戦闘機に100兆円のカネをつぎ込み、京都大学のIPS研究の予算10億円を削る(かも知れない付きだが)と言う報道。役人が言ったか官邸が言ったかしらないが、どっちにしても憲法の精神からずれた、いや、真っ向からぶつかる考え方だ。
兵器はどこまで行っても人殺しの道具。「不戦」を謳う憲法とは矛盾する。矛盾でも何でも、既成事実を作ってそれを正当化するというのが55年体制から続く自民党のやり方だ。一方、IPSの研究は難病を克服できる可能性のある、人を生かすための道具だ。事業化までに一番しんどい時期である。この時期に資金を引き揚げるのはあまりにも近視眼的。
今毎年のようにノーベル賞受賞者が出ているのは数十年前の教育の結果だ。ジャマナカ先生もそんな中で生まれた。それが自由な発想のひらめきでここまで来た。戦闘機1機を削ればたちどころに数十年分が拠出できる。そしてまた、新しい産業への入り口にもなろう。
国家百年の計と言うが、アホな大統領にすり寄る大馬鹿がいると言うことだ。確実に国家は衰退する。「カネは生かして使え」と誰が言ったか忘れたが、もう少しマシな役人、政治家はいないのか。まあ己の後援会員を公費でもてなすのが悪いことと分からぬバカに言う方が無理か。
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