老父のつぶやき

2024/05/26(日)23:42

自閉くんのプール教室

自閉症と共に(248)

自閉くんを姫路のプールに連れて行った。コロナ明け以降、親がついてはいるのが条件になっている。コロナのことで、たくさんいたボランティアの指導員も特別支援学校のOB(既に退職)2人になってしまった。 「Tくん(うちの自閉くん)変わりませんねえ」「本当に(続いているだけで)ほとんど変わりません」「いや、そんな意味じゃなく、40すぎると急に老け顔になる人が結構多いんですよ。若い時と見かけが変わらないな、という事でして」なるほど、そういう意味だったか。「よく20年も続けましたね」う〜ん、それはお互い様。先生という求心力があればこそ続いたとも言える。 毎日見ているから少しの変化なんか分からないけれども、他人が見る方が正確だろうと思う。そうか、20年前といえば私は50代だったはず。プールの駐車場が狭いので運転要員としての仕事だった。プールは彼にとって数少ない楽しみのようだ。初めはバタ足もできず、また他の子を見ても自転車のペダルを漕ぐようにバシャバシャと飛沫を上げるだけだったが、次第に膝を曲げずに水を蹴ることがわかってきて、ボードやヘルパーの力を借りてだけれども一人で泳ぐことができるようになった。 レーンの中での右側通行も守れるようになった。何よりレーン貸切にしてもらえることがありがたい。これは特別支援学校OBの力が大きいと思う。最近は小さい子供が増えてきて、若い親も一緒にプールに入っている。若い子が参加してくれるというのは次に続く力になる。何よりも続けていくことが大切だ。 親の中では私が飛び抜けての高齢者だと思う。それでも水中歩行をやった日は持病の右膝の調子が良くなる。やはり体重が軽くなるからだろう。それからすると、もう少し痩せたほうがよさそうだ。

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