USB-Aの修理
修理とは言えないな、交換である。最近はモバイル電池が普及して、モバイル電池で直接駆動するものが増えてきた。しかしそれにつれて機械的な強度に問題のある商品も出回っている。折り曲げの力のかかるところは太い線を使って欲しいが、コスト削減で細いのがあり、切れてしまったのが今回のファン付き空調服だ。暑い屋外での労働のために、扇風機で外気を服の中に取り込み、汗の蒸発熱を奪おうと言うもの。USBはどんな人でも使うメモリだが、その金属部になるのがUSBのA型だ。その構造は4本の電極のうち両外側の電力供給線を使っているだけなので、断線した部分を切り離し、新しい物に交換するだけだが、極性を間違うとモーターは逆回転する。パーツは3つだけだ。まず芯になる電極アセンブリ(とでもいうのかな)。規格の図を見ると外側2本に電力が供給される。ベースのプラスチックが下になって書いてある図が多いので、方向を間違えないように気をつけなければならない。線は左の方から入ってくる。この写真では上になっている面が規格図では下になる。一番手前になっている電極が+5V,一番奥がGNDとなる。カバーのメス側 大きな2つのボッチが電極を固定してくれる。カバーのオス側。バラバラで届くので間違えないようにセットを選ぶ。電極アセンブリにコードをハンダ付けし、メスカバーに載せて電極の位置を決め、オスをパチンとはめればそれで終わる。手が2本しかないので作業中の写真はありません。(笑)極性も正しかったようで、正常に回っている。しかし7.4Vで動作する服に比べるとやっぱり風が弱い。でも電池は圧倒的に安いし、スマホ用にも流用できるからまあどっこいどっこいかな。