防除
畑の主力が家に近くなっただけに現在は毎朝キウリやナス、ピーマン、トマトをとっている。ついつい欲をかいて、熟れているものばかりに目が行くが、ふと足もとを見るとフンがいっぱい落ちていた。あ〜イラガだ。頭の上には柿の木があり、よく見れば結構かじられている。考えてみると防除もせずにほったらかしだった。渋柿もやられてるよ、と女房の弁。早速スミチオンの散布にかかる。モッコクも先日からハマキ虫の茶色が目立ってきているのでこれもやらなくちゃならない。電動の噴霧器で1時間ちょっとで終わったが、60Lほど撒いた勘定になる。女房は農薬と聞いただけで逃げてしまうのだが、スミチオン(有機リン剤)は接触毒で昆虫の神経系に作用し殺虫するのだが、人間の神経系にはそもそも効かない。残留性も少なく、1週間で自然に分解するのだが、いくら説明しても近づこうとしない。彼女のDNAには仮面ライダーのものがあるのか?それにしても暑い。農薬で濡れるのがいやで、空調服を使わなかったので、上半身のシャツは汗でベトベトだ。冷房の中に飛び込んで気がついたら、その汗がズボンの方に下がってきて、下半身まで濡れてきている。熱中症になるよりはよほどマシだが、まあ大量の汗をかいたもの。結局シャワーを浴びてすっきりした。こういう状況の時は、女房が毎年作ってくれる梅シロップが一番うまい。梅干しを一度凍らせ、ほぼ同量の氷砂糖を混ぜてとけるまでおいておく。そのままだと酵母が生えてくることがあるので、濾し分けてから一度70度くらいまで加熱し、保存する。今飲んでいるのは去年の作品だ。クエン酸たっぷりで、代謝を上げてくれる。昼食はいつもよりやや塩分を過剰にとっておく。決して濃いのが好きな訳ではないが、汗で出て行った分の補給はしておかないと。街のラーメン屋のはやはり塩辛いと思う。