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テーマ:犬のしつけ(383)
カテゴリ:ごめん、Pinkyが素晴らしくて
ピンシスビーチを2時間かけて、ゆったりお散歩してきたRottmammyとPinkyです。
ずっと、禁止していたボール遊びですが、波打ち際の固い砂浜部分でちょっとばかり堪能したピンさん。 いつもなら遠くへ投げたボールをバウンド無しにキャッチするのが自慢ですが、 今回試したのは近距離(1Mほど)でのキャッチーボール。 少し物足りないようで、わざとボールを落としては追いかけてのキャッチなんてことを やってのけるのはPinkyなりの工夫なんでしょう。 ギャラリーがいると張り切ってしまうので、敢て人がいない場所を選んで 久々のボール遊びを楽しみました。 今日の本題です! ★先日の手術を経験して、皆様にお伝えしたいこと 今回の手術は言葉や文章にすると、とっても簡単なものに感じるものかもしれませんが、 もしも、あなたのワンちゃんがPinkyの立場だったらどうなるか考えて見てください。 Q:あなたのワンちゃんは局部麻酔(イボ付近への麻酔の注射ですが、顔です)のみですが、その注射さえ打たせますか? 狂犬病の注射とは違って、顔、口、を想像して下さい。 Q:10秒間のレーザーでの切除とはいえ、診察室に入ってから手術が始まるまでの間と、 手術、そして術後のケアーと、手際よくあなたのワンちゃんは静止し、手術に協力できますか? Q:レーザーでのイボの切除は、『焼く匂い』と、飛び散る細胞の採集のためのバキューム(掃除機と考えて下さい)の音にも耐えなければいけません。あなたのワンちゃんは耐えられますか? Q:最終的に、あなたのワンちゃんはあなたを信頼し、そしてあなたと、あなたのワンちゃんが 選んだ獣医さん、そしてその他のスタッフを信頼しているかどうかです。 全身麻酔は、個体が眠ってしまうわけなので、どうにでもなるのですが、局部麻酔だとそういうわけにはいきません。 人間で例えると、歯医者での親知らずを抜く時の、あの緊張感とでもいえるでしょう。 ただ、違うのは、その緊張感を感じるのはあなたのワンちゃんであって、あなたはただの付添い人であるということです。 でも、その付添い人がしっかりと当人を安心させてあげなければいけないのです。 親知らずを抜いたことのある人は誰も同じ緊張感を感じていると思います。 歯医者さんで、 「でわ、一週間後の土曜日に親知らずを抜きますから、出来ればその後、家で安静にしていられる状態でいて下さいね!」 と、抜歯を予告されてからの一週間。 普通の歯と違って、凄い緊迫感がありますよね! しかも、ワンちゃんの場合は、その緊張感のもと、 「熱い」「痛い」 と、はっきりと感情を言葉に表せないわけですから、親としては精神的にも我が子と向き合い、 信頼関係で結ばれていないと、ワンちゃんの些細な感情や、行動は見抜けません。 たかが、人間の親指の第一関節程度のイボの切除。 だけど、それを『局部麻酔』にするか、『全身麻酔』にするかは 『ワンちゃんの性格』だけではなくて、『あなたと、ワンちゃんとの信頼関係』、 そして、『ドクターとワンちゃんとの信頼関係』にもつながるわけです。 もしもあなたのワンちゃんが、3歳くらいまでの仔犬だったら、 「イボの切除のついでに、全身麻酔してレントゲン撮って、避妊手術までしてしまいましょう」 と、言うことにもなるでしょう。 それ以上に「歯の掃除もしちゃいましょうか!」なんてドクターもいるかもしれません。 でも、もしもあなたのワンちゃんが7歳以上のシニア犬だったらどうでしょうか? 全身麻酔は『ここぞ』というときにしか使いたくないですよね? たかがイボですが、このままの状態にしておくと、何度も爪で引掻き、 傷口が開き、炎症を起こし、バイキンが入ってどんどんと症状は悪化していき、 行方は拳骨大の固まりへと変化して行くでしょう。 そして年齢も10歳を超えていればどんな病気へと発展するか分かりません。 ★さて、あなたのワンちゃんはいかがですか? 人見知りをするワンちゃんでもいいです。 たやすく人に触らせないワンちゃんでもいいです。 フレンドリーでなくてもいいです。 ただ、ただ、あなたとの信頼関係がしっかりと築かれていれば、あなたが信頼する相手を あなたのワンちゃんは信頼するでしょう。 言いかえれば、この過程を想像してみて、もしも、 「うちのワンコはダメだろうなぁー」 と、思った場合、『信頼関係を築けている』と思っている人でも、それは『信頼関係』ではなく、 それによく似た、ただの思い過ごしなのだということです。 ★今回のボヤ記は自慢でもなんでもありません。 日頃、わたしが訴え続けている『信頼関係』を計るひとつの『ものさし』として基準を想定して頂き、ワンちゃんとの日々の接し方を改めて考え直して欲しいのです。 何故なら、今、二桁の年齢に達したPinkyとの生活を通して、日々思うことがあるからです。 「Pinky、mammyの思う以上に育ってくれてありがとう」 彼女はmammyが思う以上に先を見越した行動をとってくれます。 彼女に感謝しない日はありません。 ★犬オウナーは言います 「番犬だから、人懐っこいと困るのです」 「この子は臆病だからねー、だから仕方ないんですよ」 「この子は気が強いからねー、だから仕方ないんですよ」 「この子は人見知りが激しいからねー、だから仕方ないんですよ」 「仕方がない」で済ませていても、ワンちゃんが獣医さんの処置を必要としたとき、 すべてあなたとワンちゃんの「信頼関係」にかかってきます。 ★わたしが今回の手術で感じたこと全てを文章に書き綴るにはとても無理があります。 何故なら、手術はあっという間に終了したし、Pinkyも毅然とした態度をとっていたし、 わたしも、プレッシャーは感じていたものの、 「Pinkyなら大丈夫」 という確信が100%あったから、思い通りに事は運んだのです。 だけど、これが他の犬だったら、、、、、、、と、考えたら、、 おそらくこの簡単な手術を局部麻酔で受けられるのは、ほんの一握りのワンちゃんではないでしょうか? あなたのワンちゃんが仔犬であっても、成犬であっても、あなたの考え方次第で 関係の修復は出来ます。 もしも、このボヤ記を読んで不安を感じた場合は、今、あなたはあなたの愛犬とどのように 時間を過ごすことが必用なのか改めて考えなおして下さい。 よろしければ本館のボヤ記で今日の画像公開してますので、覗いてやって下さいません。 click Rottmammy's World お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.14 00:40:29
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