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カテゴリ:飲み食いの話
一升瓶の日本酒を飲みきったので嫁の父上が言付けてくれたウィスキーを頂くことにした。嫁の実家は明石で、地のウィスキー「あかし」というマイナーな銘柄だが、トリスよりははるかにうまい。
よく、「蒸留酒は体にいい」と言う人がいるが、酒類が体にいいかと言うと、良くもあり悪くもあると言う表現にしかならないだろう。糖尿病すれすれの人が「焼酎やウィスキーなら大丈夫」なんて言っているが、「死んでみなきゃ分からんぞ」と思うのである。蒸留酒の特徴はほとんどアルコールと水以外のものを含まないことだが、アルコールは代謝して酢酸と水に分解される。蒸留酒でないものはこの他に糖類の代謝を行わなければならない。その分臓器に負担がかかることは確かだ。 酒に限らず「体にいい」食べ物、飲み物が横行する。毒でなきゃみんな体にいいはずだと思うのだが、何か特定のものを気にしつつ食べだして、何となく調子がいいと思い込んだら「これは体にいい」と言い始める。が、これは大きに「思い込み・感想」でしかない。「同時期にその物を食べなかった自分」が存在しないからだ。何か指標を決めて、相当長期間「食べる・食べない」を選択した生活をする人を相当数集めてから効果をうんぬんするのでなければ無意味である。 また健康食品によくある、「○○に効くと言われています」と言う言葉もくせ者。「誰がいつ、こう言う研究を発表しました」から始まらないと、「誰が言ってるの?」「みんな言ってるよ」と言う子供が欲しいものをねだる時の常套句と同じレベルになってしまう。 健康でいるのに手軽な方法はあるまい。バランスのいい食事と適度な運動が一番の近道だろう。酒も自分の処理可能な量を超えないことだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
酒も自分の処理可能な量
日本人は、このキャパが少ないそうです。 日本酒、ワインがメインです。 ウィスキーは飲まなくなりました。 トリスとの比較はないでしょう。 (2019年12月03日 10時29分12秒)
maki5417さんへ
トリスはさすがに比較が悪かったですね。(笑)匂いだけでかぎ分けられますから。 アルコール脱水素酵素の話になります。遺伝的にこれがない人もあるそうなので無理に飲ませてはいけないと教わりました。ウィスキーはアルコール10%くらいの水割りですね。 (2019年12月03日 22時16分32秒) |
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