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テーマ:自分で修理!(136)
カテゴリ:DIY
経本に「御文章」というのがある。浄土真宗本願寺はでは「ごぶんしょう」と読み、大谷派では「おふみ」と読む。日本史では蓮如上人が布教を目的に門徒衆に出した手紙をまとめたもの、と教わった。
カタカナと漢字が用いられ、平易な文章とされているが、「ネ」と発音すべきところに「子」の漢字があててあったりして、初めて読んだ時には「なんだこれ?」と思ったものだ。古典ではあるが、話し言葉に近いもので、部分的には係り結びが適用されていない「いいかげんな」ところもある。文語から口語への過渡期か、布教のために平易なものとした名残かも知れない。 さて、奥付から見ると、昭和40年の印刷らしいので私の祖父の1周忌に新調したものではないかと思われる。60年の荒波?で、綴じ糸が切れてしまい、いずれはバラバラになりそうなので直す事にした。和綴じは1本の糸で裏も表も同じように綴じ、背や上下にも糸を回す。 ![]() これが表の表紙だが、既に直したあとなのでしわが寄ったりしてただの古本である。糸の通しかたは正に一筆書きだが、穴には複数回糸を通しても良いと言う条件だ。ただしスタートもエンドも裏表紙側にする、と言う設計思想がある。 ![]() こっちが裏表紙で、左手で持っているところが極端に傷んでいる。見る人が見れば分かると思うが、設計のまずさが出て、中央のところだけ二重に糸が走っている。スタートとエンドは糸が丸まっているのですぐに分かるだろう。何となく下から二番目の穴から始めてしまったが、多分3番目の穴から始めれば良かったのではないだろうか。まあ、ばらばらになるのをふせぐための細工なので、目的は達している訳だが。 この作業には少し長い7〜8cmほどの針を使った。女房が見つけてくれたのだが、元は娘が家庭科の教材で買った(買わされた?)ものらしい。使った形跡は全くなかった。多分25年ぶりくらいに日の目を見たのだと思う。 理屈を考えずに手を動かし始める悪い癖だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年11月11日 18時55分38秒
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