、凍死寸前となった職人を、自己管理が足りないと解雇するミニョン。死んだ人のことは忘れるのが一番だというミニョンに対し、人を愛したことがないからそんな冷酷なことが言えるのだとユジンは反論し、解雇の取り下げを迫る。圧倒されるミニョン。

ソウルに戻ったミニョンはチェリンのブティックを訪れ、チェリンとチンスクの会話を立ち聞きしてしまう。




●ユジンが宴会で歌う曲は?
キム班長を言い負かしたユジンが場を盛り上げるために歌う曲は韓国の代表的なナツメロ『ナメンヨルチャ(南行列車)』。韓国ムード歌謡の女王、金秀姫(キムスヒ)の歌で有名で韓国人の90%がこの歌を知っていると言われるほど。旅立ちと別れをテーマにした曲ですがリズムが軽快なので宴会やのど自慢大会などでは必ず歌われるといってもいいほど愛されている曲です。


●韓国の箸は重い?
韓国で普通に使われている箸は『チョッカラク』と呼ばれる金属製の箸。ユジンとチンスクの食事シーンでも登場しますが、日本の箸のように丸や四角ではなく平たい箸で一般的にはステンレス製のものが多く使われます。実はこの箸は意外と重く、日本人が初めて持つとその重さに驚くほど。韓国で生まれ育った韓国人も日本に来て日本の箸を使い慣れてしまうと『チョッカラク』を重く感じると言います。逆に最初は日本の箸の軽さに驚くのだとか。韓国と日本、どちらも『箸』を使う似たような文化でも、そのものの形状でお互いにカルチャーショックを受けてしまうことがあるという代表的な例かも知れません。


●酒の注ぎ足しは禁止?
宴会のシーンを見ているとメンバーがそれぞれ酒を注ぎ合ったり、自分のグラスに入れた酒を回し飲みしたり、日本と変わらない光景が見られます。でも、韓国ではホステス業以外の女性が同席した男性にお酌をすることはありません。また、日本でもビールなどの注ぎ足しは『味が落ちる』と言って嫌いますが、韓国ではもっと別な理由で酒の注ぎ足しは絶対に禁止です。というのも、酒の注ぎ足しはチェサ(祭祀)の時に死者を対して行う注ぎ方だから。生きている人に対して注ぎ足しをするのはとても失礼な行為になるのです。



*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』
『Q&A 知ってナットク!韓国日常感覚』





●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『星』 作曲:ハ・クァンソク
マルシアンでの会議の後、ユジンとミニョンが言い合うシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『始まり』
ユジンとサンヒョクがスーパーマーケットで買い物をするシーンで流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に収録されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。


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第7話 「冬の嵐」


工事現場でミニョンをかばい、資材の下敷きになったユジン。ユジンは
幸い軽傷ですんだものの、駆けつけたサンヒョク、チェリンの思いは乱
れる。特にサンヒョクはユジンの心の揺れを再び感じ、いら立ちを隠し
きれない。

一方チェリンの嘘を知ったミニョンは、チェリンに別れ話を切り出す。
焦るチェリンはサンヒョクにユジンとの結婚を急かし、サンヒョクも同
調する。

またミニョンはユジンに今までの誤解を謝り、もう一度、初めからやり
直そうと提案。ユジンも受け入れる。ミニョンは、ユジンのチュンサン
に対する想いを知るにつれますますユジンに惹かれ、一方のユジンも、
押し隠していたチュンサンとの思い出を、ミニョンとなら楽しく思い出
すことができるのだった。

山頂のレストラン改装の下見に出かけたユジンとミニョン、しかし、吹
雪が強まり山頂へのロープウェイは運転を停止、二人は山頂に取り残さ
れる……。




●病人食はおかゆ?
ミニョンをかばってケガをしたユジン。病室で食べているのはやっぱ
りおかゆ。韓国でも代表的な病人食はおかゆです。でも、日本の白が
ゆとは少し違い、カボチャ味だったりゴマ入りだったり米も餅米を使
用することがあったりとかなり栄養満点。さらにゴマ油でコクを出す
ことも。家庭で作るおかゆではアサリや松の実を入れることも多いそ
うです。


●パジャマは病院のものを使用
病院でユジンが着ているパジャマに注目。よく見ると柄に
『HOSPITAL』という文字が。日本では入院する時には自分でパジャ
マを用意しますが、韓国ではほとんどの場合病院が用意したパジャマ
を着用します。つまり自分でパジャマを用意する必要がない訳で、い
ざ入院と言うとまず新しいパジャマを買いに走ることが多い日本人と
は大きな違いかもしれません。


●大切な『お願い』は正座で。
ユジンとの結婚を認めてもらうために母親の前に正座するサンヒョ
ク。儒教の教えが浸透している韓国では目上の人に大切なお願いごと
をする時には正座をして両手を床につくのが古くからのマナー。と言
うと『日本と変わらない』と思われる方も多いと思いますが、日頃、
正座の習慣のない韓国では実は日本式の膝と膝をつけての正座をする
のは日本人が考える以上に特別に丁寧なこと。男性が女性の親に結婚
の許しを乞う時も正座をして床に手をつけて平伏するという動作を繰
り返します。また、先祖を祀る祭祀(チェサ)の時も正座をします。
第1話に登場したユジンの父親の祭祀(チェサ)のシーンでもユジン
が正座して両手を床につけるという動作を行っています。



*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』
                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋
歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで
収録されています。
●『I Miss You』 演奏:The Daydream
病院に駆けつけたサンヒョクがミニョンにつかみかかるシーンで流れ
る曲。『Dreaming~piano solo collection - by The Daydream』に
収録されています。韓国盤CDの入手につきましてはお近くのCD
ショップ等へお問い合わせください。
●『My Memory』 歌:Ryu
ミニョンとユジンが並木道を歩くシーンなどで流れる曲。オリジナル
サウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-
1002)に収録されています。

●『はじめて』 番組用オリジナル
ユジンが古びたピアノで弾く曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬
の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に収録されています。


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第8話 「疑惑」


山頂で一夜を過ごしたユジンとミニョン。翌朝、心配して駆けつけたサンヒョクの前で、ミニョンはユジンに誰を愛しているのかと問い詰める。即答できないユジン。いら立つサンヒョク。

一人ソウルへ戻ったサンヒョクとの仲を修復しようと、ユジンは後を追う。が、疑念の晴れないサンヒョクは取り合おうとしない。ユジンは仕事のため再びミニョンのいるスキー場へ戻り、ミニョンはユジンを優しく出迎える。

一方、チェリンはサンヒョクの母チヨンの元を訪ね、自分の恋人ミニョンとユジンの仲が疑わしいと告げる。

チヨンの誕生日。以前よりユジンを快く思っていなかったチヨンは、皆の前でチェリンから聞いた話をユジンに直接聞き正す。激怒したサンヒョクはユジンを連れ家を飛びだし、そのままユジンをホテルに連れ込む。抵抗するユジンに、ミニョンとは泊まったじゃないか、と言い放つサンヒョク。





●撮影現場は氷点下!
ゴンドラが止まり、山頂で夜を過ごしたユジンとミニョン。翌朝、山頂の建物の外でミニョンとユジンが話すシーンがありますが、実はこのシーンを撮った時の気温はなんと氷点下だったとか。撮影待ちをしている間、ユジン役のチェ・ジウもミニョン役のペ・ヨンジュンも歯の根が合わないほど寒さでガチガチだったそうで、スタッフからは「役者さんがかわいそう」という声もあがったそうです。


●韓国の代表的暖房は?
韓国の代表的な暖房装置といえばオンドル。いわゆる床暖房システムで、昔は焚き口で薪や練炭を燃やして暖かい空気を床下に流して部屋を暖めました。そのため、より暖かい焚き口付近が来客用の上席だったと言われています。しかし練炭による一酸化炭素中毒の事故が多かったため、現在ではガスや石油を使ったボイラー方式で床下にスチームパイプを通す形でのオンドルが増えています。ちなみにユジンたちがスキー場で宿泊しているタワーコンドミニアムも客室の暖房はオンドルを取り入れています。


●誕生日の定番の食事は?
母親の誕生祝いにユジンをともなって実家に帰るサンヒョク。ドラマの中には登場しませんが、韓国では誕生日のお祝いにはワカメスープを食べるという習慣があります。なぜワカメなのかは不明ですが、誕生日の朝にワカメスープを食べると一生食べ物には不自由しないのだとか。また、誕生日の夕食は麺類というのも昔からの風習。誕生日に麺類を食べると長生きすると言われているからだそうです。


●奇妙なスキー板のオブジェは何?
サンヒョクの留守番電話にメッセージを吹き込んだ後、1人ゲレンデを歩くユジン。その背後に映っている奇妙な形のオブジェに注目!実はこのオブジェ、ロケ地となった竜平リゾートが韓国で初めての本格的スキー場であることを記念して作られたもの。たくさんのスキー板を使って作られています。



*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』
『Q&A 知ってナットク!韓国日常感覚』
『スカートの風』
                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『記憶の中へ』
山頂のレストランで。目覚めたユジンが外に出るシーンで流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。
●『スミレ』 歌:Ryu 作詞・作曲:ジョ・ドンジン
スキー場に戻ったユジンがバーでミニョンにサンヒョクとのことを話すシーンで流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。



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第9話 「揺れる心」


ホテルを飛び出したユジン、探しに来たミニョンと一緒にスキー場へ戻
る。

翌日、頭を下げるサンヒョクにユジンは婚約解消を申し出る。また、ミ
ニョンには自分の想いを告白。しかし、サンヒョクかミニョンかどちら
かを選ぶことはできないと告げる。ミニョンはそんなユジンの思いを、
決断ではなく放棄だと突き放す。

一方、サンヒョクはユジンのいるスキー場からの公開放送を計画、自分
の両親やユジンの母、友人らをスキー場に招待する。ユジンに断りな
く、皆の前でユジンとの結婚を宣言するサンヒョク。しかし、その前に
ユジンとミニョンの仲睦まじい様子を見ていたサンヒョクの母チヨンが
再びユジンを問いただす。サンヒョクとは結婚できない、と公言するユ
ジン。

その場を逃げ出したユジンは、ミニョンに連れられ別荘へ。そこには
チュンサンの母でピアニストのカン・ミヒがいた……。




●韓国女性のメイクは?
ナチュラルメイクのユジンとくっきりメイクのチェリン。よく見れば
ユジン以外の女性陣はチンスクもサンヒョクのお母さんもカン・ミヒ
もみんなチェリンに負けず劣らずのくっきりメイク。実は韓国女性の
メイクは一般的にくっきり派が多いそうです。というのも韓国では
白・黒のほかにチマ・チョゴリの基本色にもなる赤・青・黄・紫・緑
の5色をとても大切にしていて現代の服装のモチーフにもこの色をよく
使うのだとか。町中の看板にもこの5色が使われるなど、周囲に華やか
な色合いが多いため、メイクもくっきりしたものが好まれるようで
す。ではなぜユジンだけがシックな装いとナチュラルメイクにしてい
るのかといえば『大切な人を失った悲しい過去を持ち、現在も辛い恋
の行方に悩んでいる女性だから』というのがドラマを観た韓国女性の
大方の説。実際、第5話でも華やかなメイクをしないユジンに業を煮や
したチンスクが強引に真っ赤な口紅を勧めるシーンが出てきます。



●メガネは知性派の代名詞?
ドラマの中のファッションからさまざまな流行を生み出した『冬のソ
ナタ』。ミニョンのおしゃれなメガネもそのひとつ。でも、もともと
韓国ではメガネをトレードマークにしている人気俳優や歌手が多いそ
うです。特に男性は『知的に見える』ことがカッコ良さの必須条件の
一つとも言われ、メガネをかけることは『知性派』をイメージさせる
有効な手段というわけです。



●韓国ドラマ事情
韓国では1話が約1時間もののドラマは週に2回放送されます。つま
り、1週間に2話ずつ進むため、撮影スケジュールはかなりハード。中
でも『冬のソナタ』の場合はロケ地に移動しての撮影が多く、役者さ
んもスタッフも寝るヒマがないほど過酷な撮影スケジュールでした。
また、ストーリーは視聴者の意見に沿って変更されることも多く、台
本が当日渡しになることもザラ。ちなみにCMは途中には挿入されず、
ドラマが始まる前と終了後に集中的に流されます。




*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』
『スカートの風』
                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋
歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで
収録されています。

●『離せない恋』 歌:ソン 作曲:シン・インス 作詞:ユ・ユジン
ユジンとミニョンが行くスキー場のレストランで。ミニョンがユジン
を見て、「憂鬱そうだ」というシーンで流れる曲。テーマ曲&エン
ディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』
日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。

●『始まり』
サンヒョクが公開コンサートの準備をしているシーンで流れる曲。オ
リジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に
収録されています。

●『スミレ』 歌:Ryu 作詞・作曲:ジョ・ドンジン
ステージでDJユが歌う歌。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌
(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。



●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組
(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取
り扱い店で。


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第10話 「決断」


ミニョンはユジンを連れて自分の別荘へ。別荘には母親のカン・ミヒが来ていた。ミヒはアメリカ育ちのミニョンが7歳のときにこの近くの川で溺れかけたと言ったり、ユジンがチュンチョン(春川)出身と聞いて動揺したり、どうも様子がおかしい。

ユジンはミニョンに、チュンサンから教わったポラリス(北極星)の話をする。サンヒョクだけでなく、家族や友人をも裏切った思いをぬぐいきれないユジンに、ミニョンは自分がポラリスになるからとユジンを勇気づけ、二人に幸せな時間が訪れる。

その頃、サンヒョクは双方の親の前で先日ユジンをホテルに連れ込んだことを告白、謝罪する。ソウルに戻ったユジンはしかし、あらためてサンヒョクに別れを告げ、ユジンの母もチンスクら友人もユジンの元を離れていく。

失意のサンヒョクはついに体調をこわし入院する。友人のヨングクやサンヒョクの母の頼みも振り切り、ユジンはサンヒョクを見舞おうとしない。ユジンのこころの内を見抜いたミニョンは、ポラリスを見失わないで、とサンヒョクが入院する病院へユジンを送り届ける。




●韓国の言葉で『ポラリス』は?
『冬のソナタ』の重要なキーワードのひとつが『ポラリス』。脚本家のキム・ウニさんとユン・ウンギョンさんによると、『ポラリス』をキーワードにしたのはチュンサンの言葉通り『空の星の中で北極星だけがいつも同じ位置にあるから。つまり、『ポラリス』とは『何があっても動かない心』の象徴なのだそうです。ちなみに『ポラリス』は英語。韓国の言葉で北極星は『プッククソン』といいます。


●ユジンが作る朝食は?
別荘でユジンが作る料理は『メウンタン』。しょうゆと唐辛子で味付けした魚の激辛鍋です。一般的に韓国の朝食はご飯とスープが基本。これに焼き魚や野菜のおかずがつきますが、忙しい朝はおかずなしで『スープにご飯を入れて食べるだけ』ということも多いようです。1999年に韓国で行われた『朝食の実態調査』ではご飯とスープ派が58%。パンと牛乳派は33%という結果が出ました。


●視聴者がシートベルトもチェックする?
韓国でも車に乗る時にはシートベルトをすることが義務づけられています。それはドラマ内でも同じこと。車のシーンでシートベルトをしていないと放送法違反にもなってしまいます。でも、実は一番うるさくチェックをするのは警察よりも視聴者なのだとか。車のシーンなどで助手席に乗った人間がシートベルトをしていないとすぐに抗議の電話が殺到するそうです。


●看護師さんの制服
入院しているサンヒョクが病室で点滴を抜いてしまうシーン。ナースや医者が駆けつけて大騒ぎになりますが、このシーンのナースの姿にちょっと違和感を感じた人も多いのでは? 実は韓国のナースはナースの目印とも言えるナースキャップをしていません。また、ナース服も白衣のワンピース型の制服ではなく、柄もののブラウスに白いスカートという組み合わせ。どちらかといえば事務職のようなスタイルです。これはナースキャップや白一色の制服が患者さんに冷たいイメージを与えるからだと言われています。以前は韓国でも日本と同じナーススタイルでした。キャップなし・柄ものブラウスという新しいナーススタイルは小児科のナースから始まったそうです。




*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』
『韓国ドラマ・ガイド 冬のソナタ』
                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『 I 』 演奏:イルマ
ソウルのユジンの部屋で。ユジンがユジンの母と話しているシーンで流れる曲。『ラブレター』(GECA-1082)に収録されています。
●『I Miss You』 演奏:The Daydream
ミニョンの言葉を聞いて驚いたカン・ミヒが珈琲をこぼすシーンで流れる曲。
『Dreaming?piano solo collection - by The Daydream』に収録されています。韓国盤CDの入手につきましてはお近くのCDショップ等へお問い合わせください。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。


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第11話「偽り」


ミニョンへ真実の愛を告げ、サンヒョクとの結婚を選んだユジン。すっかり元気を取り戻し来月の結婚に向けて準備するサンヒョクに、ユジンは投げやりなまでにすべてを任せるのだった。一方傷心のミニョンは休暇をとり、再び別荘を訪れる。湖に出かけたミニョンは20年前ここで溺れかけた7歳の少年の話を聞く。少年の名はチュンサン、同じく7歳のときに湖で溺れかけたと聞かされているミニョンは、自分の記憶に疑問を感じ始める。

カン・ミヒのピアノ・リサイタルがソウルで行なわれることになり、サンヒョクは取材を申し込もうと会場へ出向く。そこで父チヌを見かける。チヌとミヒは高校時代の同級生で、チヌはミヒに息子の名をたずねていた。

なかなか立ち直れないミニョンを心配するチェリンは、ユジンに助けを求める。ユジンはミニョンに貰ったポラリスのネックレスを返し、あらためて別れを告げるためとミニョンと会う。しかし、その場を見かけたサンヒョクは再び疑念に取り付かれるのだった。




●韓国留学事情
結婚したら会社を辞めてユジンと一緒に留学すると言い出したサンヒョク。日本の親ならびっくりしてしまう言葉ですが、サンヒョクの両親は驚きはするものの反対はしません。教育熱の高い韓国では海外に子どもが留学するのは一種のステイタスと言われています。最近では小中学生の内に留学をさせる親もいて、その場合は母親が子どもと一緒についていき、父親だけが残って学費や生活費を稼ぎ続けるそうです。とはいえ結婚後に夫婦で留学となると話は別。海外での生活費や学費は誰が出すのか気になるところですが、韓国ではたとえ子どもが結婚して家庭を持っても、親が子どものためにお金を出すのは当たり前という考え方が一般的。ちなみに留学先はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏を希望する人が多いそうです。


●ユジンの部屋にかかる赤い絵に注目!
アイボリーを基調にシンプルにまとめられているユジンの部屋。その中でひときわ目立つのが居間の壁にかけられている赤い大きな抽象画。スタッフがユジンの部屋のセットを考える時にユジンがインテリアデザイナーであることをどこかでアピールしたいと考え、象徴的に置いたものだそうです。一方、そんなオシャレなユジンの部屋で異彩を放っているのがユジンのベッドルームのタンスの上に置かれている目玉の大きな黄色いぬいぐるみ。これ実はヒヨコで韓国の人気アニメ『チャムケ』のキャラクター。ユジンが好きなのかチンスクからの贈り物なのか、設定がちょっと気になるぬいぐるみです。


●テーブルの上には必ず電話機
お気づきの方も多いと思いますが、サンヒョクの家でもユジンの実家でも居間のテーブルの上にはなぜか必ず電話機が。ユン・ソクホ監督によると居間のテーブルの上に電話機があるのは韓国ではごく一般的な風景。食事中でも電話がかかってきたらすぐに受話器を取れるようにと、どこの家庭でもテーブルの上に置いてあるそうです。これは韓国の人の多くが『電話をかけた時に数回鳴らして相手が出ないとすぐに切ってしまう』という習性も関係しているのかもしれません。


●優しく豹変、サンヒョクの母
第10話では入院したサンヒョクのために、「結婚したら同居しなくても構わない」とまで言ってユジンに結婚を頼んだサンヒョクの母。ユジンが戻ってきてからはユジンの母のためにお土産を用意したり、これまでの『ユジン嫌い』はどこへ行ってしまったのかというような豹変ぶり。実は儒教の教えが浸透している韓国では家を継ぐ長男はいわば宝物。自分がどんなにユジンのことを気に入らなくてもユジンと結婚することでサンヒョクの命が助かるなら、なりふりは構わないというのがサンヒョクの母の考え方。なのでユジンがサンヒョクの元に戻ってきた今は、ユジンに逃げられないためにかなり気を遣っているというわけです。



*参考文献 『韓国ドラマ・ガイド 冬のソナタ』
『Q&A 知ってナットク!韓国日常感覚』
                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『Tears』 演奏:The Daydream
サンヒョクがユジンとの結婚式と留学のことを話すシーンで流れる曲。
『Dreaming?piano solo collection - by The Daydream』に収録されています。韓国盤CDの入手につきましてはお近くのCDショップ等へお問い合わせください。
●『今でも』 作曲: イ・ジス
ミニョンがチェリンを振り切ってバーを出て、街を彷徨い歩き、ユジンのアパートの前まで行ってしまうシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『 I 』 演奏:イルマ
チェリンにミニョンのことを頼まれたユジンが会社で物思いに耽るシーンで流れる曲。『ラブレター』(GECA-1082)に収録されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。

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第12話 「10年前の真実」


サンヒョクはユジンと和解し、結婚報告を兼ねてユジンの父の墓参りの
ため、二人でチュンチョン(春川)を訪れる。車中、カン・ミヒの話題
になり、ユジンからミヒがミニョンの母であることを聞かされたサン
ヒョク。ユジンを途中で降ろし、サンヒョクは母校の高校に戻りカン・
ジュンサンの生徒記録簿を確認する。

一方のミニョンもカン・ジュンサンの正体を確かめようと、チュンチョ
ンにあるチュンサンの家を訪れ、そこで母ミヒと出くわす。矛盾を問い
ただすミニョン。そしてミヒは……。




●サンヒョクがユジンの母に渡したお金は?
「嫁入り道具の支度に使ってください」とユジンの母にお金を渡した
サンヒョク。韓国では結婚が決まると花嫁側から花婿側に持参金を渡
す習慣があります。また、結婚式の前日には花婿側の友人たちが服の
生地や結婚指輪などを入れた『ハム』という箱を花嫁の実家まで担い
で行って、花嫁の親に買ってもらうという習慣も。つまり、韓国では
結婚する時に花嫁側の出費がかなりの額になります。サンヒョクがユ
ジンの母に先にお金を渡したのもそういった習慣を踏まえてのこと。
早くに夫を亡くして女手ひとつでユジンたちを育ててきたユジンの母
へのサンヒョクの思いやりといえます。


●どこまでがロケ?
竜平(ヨンピョン)リゾートでのロケやソウルに実際にある高校の中
を使用してのロケなど、ほとんどがロケ収録のように思える『冬のソ
ナタ』。でも実はスタジオでのセット撮影もかなり行われています。

例えばユジンのソウルの部屋の居間や寝室、サンヒョクの家の居間や
サンヒョクの部屋、ユジンが勤めるポラリスの社内などは、ソウルか
ら電車で約1時間ほどの水原市にあるKBSの室内スタジオにセットが組
まれていました。ちなみにミニョンの職場であるマルシアンはロケ先
の建物の内部まで使って撮影が行われました。




*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』
『韓国ドラマ・ガイド 冬のソナタ』
『冬の恋歌 撮影現場に行ってきました』
                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋
歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで
収録されています。
●『予感』 作曲:Ho.Lee
『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されていま
す。
●『星』 作曲:ハ・クァンソク
ミニョンがチュンサンの家に入るシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソ
ナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
ミニョンがユジンのためにタクシーを止めるシーンや、次回予告の
シーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-
445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店
で。


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第13話 「追憶」


ミニョンはユジンに自分がカン・ジュンサンであることを告げるが、ユジンは信じない。それどころか、ユジンはミニョンとチュンサンの違いを挙げ連ね、サンヒョクと生きる決心をミニョンに告げる。

ミニョンの母ミヒは、事故で記憶を失ったチュンサンにミニョンとしての記憶を植え替えたいきさつを話し、ミニョンも母の苦渋を知る。ミニョンはチュンチョンの家でチュンサンの足跡をたどるが、チュンサンとしての記憶は戻らない。ミニョンは、ミニョンとしてこれからを生きていく決心をする。

サンヒョクやミニョンの最近の挙動を不審に思っていたチェリンは探偵を雇い、カン・ジュンサンとイ・ミニョンが同一人物であることを突き止める。

一人何も知らないユジンもしかし、このところのサンヒョクらの挙動に引っかかりを感じていた。ユジンはミニョンを訪ねようとホテルへ出向くが、それはミニョンがアメリカへ旅立つ前夜だった。




●放送部の後輩が読む詩は?
放送部の後輩がユジンの言葉をヒントに読む詩『私の初恋』は、アメリカの詩人セーラ・ティズデールSara Teasdale(1884-1933)の作品。1917年に発表された詩集『Love Songs』の中に収録されている『The Flight』からの抜粋です。「それでも私の初恋が、また私を呼んだらどうすればいい?」という心に残る一節は、原詩では"But what if I heard my first love calling me again?"。自然を愛し、感情をロマンチックに表現したセーラの詩は多くの女性に愛され、アメリカでは母親から思春期に入った娘へのプレゼントとしても使われるようです。


●チンスクのヘアゴム
チンスクがユジンのティアラを探すシーンでやけに目立つのがチンスクの髪飾り。大きなリボン状のヘアゴムで髪をひとつに束ねているのですが、このヘアゴムの名前がなんと『コプチャンバンド(小腸バンド)』。うにゅうにゅとくねった感じがホルモン焼きなどにも使われる牛の小腸(コプチャン)に似ていることからついたのですが、そんな名前にも関わらず、髪の長い韓国女性は必ず持っているおしゃれアイテムとか。金糸で刺繍がしてあったり、ビーズが可愛くデザインされていたりと種類も豊富だそうです。



*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『Tears』 演奏:The Daydream
車の中で、サンヒョクがユジンに「約束してくれ」と言うシーンで流れる曲。
『Dreaming~piano solo collection - by The Daydream』に収録されています。韓国盤CDの入手につきましてはお近くのCDショップ等へお問い合わせください。
●『あなただけが』
ミニョンが1人で春川の家に帰るシーンで流れる曲。
オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に
収録されています。
●『はじめて』 番組用オリジナル
講堂でミニョンが弾くピアノ曲。
オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に
収録されています。

●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組
(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取
り扱い店で。

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第14話 「二度目の事故」


ミニョンのいるホテルへ出向いたユジンだったが、結局会わずに帰る。翌日、ポラリスへ出社したユジンはチョンアから包みを渡される。中には「初めて」のCDとミニョンからの手紙が入っていた。手紙を読んだユジンはミニョンがチュンサン本人であることに気付き、ミニョンを追い空港へ急ぐ。

空港でミニョンを見つけ、「チュンサン」と呼びかけるユジン。抱き合う二人。ホテルに戻り、チュンサンに話しかけるユジン。しかし、話をすればするほど、ミニョンはチュンサンとしての記憶がない自分の存在が無意味に思えてしまうのだった。

夜、チンスクからユジンが帰ってこないことを知らされたサンヒョクの元に、ミニョンから連絡が入る。サンヒョクにアメリカへ発つ決意を告げ、部屋で寝てしまったユジンを迎えに来るよう頼むミニョン。

翌朝、目覚めたユジンはサンヒョクを振り切りミニョンを追い、道路を突っ切る。迫るトラック。身を挺し、ユジンをかばうミニョン……。




●韓国ホテル事情
2002年にはワールドカップ開催地にもなり、ますます国際化の進む韓国。中でもソウルには高速インターネット完備のホテルや高級レストランが自慢の一流ホテルがズラリ。面白いのはそうしたホテルの等級の表示方法です。欧米や日本ではよく『5つ星』など『星』の数でホテルのランクを表現しますが、韓国では、事実上、国花と考えられている『ムクゲの花』の数でランクを示します。特1級ホテルはムクゲマークが5つ。1級だとムクゲマークが4つ、3級ではムクゲマークが2つになります。

一方、旅館(ヨグァン)には必ず温泉マークが看板などに描かれています。温泉マークはその建物が旅館であることを示す韓国では全国的に使われているシンボルマーク。温泉マークが描かれているからといって温泉地というわけではありません。


●韓国タバコ事情
ドラマの中でかなりひんぱんに出てくるのが登場人物たちの喫煙シーン。キム次長も立場上は上司に当たるミニョンの前でスパスパ。でも儒教の精神が行き届いている韓国では実は目上の人の前でのタバコは厳禁。キム次長の場合はミニョンよりも年上ということで許されているのかもしれません。

また、ドラマからは読みとれませんが、韓国でも公共の場所では指定の喫煙所をのぞいては全面禁煙。駅構内などでうっかり喫煙すると2万ウォン~3万ウォン(約1,850円~約2,780円)の罰金、タバコの吸い殻を道などにポイ捨てすると3万ウォン(約2,780円)の罰金になるので観光客は要注意です。



*参考文献 『Q&A 知ってナットク!韓国日常感覚』

                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『はじめて』 番組用オリジナル
ユジンがミニョンからもらったCDに入っていた曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に収録されています。
●『今でも』 作曲: イ・ジス
容態の急変したミニョンのためにユジンが祈るシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンなどでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。

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第15話 「過去への旅路」


昔の記憶を取り戻し始めたチュンサン。それを知ったサンヒョクはユジンの幸せを願い、ユジンとの結婚を正式に取りやめる。

退院したチュンサンはソウルにアパートを借り、ユジンは内装を手伝う。幸せな時間が流れる。そんなとき、高校時代の恩師ゴリラことパク先生がソウルへやって来て、ユジンらを呼び出す。みなが呼び出されていることを知らないユジンはチュンサンを連れて現れる。席を立つチェリン、追うサンヒョク、酒に酔ってチュンサンにからむヨングク。

翌日チュンサンは、ユジンをともないチュンチョン(春川)へ。少しでも早く記憶を取り戻したいチュンサンに、ユジンは思い出探しではなく、これからの二人を楽しもうと勇気づける。

ソウルに戻ったチュンサンは、ふとしたことからある記憶がよみがえる。それはユジンに借りたピンクのミトンだった。ミトンを探しに再びチュンチョンに戻ったチュンサンは、もう一つ、大切な記憶を思い出す。それは、大晦日のデートでチュンサンがユジンに伝えようと思っていた言葉だった。




●韓国マンション事情
ホテルを出て新居を構えたチュンサン。高級ホテルにずっと滞在していたくらいですから、借りた部屋もかなりの高級マンションなのでは?と勘ぐりたくなるところ。それはさておき、7階建てから15階建てのマンションが多かったひと昔前の韓国では、一番人気は3階~4階にある部屋でした。理由は『1階や2階に比べて静かで適度に日当たりもよく、何よりも3階~4階までの高さなら、コンクリート建てのマンションの中にいても窓から土の匂いがして自然と触れていられる気がするから』。そのため、一時はこの層が1番価格も高く、『ロイヤル層』と呼ばれていた時期もあったそうです。

高層マンションの増えた現在ではやはり人気は高層階に。とはいえ、面白いことに一番人気がある部屋は最上階よりも1階下(例えば26階建てならば25階)の部屋なのだそうです。理由は『最上階の部屋は日の当たる屋根に近く、暑い気がするから』。こうした考えは年配の方に多く、家族でマンションを購入する場合、『住むなら絶対最上階!』と主張する若い世代も増えていて、意見調整がなかなか大変なこともあるそうです。



*参考文献 『「冬のソナタ」をもっと楽しむ本』
『Q&A 知ってナットク!韓国日常感覚』

                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『すみれ』 歌:Ryu 作詞・作曲:ジョ・ドンジン
意識を取り戻したミニョンがチュンサンの頃の記憶をユジンに話すシーンで流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤
(JKCA-1002)に収録されています。
●『忘れないで』 歌:Ryu 作詞・作曲:Ryu
ユジンと別れた後、サンヒョクが泣きながら街を歩くシーンで流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。
●『星』 作曲:ハ・クァンソク
チュンサンが車の中から道行く女の子のミトンの手袋を見て、何かを思い出しかけるシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で

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第15話


一番大切な15話をHPから残すことを失敗していました。(T-T)

冬ソナ通り 15話詳しい内容・・・








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