老父のつぶやき

2015/02/10(火)23:47

歌うピアノ

コーラス(756)

先だっての合同練習では第九の話に及んでしまったが、あらためてうちの合唱団のピアニストであるSさんの底力を見た。同じ曲があるので比較が出来てしまうのだ。昨年は合同曲のピアノをSさんに引いてもらったのだが、今年のRさんと比べると身贔屓かも知れないが、Sさんの方が上である。Rさんもヘタな訳ではない。しかしRさんのがピアノを弾いていると表現するなら、Sさんのピアノは「歌っている」と表現すべきだ。私はピアノを弾けないし、そう聞くこともない。それでも違いは分かるつもりだ。コーラスの中で、特に我が団のように少人数の場合、ピアノはコーラスと対等に渡り合う。指揮者が中に入ったら指揮の代わりもしなきゃいけない。間奏は次の合唱への導入になるが、その曲想を伝えてくれる。このあたりの迫力がSさんにはある。お世話になってからそろそろ10年になる。音取りなんて面白くもない作業からコンサート本番まで付き合ってくれるスーパーウーマン。指揮者にダメを入れることもある。我が団の半分は彼女で成り立っている。感謝。  

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