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テーマ:愛犬のいる生活(77280)
カテゴリ:ごめん、Pinkyが素晴らしくて
(昨年の台風でこのレンガで囲われた部分が砂に埋もれていた) ピンさんの左後ろでは男の子が雀卓囲んでます (⌒▽⌒) 土曜日午後5時。いつもならこの時間はまだ外出、出来ない気温だけどなんだか涼しく感じたのでピンさんとビーチまで出かけた。 20分程かけてゆっくりとビーチの中ほどまで歩いていく。 途中、海の家から飛び出してきた小学生の女の子がピンさんをなでなでして喜ぶ。 母親は心配そうに見守る。 Mダックスを抱いたおじいさんが 「あれ?ピンキーちゃん?」 と、声をかけてきた。 「ずっと会えないなぁーって言ってたんよ。どうしてたん?」 「あはーーー、もうねぇー10歳なもんで、完全に涼しくならないと海には連れてこれないんですよー」 そんな会話から、あまり長距離歩いてはいけないことや、ボール遊びもしてはいけないこと、 いろんな禁止事項を話していると、おじいさんてば、コンドロイチンが膝にはいいとか、 フローリングを滑らなくする塗料があるから業者に頼んであげるとか、、 いろいろなことを教えてくれた。(^。^;) ちなみに、全部知ってるとは言えなかった。 そして海浜公園を歩いていると同じブラック&タンのMダックスがウォンウォンとピンさんに吠えてきた。 すると一緒にいたおねえさんが(と言っても50代くらいの方ですが) 「あらぁーひさしぶりですねぇー。最近ずっと見かけなかったけど元気してはるんですか?」 と、聞かれておじいさんに話した同じ内容を伝える。 「いつもテニスボールをラケットで打ってもらって、拾ってたよねぇー。ほんま、おねえちゃんとこの子はいい子やもんねぇー」 と言われてLitte Sisterが来た頃を思い出した。 前方ではライフセイバーたちが記念撮影をしている。 その横ではスケボーをするおにいちゃんたち。 海の家が立ち並び、海水浴客達で賑わい、あちこちでビーチバレーやフリスビーをしている人もいる。 海浜公園ではあちこちでバーベキューをする人たちが、酔っ払い、ダンスをし、子供たちが水着姿で走り回っている。 わたしたちがこの土地に越して来てから変わりない風景。 だけど、海の家のオウナー、ライフセイバーのメンバー、スケボーするおにいちゃん、そして海に遊びに来るワンちゃんたちは時の流れと共に変わっている。 砂浜で通りがかる人たち、ワンコちゃんたちに声をかけられ夏の夕暮れをピンさんと共に過ごす。 そろそろ帰ろうか!ピンさんにそう声をかけるが、足を踏ん張って帰らないと駄々をこねる。 ピンさんはたくさんの人に声をかけられ、もっともっとと催促している様子。 ゆっくりと来た道を歩きながらピンさんいろんな人とご挨拶をする。 前方からチワワとトイプーを連れた女性と、オールドイングリッシュシープドッグを2頭連れた女性が歩いてきた。 「あああ!ピンさん久しぶりぃーー!最近見ないから家族みんなで心配してたんよー。」 チワワ&トイプーを連れた女性が笑顔で近づいてきた。 いつもはキャンキャンと吠えるワンコたち。ピンさんの前ではおとなしく固まっている。 彼女は二年前までデーンを飼っていた。 わたしは彼女の妹と一番仲がよくて、いつも海で遭遇すると一緒によく歩いた。 そのデーンは6歳で突然天国へ旅立ち、半年後にトイプーを迎えた。 去年Little Sisterが旅立った日、家の前をたまたま彼女の妹が通りかかり、おねえさんと一緒にLittle Sisterにお別れをしてくれた。 「今年も暑いけど、ピンさんは大丈夫?元気にしてる?」 「はい!強制的に家で休ませる日もありますけど、毛艶もいいし、笑顔もいいし、よく食べるし元気ですよ!」 ロットワイラー、オールドイングリッシュ2頭、チワワ、トイプーで立ち話をしていると家族連れやカップルたちが立ち止まってわたしたちを眺めている。 数年前まではここにデーンと、ロットワイラーがもう一頭いたんやなぁー、、 他にはボーダーコリー、ラブ、シェパ、Little Sisterに負けないくらい大きなワンコたちや、 小さくてもピンシスと一緒になって遊ぶワンコたちががこの海にはいたんやなぁー、、 なんてあの頃を想い出し少し切なくなる。 少し歩いたところにある老舗の海の家のおばちゃんが声をかけてきた。 「今年もおねえちゃんとワンちゃん元気そうやね!」 「あはーー、おばちゃんも元気そうでよかった!」 また少し歩くと今度は海の男サブちゃんがいる漁師の家がある。 ピンさん、サブちゃんの匂いに誘われるようにサブちゃんの家まで歩いていく。 「今日はサブちゃん外に出てるかな?」 すると家の前の芝生の上に大将と一緒に出ていた。 『おおおおおおおお!サブたーーーーーーーん』 ピンさんおおはしゃぎでスキップしてサブちゃんの顔の前まで突進。 サブちゃんと二人で後ろ足を移動させての再会の舞を踊る。 「サブはますますきつくなってきてなぁー、この子ともう一匹雑種の白い犬しかあかんようになってもたわ」 大将が嬉しそうに二人の喜びの儀式を見つめる。 これだけお互い再会を喜ぶ割には、流石に海の女と海の男、3分も同じ空間にいれば納得してお互いの主人との時間に戻る。 そこからすぐ近くの海の家がここ数年のピンさんのお気に入りのスポット。 毎年いろんな海の家でピンシスと夏を過ごしてきたけど、ここが一番落ち着ける。 オウナーのポリシーなのかな、店員たちはlocalには必ず 「おはようございます」 などの挨拶をして、決して呼び込みはしない。ピンさんをなでなでしてかわいがってくれても店には呼び込みしない。 なんだかその気持ちというか姿勢が好きで安心して店の前を通れるし、 また、休憩はここでしようかな!って思えて、また店内でもくつろげるんだよねぇー。 今日もおにいちゃん、おねえちゃんたちが 「こんばんわ!」 と、声をかけてくる。ピンさんてばおにいちゃん、おねえちゃんたちに挨拶をすると、mammyに確認もとらず店内へ入っていく。 「ピンさんピンさん。今日はお客さんいっぱいいてるから、みんなびっくりしたらあかんし、帰ろうなぁー」 慌ててピンさんを追いかけてリードをつかむ。 するとピンさんお客さんたちの顔を順番に見つめながら店内を歩く。 誰一人怖がったり、嫌がる人はいず、みんな笑顔でピンさんのことを見つめ返す。 『mammy、休憩していこうなー』 目で訴えるピンさん。 だけど今日は土曜日だし、テラスでは団体がBBQパーティーやってるよ (^。^;) ピンさん、お座りからダウンして体張ってのお願い攻撃。 店内を一通り見回すmammy。みんな笑顔でわたしたちの様子を見守っている。 「じゃあ、生一杯下さい」 「ありがとうございまーーーす」 店員さんたちとピンさんから同時にお礼を言われて、ビーチの遊歩道に面した低いカウンター席に座る。 おねえちゃんにお水をもらうピンさん。 夏の夕暮れ時、ビーチバー、ピンさんと歩いてきたこのビーチで、想い出を胸に生ビールを口にする。 つづく、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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