老父のつぶやき

2023/12/15(金)23:30

裏金騒動

西村康稔前経産大臣は兵庫県明石市を選挙区とする衆議院議員だ、ということを改めて知った。朝日新聞地方版に「100万円くらいでやめさすことないやろ」との支持者の声が載っていたが、この感覚の持ち主が自民党の支持層だということだろう。私には到底できないが。 パーティー券に近いものは私も買わされたことがある。とある下請け企業にいた時に、元請けから「親睦会をやるから出席してくれ」と案内が来て、行ってみたらどこかの梅林?だったかの入園券を強制購入させられた。いやといえば注文を出さないぞ、ということだ。これに近い事が「パーティー」として行われていたことは容易に想像がつく。 今回の裏金騒動は、その業務に携わっていた人がいかにもやり、やられそうな事を発言しているのが特徴で、「裏金は帳簿に載せるな」なんて誰でも言いそうだ。「そんなことないやろ」などというような疑問は微塵も感じない。説得力のあるレポートだ。 「政治には金がかかる」と、昔から言われている。じゃあ何にどのくらいかかるんだというとダンマリを決め込む。非常に不透明な部分で、公開はまず期待できない。政治資金規正法は字からして間違っているのではないか。「規制」するべきだ。字面から見てもザル法だ。決めた規則の抜け道を伝授していった結果が今回の騒動だろう。 別の記事に「前明石市長を内閣へ」などという主張もあった。泉氏は口は悪いようだが、民衆の支持は厚く、辞職後再出馬して当選するような行政をしてきた。明石市に転入する人が増えたというほど子育て支援政策を進めた。遠く離れた埼玉でも彼が応援する首長を当選させたという。いざという時に「発言を控える」というのはうやむやにすることの第一歩。信頼できない者の証左だ。 派閥解消という旗は振られるが、いつの間にかまたできている。「みんなで渡れば怖くない」の理屈だろうか。「金わたしゃ良いだろ」の変な資本主義が罷り通る間は良い政治にはなるまい。

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