老父のつぶやき

2024/10/05(土)23:14

しぼむ石破風呂敷

視・紙・誌面から(1843)

初めての首相所信表明で、ずいぶん総裁に就任する前と後で言う事が違うなと言う印象を受けた。結局のところ派閥的なものは解消されないんだなという気がする。 高市氏が「おまえなんかと一緒にはやれねーよ」と、自民党幹部職をすべて蹴ったというが、まあこの辺が派閥の始まりなんだろう。本来なら党を割るのがスジだと思うが、「自民党」の看板は捨てられないのだろう。まあ、各々が「我こそが自民党」と思っているに違いないけれど。 党内基盤が弱い人がまとめ役になると、どうしても顔色を窺う事になってしまい、こういう事になるのだろうが、結局何も変わらないというのであれば、看板の掛け替えに過ぎない訳だが。 それにしてもかくも簡単に「裏金議員」を公認し、(正確にはまだ決まってないか、選挙日程しか表に出ていない)分けの分からぬ「アベノミクス」を継承して中小業者を片づけていくかな。地方創生も人がいてこその話だ。ビジョンを語るのは結構だが、そこからの具体化は見えない。 有権者の方にも問題はあるかも知れない。「支持政党なし」が過半を占めようとする中、投票率と照らし合わせれば「支持政党なし=参政放棄」ではないのだろうか。私が学生だった頃には共産党の選挙運動は「紙爆弾」と呼ばれて、選挙の時には、それは大量にビラ撒きがされていた。経緯は忘れたが、それが規制対象になって以降、急激に投票率は低下したような気がする。そういえばこの間京都に行ったが、昔のようなビラ撒きは見かけなかった。 今、投票率の高いのは高年齢層と聞くが、投票所に足を運ばせる今のやり方はかなり合わなくなってくるのではないだろうか。郵便投票をやっている国があるのだから、ネット投票だって出来そうに思うが。政府の方針には合わないのだろうか。 退屈な選挙になりそうだ。争点は見えない、裏金も分からないでは。

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