孫のとんち
孫1号は小学6年生。来年は中学生になる。この書類は見ちゃダメだよ、と形態は分からないが先生から書類を渡されたそうだ。彼は何が書いてあるか知りたかったので、友達に渡して「読んでもらった」という。まるで一休禅師の「このはしわたるべからず」みたいなものだが、漫才ネタにもなりそうな話を聞いて笑ってしまった。小さい頃はだじゃれを良く言う子供だったが、一皮むけたか。余りサラリーマンにはむかない性格かも知れないが、イノベーションのスターターになる可能性もありそうだ。見事な発想の転換という評価もあるだろうし、発達障害の疑いがあるとも言えそうだ。しかし私も似たようなことをやっていたような気もする。さすがに60年前の記憶だからおぼろだが。小学校が遠く、歩いて1時間近くかかるので、色々と夢のようなことを考えながら通っていた。次に小学2年生の孫2号。「物まねをするから、何でも言ってみて」始めは「ゾウ」「ウサギ」などと比較的イメージの出来るものを並べていたが、「豆腐」というと少しばかり考えてから腹ばいになって「ぷよん、ぷよん」と言い出した。これもこれで特徴を良くつかんでいる。「じゃあ、こんにゃく」ぷよん、ぷよんが「ぺろん、ぺろん、に変わった。これもこれどそんなものだろう。「じゃあ「せんせい!」これには少しばかり面食らったようだが、「こら!そこ話してんじゃない!〕と「指導」していた。これは時々やると参観日よりも面白いかも知れない。でも、自分なりに表現を時間をかけずにまとめて行くのはなかなか簡単なことではない。頭の回転の速い子なのかも知れない。