老父のつぶやき

2021/12/07(火)17:30

鬼の霍乱

健康のこと(326)

鬼も70になるとだいぶ神通力がなくなるのか、姉の葬儀に母の1周忌法要でやや疲れが出たようである。ちょっとダル重感を感じて体温を測ったら何と38.3℃。これは仕事にもならんなと思い、行きつけの病院に高熱のため電話してみたら、なんと時間外扱いで保健所の指示を受けたと言うことで来て欲しいと言う。11時前の話だ。 言われる通りに行って見たら、受け付け前の放射式体温計は36.3℃。受け付けで測温すると38℃。表面温度を測る方法ではこの時期誤差が出やすいと聞いてはいたが、かなりひどいもんだ。とにかく発熱外来へと行くように言われ(もちろん案内はつかない)PCRと血液検査、酸素飽和度計とコロナ3点セットのような扱いだ。もちろんそれなりの必要条件を満たしているのだから当然だが。酸素飽和度計がまたくせ者。「手が冷たいね」と看護師が言う。確かに彼女の手が温かい。飽和度78%。重症の部類ではないか。「このメーター手が冷たいと低く出るのよ」懸命に温めてもらい、96%になった。指を挟むだけで測れるのだから便利だなと思ってはいたが、その道での苦労もあるようだ。 少し緊張が解けた所為か、急に寒気がして、眠くなってきた。次に吐き気に襲われ、3度ばかり吐いただろうか。PCRは陰性と出て、CTとX線撮影。さすがに歩く元気は失っていた。良くも女房に付き添ってもらっていたものだ。一人で車を運転して行ってたら帰れなかったかも知れない。症状がどんどん悪くなった。 帰りには座るのもおっくうになり、後席に転がっていたが、彼女のブレーキはヘタ。何度か転げ落ちそうになった。 そして一夜明け、見事に熱は下がり、食欲も出てきたが、医師の勧めで消化器内科の外来へ。1年前に大腸の腫瘍を切ってくれた先生だ。少し落ち着いて、孫の持ち帰ったRSウイルスにかかった娘との話をしたら納得され、追加の薬を処方してもらい帰ってきたが、この年での発熱は辛いものがある。

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