自閉君にとっての10連休は地獄に近かったにちがいない。長男夫婦が2人の子供を連れて帰ってくる。また天敵みたいな妹が亭主を連れて帰ってきて、一緒に食事をするのだから気が気ではなかっただろう。「お兄ちゃんいつ帰る?」を何度聞かれた事か。自閉症の質問は合い言葉と割り切っている。彼は正確な答えよりも、ぶれない答えを望んでいるので、いつでも良いが、固定する必要がある。例えば「7日に帰る」という事にしてこれを繰り返すだけだ。仮に5日に帰っても彼は怒らない。固定された答えが欲しいのである。
普段いない奴がいるのが、どのくらい非日常的でストレスになったかは分からないが、二階の自室と1階を夜中に何度となく往復する。落ち着いていられないのだろう。甥と姪は(兄の子だが)まあ好き放題にする。(といってもジジババから見れば許容範囲だと思うが)それでも絶対に手を出さないのは叔父の自覚だろうか。5才の甥は危険と見れば逃げ出すだろうが、1才半の姪の方は無頓着だ。それでも自分が気に入らない事をされても、「こいつには触っちゃいけない」という意識が働いているように見えた。小さいのには荒事をしてはいけないと思っているらしい。
5泊もして長男は帰って行ったが、帰ってしまえばもうわが天下。彼は安心してよく寝る。
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